専門学校と連携している通信制高校おすすめ3選!通信制高校に入学するメリット・注意点も解説

通信制高校

「専門学校と提携している通信制高校を知りたい!」

「専門学校と提携していれば、この先の就職など将来の選択肢が広がる?」

 

「専門学校」と提携している通信制高校では、卒業後に専門学校へ入学しやすくなるため、魅力を感じるかもしれません。

 

また、専門的な科目を学べるコースを提供する専門学校と連携した通信制高校が増えています。これらの学校では、特定のスキルや知識を身に付け、就職活動を有利に進めるための資格や実務経験を得ることも可能です。

 

この先の将来を考えて、「専門学校と提携している通信制高校がいいのでは?」と思われるかもしれません。

 

この記事では、専門学校と提携している通信制高校をピックアップして紹介します。

 

それだけでなく、通信制高校と専門学校の基礎知識から、「専門学校と提携している通信制高校を選ぶべきか?」も、解説します。



本記事では、息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。

 

・通信制高校と専門学校の知っておくべき基礎知識

・専門学校と連携する通信制高校に入学するメリット

・専門学校と連携する通信制高校に入学する際の注意点

・専門学校と連携する通信制高校おすすめ3選

・通信制高校から専門学校に入学する方法 

・専門学校と連携する通信制高校への入学を検討中のご家庭からよくある質問

 

お子さんに最適な学びの場を選びたいとき、不登校の問題を根本的に解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。

 

ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決する支援を提供する『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。

 

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親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には主体的に再登校を果たしてくれました。また、親子関係がよくなり、今では子どもと過ごす時間が前よりもっと幸せなものとなっています。

 

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1.通信制高校と専門学校の知っておくべき基礎知識

1-1.専門学校への入学には高卒資格取得が不可欠

「専門学校」という名称は、「専修学校」のなかで、特定の基準を満たした学校が使用できるものです。学校名に「専門学校」を含めるためには、「専修学校専門課程」として各都道府県の知事から認可を受ける必要があります。

 

専修学校とは、学校教育法第124条で定められた教育機関のことです。認可条件は以下のとおりです。

  • 修業年限が1年以上
  • 年間授業時間が800時間以上
  • 常時40名以上の生徒が在籍

また、「専門学校」へ入学できるのは、高等学校または高等専修学校(3年以上の課程)を卒業した人に限られます。

 

ただし、提携している専門学校がある通信制高校の場合、通信制高校の授業の一環として、専門学校が提供する専門的な授業を受けられます。他にも提携している専門学校へ、入学しやすくなるケースが多いです。

1-2.高等専修学校と高等専門学校の違い

専修学校には、専門学校の他にも、高校生が通える「高等専修学校(専修学校高等課程)」や「高等専門学校(高専)」があります。これらも実践的な職業訓練が目的です。

 

ただ、これら2つは、異なる教育機関であり、以下の違いがあります。

高等専修学校
  • 主に職業訓練に重点を置いた学校であり、卒業しても自動的に高校卒業資格を取得できない
  • 高卒資格を得るためには、定時制高校や通信制高校などと提携している高等専修学校を修了する必要がある
  • 提携している場合「技能連携校」と呼ばれる
高等専門学校
  • 5年間(商船系学科は5年半)学び、必要な単位を修得することで高校卒業資格を得られる
  • 学校教育法第1条で定められた「1条校」に分類され、専修学校とは別の区分

「少しでも早く調理師免許が欲しい」など夢が明確なお子さんは、高等専修学校と通信制高校が提携している「技能連携校」を選ぶ場合もあります。

1-3.専門学校以外に専門科目を学べる学校一覧

専門学校以外にも、職業教育を提供する「各種学校」と呼ばれる教育機関があります。これも都道府県知事の認可を受けた施設ですが、入学条件などの面で専門学校と大きく異なります。

 

また、認可を受けておらず、法的な基準に縛られない「フリースクール」と呼ばれる教育施設も存在します。

 

これらの学校は、入学資格や授業内容、修業期間などが柔軟で自由度が高い反面、学割や奨学金、公的な教育ローンなどの支援を受けにくいという特徴があります。〇〇学院、〇〇スクール、〇〇アカデミーなどといった名称の予備校をイメージするとわかりやすいでしょう。中には「〇〇専門学院」といった、専門学校と紛らわしい名前を使用している学校もあるため、注意が必要です。

 

自分が専門学校だと思っていた学校が、実は違う分類の教育機関だったというケースも少なくありません。

 

すべての専修学校専門課程が「〇〇専門学校」と名乗っているわけではないため、専門学校への進学を検討している場合は、必ず希望する学校がどの種類の教育施設に該当するのかを事前に確認しておくことが大切です。

1-4. 通信制高校卒業後の専門学校への進学状況

政府による学校基本調査(令和5年度)によると、通信制高校からの進学先として、大学・短期大学への入学者が18,454人だったのに対し、専修学校へ進学した人数は18,695人でした。専門学校を含む専修学校を進学先として選ぶ人の方がわずかに多いことがわかります。

 

参照・参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「学校基本調査|令和5年度|卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)」

2.専門学校と連携する通信制高校に入学するメリット

2-1.提携している専門学校に進学しやすくなる

提携先の専門学校や姉妹校へ進学する場合、学校から推薦を受けられたり、入学金や授業料が一部免除されたりする制度を設けている学校もあります。

 

専門学校への進学を考えている人にとって、これを活用しないのはもったいないです。進路に迷う時間を短縮し、安心して夢に向けて一歩踏み出せるメリットがあるので、ぜひチェックしてみてください。

2-2.全日制高校に通うよりも早く資格を取得しやすい

全日制高校では、専門学校の授業を受けるにはまず高校を卒業する必要があります。

 

しかし、高等専修学校と通信制高校が連携した、「技能連携校」ならば、高校の学習と並行して専門的な知識や技術を学べるので、在学中から将来の夢に向けた準備を進められます。

 

例えば、美容師を目指す場合、「全日制高校+専門学校」という進路と比べて、2年も早く国家資格を取得することが可能です。

 

将来の夢がお子さんのなかで決まっていて、「できるだけ早く実務に就きたい」「学費を抑えたい」という場合には、高等専修学校と連携している通信制高校への入学も一つの選択肢です。

2-3.第一線で活躍するスペシャリストから技術を教われる

専門学校や高等専修学校と連携した通信制高校では、業界の第一線で活躍するプロフェッショナルから、直接技術指導を受けられる場合があります。

 

中には「現役のプロフェッショナル」だけを講師として迎えていることもあり、より実践的なスキルを習得できるのは魅力でしょう。

 

また、専門学校では本格的なプロ仕様の設備や充実した環境が整っており、実際の職場さながらの経験を積めるのも大きな利点です。

3.専門学校と連携する通信制高校に入学する際の注意点

専門科目を学ぶコースを選択すると、一般的な通信制高校よりもスクーリング(通学日数)が増えることがありますが、それでも全日制高校と比べれば登校日は少ないです。

 

自宅で過ごすことが多いと、どうしても外出の機会が減ってしまい、そのまま外へ出られなくなってしまうことがあります。学校がない日も、意識的に外に出る機会を作ることが大切です。

 

また、専門学校と連携した通信制高校への進学は、お子さんに「美容師になりたい」「調理師になりたい」といった強い意志があり、お子さん自らが望む場合のみ、検討できる選択肢です。

 

お子さんが不登校を経験しているとき、「専門学校と提携している通信制高校ならば将来につながるのではないか」とお子さんを思う気持ちから、親御さんがお子さんへ勧めてしまうかもしれません。

 

「親が勧めるから」という理由で入学すると、本当にお子さんのやりたいことではなかったとき、やる気が出ず、再び不登校となる場合もあります。

 

また、親が言うからやる、という状況は他責思考にもつながりやすいです。学校で何か困ったことがあった際、「親が勧めたから行ったのに、自分は行きたくなかったのに、親のせいだ」という考えになっていきます。

 

学校で抱えた問題を、自分の責任として捉えられないとき、解決に向けて自ら行動することができません。そのまま問題を抱え続け、限界が来たときに、再度「学校に行きたくない」という気持ちが生まれてしまいます。

 

専門学校と提携している通信制高校は、お子さんの夢が明確で、お子さん自身行きたいという場合は、夢を叶える近道となるかもしれません。

 

ただ、そうでない場合、再び不登校につながるリスクがあることを知っておきましょう。

4.専門学校と連携する通信制高校おすすめ3選

4-1.飛鳥未来高等学校

【飛鳥未来高等学校がおすすめの人】

  • メイクやネイルなどの資格を取りたいお子さん
  • 服装は自由が良いお子さん
  • いろんな行事に参加したいお子さん

飛鳥未来高等学校は、自分のスタイルに合わせて専門分野の学習を進めたいお子さんにおすすめの通信制高校です。

4-1-1.飛鳥未来高等学校の基本情報

特性 全国各地で大学・専門学校を運営
費用 要問合せ
公式HP https://www.sanko.ac.jp/asuka-mirai/
事例・実績

4-1-2.飛鳥未来高等学校の特徴

飛鳥未来高等学校は、全国各地で大学や専門学校を展開している「三幸学園」が運営する通信制高校です。生徒は自分のペースで通学しながら、高校卒業資格を無理なく取得することができます。

 

さらに、医療、スポーツ、美容など多岐にわたる専門分野の姉妹校が揃っているため、在学中から専門的な知識や技術を学ぶことも可能です。例えば、美容師を目指すコースでは、姉妹校であるビューティーアート専門学校に通いながら学び、高校卒業と同時に美容師免許を取得することができます。

 

また、スポーツ大会や文化祭などのイベントも充実しており、学校行事を通じて友人との楽しい思い出をたくさん作れるでしょう。

4-2.ルネサンス高等学校

【ルネサンス高等学校がおすすめの人】

  • 地方や海外に住んでいて、インターネットを使いながら学習したいお子さん
  • 高校卒業の資格取得だけでなく、夢の実現に向かう活動をサポートしてほしいお子さん

ルネサンス高等学校は、高校時代を自分のペースでフル活用したいお子さんにおすすめの通信制高校です。

4-2-1.ルネサンス高等学校の基本情報

特性 ハリウッド美容専門学校との提携
費用 要問合せ
公式HP https://www.r-ac.jp/
事例・実績 https://www.r-ac.jp/comment/

4-2-2.ルネサンス高等学校の特徴 

ルネサンス高等学校では、独自のカリキュラムを通じて美容師国家試験の合格率98%(第21回国家試験/全国平均80.5%)を誇る「ハリウッド美容専門学校」と提携し、質の高い美容教育を提供しています。「美容師養成コース」を選択すれば、在学中の3年間で美容の基礎をしっかり学べるため、早い段階で美容師としての道を切り開けるでしょう。

 

高校に通いながら美容の専門知識を学び始めることで、卒業後に他の人よりも早く美容師免許の取得が目指せます。また、在学中に豊富な経験を積むことで、就職後の現場でも一歩先を行くスキルを身につけられるでしょう。

4-3.ID学園高等学校

【ID学園高等学校がおすすめの人】

  • オンラインと通学を組み合わせて学習したい
  • 高校卒業資格取得と自分の時間確保を両立したい

ID学園高等学校は就職・専門学校・短大・大学のサポートが手厚く、進路決定率は100%の実績を持つのが特徴です。

4-3-1.ID学園高等学校の基本情報

特性 東京ビジュアルアーツとの教育連携
費用 要問合せ
公式HP https://id.ikubunkan.ed.jp/
事例・実績

4-3-2.ID学園高等学校の特徴 

ID学園高等学校は、130年以上の歴史を持つ郁文館夢学園が2020年4月に設立した通信制高校です。エンターテイメントやクリエイティブ分野に特化した「東京ビジュアルアーツ(TVA)」と提携し、ID学園に在籍しながら専門的な知識を学べる「東京ビジュアルアーツ専門講座」を2022年4月からスタートさせています。

 

この講座では、7つのジャンル・全24種類の講座から自由に選択でき、通信制高校の特長である“自由な時間”を活用して、専門スキルを習得できます。自分の興味に合わせて、エンターテイメントやクリエイティブ業界で活躍するための第一歩を踏み出せるプログラムです。

  • 写真(フィルム写真基礎、写真編集基礎、カメラ基礎)
  • 映像(映像制作基礎、撮影機材基礎、デザイン基礎)
  • 音楽総合(PA基礎、照明基礎、レコーディング基礎、Vocal基礎、バンド基礎、DTM基礎)
  • 特殊メイク(特殊メイク基礎、ヘアメイク基礎、フィギュア制作基礎、色彩学)
  • マスコミ出版・芸能(ライティング基礎、OFFICE基礎、ライブ制作基礎、ホームページ制作基礎)
  • パフォーミングアーツ(演技基礎、発声・発音基礎)
  • ダンス(リズムトレーニング基礎(HIPHOP)、ボディーコントロール基礎)

5.通信制高校から専門学校に入学する方法 

5-1.AO入試

AO入試は、受験生の「学力」よりも「やる気」を重視して合否を決めるのが特徴です。専門学校では、意欲のある学生を迎え入れたいと考えているため、情熱を持った学生にとっては非常に適した試験と言えます。

 

エントリーは例年6月頃からスタートし、9月頃に出願を行います。その後、書類審査や面接などを経て最終的な合否が決定されます。

 

学力試験が必須ではないこと、早い段階で進路が確定すること、また入学特典が用意されていることなど、多くのメリットがあり、積極的に活用したい試験制度です。

5-2.推薦入試

推薦入試には、大きく分けて3つの種類があります(以下に表としてまとめます)。

種類 補足
指定校推薦 進学先の学校が指定した高校の生徒だけが応募できる制度です。校内選考で成績や生活態度などを評価され、選ばれた生徒のみが出願資格を得られます。
公募推薦 進学希望先の学校が定める出願条件(成績基準など)を満たし、高校から推薦を受けることができれば出願可能です。指定校推薦とは異なり、応募すれば必ず合格するわけではありません。
自己推薦 自分で自分を推薦する形式の入試です。AO入試とは異なり、高校時代の活動実績や自己PRが重視されます。学力や資格、実績が問われ、いかに自分の強みをアピールできるかが合否を左右するポイントとなります。

5-3.一般入試

専門学校の一般入試は、学校ごとに評価基準が大きく異なります。書類審査のみで合否を決定する学校もあれば、医療・看護系のように国家資格取得を目指す学科では理数科目の筆記試験を重視することもあります。

 

また、建築や美術系の学校ではデッサン試験、スポーツ系では体力測定、保育系では楽器演奏などの実技試験が課されることもあります。同じ分野であっても入試内容が学校ごとに異なるため、受験を希望する学校の試験内容や出題傾向を事前にしっかりと調べ、対策を練ることが重要です。

 

一般入試の最大のメリットは、AO入試や推薦入試などとは異なり、複数の学校を併願できる点です。ただし、出願期間や試験日程は学校や学科によって異なるため、志望校のスケジュールを早めに確認し、計画的に準備を進めましょう。

6.専門学校と連携する通信制高校への入学を検討中のご家庭からよくある質問

6-1.通信制高校に落ちることはありますか?

通信制高校の入試は、基本的に不合格になることはほとんどありません。

 

中学校で不登校だった生徒でも、本人が学びたいという意欲があれば、登校日数が多く学校行事が充実している学校や、生徒の成長を支援するために多様な学習プログラムを用意している学校などに進学することが可能です。

6-2.通信制高校に入学したら人生は終わりますか?

結論として、通信制高校を卒業したからといって「将来が閉ざされる」ということはありません。就職率や大学進学率を見ても、全日制や定時制高校と比べて大きな差がないため、心配しすぎる必要はないかもしれません。

 

ただし通信制高校は、毎日通う必要がなく一般的な全日制高校の生活とは大きく異なります。オンラインコースを選べば、登校が必要な日数は年に4回程度です。

 

家にいる機会が多くなると、そのまま外へ出られなくなってしまうこともあります。

 

明確な目標を持って通信制高校へ入学する場合、お子さんは人生の目標にむかって進むことができますが、「不登校になったから」という理由で選択してしまうと、お子さんの将来のためにならないかもしれません。

6-3.高等専修学校と通信制高校の違いは何ですか?

高等専修学校は、高校卒業資格の取得よりも実践的なスキル習得に重点を置いています。一方、通信制高校は教育を中心とした学びの場であり、お子さん一人ひとりへのサポート体制がしっかりと整えられているのが特徴です。

7.まとめ

専門学校と連携する通信制高校に入学するメリットとしては、全日制高校に通うよりも早く資格を取得しやすかったり、第一線で活躍するスペシャリストから技術を教われたりする点が挙げられます。

 

その一方で、通信制高校での学び方は、一般的な高校生活や専門学校生活、さらには卒業後の就職生活とも大きく異なるため、進路が変わった際にその環境の変化に戸惑い、不登校やひきこもりにつながるリスクがあります。

 

「元の学校に戻ってほしい」「社会で再び活動してほしい」と願うのであれば、不登校の問題を根本から解決するために、専門機関のサポートを受けることをおすすめします。

 

我が家では、スダチの支援を通じて不登校を克服できました。子どもへの声のかけ方など、困ったときには具体的で適切なアドバイスをもらえたので、前向きに支援ができました。

 

無料相談では、子どもの状況をしっかり聞いてもらい、再登校に向けた具体的なステップがはっきりしました。

 

無料相談だけでも大きな助けになると思いますので、この機会にぜひ試してみてください。

 

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