起立性調節障害で不登校の子どもにカウンセリングは効果的?利用時の注意点・その他の治療法・おすすめの支援先も紹介

相談先・カウンセリング

「起立性調節障害で不登校の子どもにカウンセリングは効果的?」

「起立性調節障害を改善するにはどうすればいい?」

 

起立性調節障害(OD)は、起立時に脳への血流が低下することで朝起きられなくなる疾患です。身体的な疾患で、朝起きられないのはサボりや「やる気」の問題ではありません。

 

ただ「学校へ行きたくない」という気持ちを抱えるお子さんの場合、不安で夜寝付けなかったり、学校のストレスを発散するために、夜遅くまでスマホやゲームをしている場合もあります。その際、起立性調節障害(OD)と同様の症状が発症することもあるのです。

 

そのため、もしも病院で「起立性調節障害」と診断を受けても、再登校をあきらめる必要はありません。適切な対処をしていくことで、学校へ行けるようになるでしょう。

 

本記事では、小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。

 

  • 起立性調節障害とは
  • 起立性調節障害は不登校の原因になる?
  • 起立性調節障害の治療法
  • 起立性調節障害の治療でカウンセリングを受ける際の注意点
  • 起立性調節障害で不登校の子どもにおすすめの支援先

 

起立性調節障害による不登校を解決したいときの参考になりましたら幸いです。

 

ちなみに私は、平均3週間で不登校を解決している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。

 

子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、接し方、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。

 

親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には主体的に再登校を果たしてくれました。また、親子関係がよくなり、今では子どもと過ごす時間が前よりもっと幸せなものとなっています。

 

オンライン無料相談にて、お子さんの現状を伝えると、再登校に向けた具体的な道標やアプローチ方法を教えてもらえます。

 

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1. 起立性調節障害とは

起立性調節障害は、自律神経の機能が低下し、起立時に身体や脳への血流が不足する病気です。それにより、朝になかなか起きられなかったり、体調不良を感じたりします。

 

自律神経は、自分の意思ではコントロールできない神経です。さまざまな内臓の働きを調節しています。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は活動時に、副交感神経は休息時に活発になります。

 

交感神経は多くの器官を同時にコントロールしますが、副交感神経は各器官を独立してコントロールします。交感神経はストレスに影響を受けやすく、ストレスによって交感神経が常に活発な状態が続くと、体調不良を引き起こしやすくなります。

 

参照・参考:つだ小児科クリニック「起立性調節障害 OD(自律神経失調症)」

1-1. 起立性調節障害の原因

起立性調節障害の主な原因は自律神経の乱れにあると考えられていて、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで様々な症状が現れます。

 

以下が発症の原因です。

  • 体質などの遺伝的要素
  • 思春期による体内ホルモンバランスの変化
  • 学校や友達、勉強などの精神的ストレス

 

具体的には、発症した子どもの親も起立性調節障害だった例があり、患者の約半数に遺伝の可能性が考えられています。

 

また、朝が苦手なお子さんやよく立ちくらみがするお子さんは、自律神経の働きが弱く、発症しやすい傾向です。

 

さらに、貧血や脱水、低血圧のお子さん、下肢(特にふくらはぎ)の筋力が低下しているお子さんなど、心臓へ戻る血流量が少ない場合やエネルギー不足の時にも発症しやすくなります。

1-2. 起立性調節障害の症状

起立時に脳への血流が低下して、次の症状が表れます。

 

  • 朝起きられない、夜寝付けない
  • 立ちくらみ、めまい、ふらつき
  • 頭痛、腹痛
  • 気分不振、食欲不振、倦怠感
  • 失神、発作

 

お子さん本人の訴えでしか判断できない症状が多いです。午後や夜には元気になることから怠けや学校嫌いと誤解されることもあります。

 

深刻な起立性調節障害の場合、1日を通して寝てしまったり、学校でいつの間にか寝てしまい、気づいたら放課後を迎えていたりする症状となります。

 

症状が深刻でないときは、「生活リズムを整えることを徹底」したり、「不登校の解決に向けたアプローチを実施」したりすることで、改善に向かうケースが多いです。

1-3. 起立性調節障害の診断

診断は以下の流れとなります。

1-3-1. 起立性調節障害の診断の流れ①

起立性調節障害に伴う自律神経機能障害の診断をします。

詳細な問診により症状を聞き出し、疾患を疑うところから始まります。

1-3-2. 起立性調節障害の診断の流れ②

次に10分以上横になった後、安静時の血圧・脈拍を測定します。

そして、起立後の血圧低下からの回復時間、その後10分後まで血圧・脈拍を測定します。

 

上記の流れで診断するのが一般的です。

 

参考:日本小児心身医学会「(1)起立性調節障害(OD)」

   日本医事新報社「特集:起立性調節障害の診かた」

1-3-3. 不登校の子どもが起立性調節障害と診断を受けたときの注意点

本来は起立性調節障害ではないにも関わらず、診断基準にあてはまることから、診断されてしまう場合もあります。

 

たとえば、夜遅くまでスマホやゲームをする日が続くと、起立性調節障害と同様の症状を発症します。

 

起立性調節障害と診断されたからといって、再登校を諦める必要はまったくありません。生活習慣の改善などで解決できる場合もあります。「病気だから」と思い、投薬治療だけを続け、学校へ行かない選択をするのはもったいないことです。

 

自律神経は、ストレスやゲームのしすぎによる昼夜逆転生活などの影響を受けて正常に機能しなくなるケースもあると言われています。その場合、自律神経が乱れている根本原因を把握し、解消していくことで、再び学校に通えるようになる可能性が高いです。

2. 起立性調節障害は不登校の原因になる?

起立性調節障害は、小学生~中学生のお子さんに多くみられます。

 

中でも不登校生徒にみられる割合は比較的高めです。そのため、起立性調節障害は、不登校の原因と考えられてしまうことがあります。

 

ただ実際は、ゲームやスマホ依存による昼夜逆転、学校のストレスによる自律神経の乱れによって、起立性調節障害と似た症状が発症して、起立性調節障害と診断されているケースも多いです。

 

起立性調節障害の症状がきっかけとなり不登校になることはあります。ただ、不登校の根本原因は、起立制調節障害だけでなく、他の事柄が絡み合っていることを理解しておきましょう。

2-1. 起立性調節障害の症状がきっかけで不登校になる子どもの割合

起立性調節障害の小学生の割合は約5%で、中学生になると約10%の有病率です。

 

不登校のお子さんの場合、30~40%が起立性調節障害と診断を受けています。その中でも、10歳~16歳の児童生徒に多いのが特徴です。

2-2. 起立性調節障害で不登校になった子どもの将来

不登校になると、どうしても、お子さんの将来の選択肢が狭くなってしまいます。

 

義務教育である中学校は、行ったり行かなかったりでも、卒業できます。将来を考えると、どのような形であれ高校卒業の経歴は残しておきたいと考えるかもしれません。

 

ただ、 起立性調節障害と診断を受けているとき、全日制の高校に進学した4~5人のうち1人は途中で通信制に切り替えているという報告もあります。

 

中学生で起立性調節障害を発症し、不登校気味だったとき、全日制高校へ進学したからといって治るものではありません。

 

根本的に治したい場合には、病院の投薬治療だけでなく、「徹底的な生活習慣の改善」や「子どもの自己肯定感を育てるアプローチ」などの実施も必要です。

2-3. 起立性調節障害で不登校になった子どもへの対応

起立性調節障害は、抱えているストレスなどを解消すると、症状が改善することがあります。

 

とくに、お子さんの自己肯定感が低いとき、周囲と自分を比較して学校生活に大きなストレスを抱えていることが多いです。

 

他にも、自己肯定感が低いと、学校で抱えた問題を自分で行動して解決することができません。問題を抱え続け、それがお子さんにとっての大きなストレスとなり、自律神経の乱れにつながっているケースもあります。

 

そのため、根本解決したいときには、スダチのような、親子関係や生活習慣の見直しを実施し、お子さんの自己肯定感を育てることにアプローチした、不登校支援機関の力を借りるのが最善の手段です。

 

起立性調節障害と診断を受けて、不登校となったお子さん方を再登校に導いてきた実績が豊富なため、困っている時の助けとなるでしょう。

 

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3. 起立性調節障害の治療法

ここでは一般的に取られている起立性調節障害の治療法を5つ紹介します。

3-1. 疾病教育

起立性調節障害の症状は、親御さんから見ると「怠け」や「甘え」と感じてしまうことがあるかもしれません。

 

学校に無理やり行かせようと叱ることで、親子関係が悪化し、治療の妨げになることもあります。この症状が起立性調節障害という「疾患」であることをお子さん本人や親御さんがしっかり理解し、お子さん本人・親御さん・医療者の間で信頼関係を築くことが、治療を進める上で非常に重要です。

3-2. 生活療法

症状の頻度を減らすために、日常生活で以下のような生活療法を行うこともあります。

ゆっくり立ち上がる 座ったり横になったりした状態から立ち上がるときは、症状が出ないように十分に時間をかけて行います。
長時間の起立を避ける 立ったままの状態を長時間続けないように注意します。立っている間に足踏みをしたり、足をクロスさせたりすることで血圧の低下を防げます。
水分や塩分の摂取 1日に1.5〜2リットル程度の水分を摂取します。塩分の摂取も循環血漿量を増やし、血圧低下を防ぐ効果があります。
定期的な運動 毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぎます。
弾性ストッキングの着用 下半身への血液貯留を防ぐことで血圧低下を防ぐ効果があります。

3-3. 薬物療法

生活療法で改善しない場合や、症状が強い場合は薬物療法を併用することもあります。主に血管を収縮させて血圧を上げるミドドリンなどの薬剤や、漢方薬が用いられます。

3-4. 環境調整

学校関係者にもこの疾患について理解を深めてもらい、不登校やひきこもりから社会生活への復帰を支援する環境を整えることが重要です。

 

症状が深刻化しているケースでは、登校時間を調整したり、別室で授業を受けるようにしたり、家庭での学習をサポートしたりすることが必要です。

3-5. カウンセリング(心理療法)

起立性調節障害の発症に心身症的な要素が関連していると考えられる場合、カウンセリングや認知行動療法などの心理学的アプローチが行われます。

 

心理的なストレスをカウンセリングで解き明かし、そのストレスをどのように軽減するかを考えていきます。

 

ストレスの感じ方や捉え方は人それぞれです。さまざまなストレスを過度に怖いものや強いものと捉えている場合、認知行動療法を用いてその捉え方を変えることで、結果的にストレスを軽減できることがあります。

 

また、起立性調節障害の苦痛を理解してくれる人がいること自体が、心理的なサポートになることもあるでしょう。

不登校の悩みについて相談できるカウンセリング先は、次の記事で解説しています。

不登校の子どもにおすすめのオンラインカウンセリング先5選|選び方と利用するメリット・デメリット、注意点を解説

 

4. 起立性調節障害の治療でカウンセリングを受ける際の注意点

4-1. カウンセラーや相談先によっては改善の効果が期待できない

カウンセラーや相談先によっては、起立性調節障害を改善できません。特に以下は、改善に役立たない可能性が高いです。

 

  • 具体的な方針が示されず、「じっくり待ちましょう」と現状維持が続くこと
  • 親御さんの子供時代の問題を取り上げ、そればかり話していること
  • 毎回箱庭を作るだけで終わる、子どものプレイセラピーをずっと続けること
  • タロットや風水に基づいて助言すること

 

また、整骨や整体、サプリメントなどの効果は明確ではなく、日本小児心身医学会も注意を呼びかけています。根拠がなく、治療効果がはっきりしないものに頼り続けるのは危険なので、やめましょう。

4-2. 本人の希望や同意がない場合は無理強いしない

カウンセリングは、お子さんが自分の気持ちを自由に表現し、心の問題に向き合う場です。しかし、お子さん本人がカウンセリングを受けたくないと感じている場合、無理に受けさせることは逆効果になる可能性があります。

 

強制されると、お子さんがカウンセリングに対して抵抗感を持ち、効果的な治療が行えなくなることがあります。

 

カウンセリングを受ける際には、まずお子さんと十分に話し合い、その必要性やメリットについて理解してもらうことが重要です。親や医師が一方的に決めるのではなく、お子さんの気持ちや意見を尊重し、納得した上でカウンセリングを開始することが望ましいです。

5. 起立性調節障害で不登校の子どもにおすすめのカウンセリング先は『スダチ』

【スダチがおすすめの人】

  • 起立性調節障害および不登校の問題を根本的に解決したい方
  • 今の学校へ再登校してほしい方

 

1日も早く不登校を解決したいお子さんにおすすめの不登校支援サービスです。

5-1. スダチの基本情報

対象年齢 小学生
中学生
高校生
特性 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供
費用 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中
公式HP https://sudachi.support/
事例・実績 https://sudachi.support/case

5-2. スダチの特徴

スダチは、さまざまな境遇から不登校となったお子さんとその家族をサポートしています。起立性調節障害でみられる症状がきっかけとなり、不登校となったお子さんも再登校に導いてきた実績が豊富にあるようです。

 

公式ホームページには、起立性調節障害がきっかけの不登校を解決した事例が、多く掲載されています。

スダチの大きな特徴は、親子の信頼関係をより深くし、お子さんの自己肯定感を育てていくことで不登校を根本解決していることです。そのためにお子さんへ直接支援を提供せず、親御さんから毎日お子さんの様子をヒアリングし、適した声かけや接し方をフィードバックしています。

 

お子さんの特性や、その時の状況に合わせた適切な声かけを実施したことで、支援の中で起立性調節障害の症状が収まったり、症状が軽減したお子さんがたくさんいたりすることが、事例からわかります。

 

起立性調節障害による自律神経機能障害の特性をお持ちのお子さん方が、主体的に再登校を果たしているだけでなく、学校生活で周囲の状況を俯瞰して前向きに捉えるようになり、落ち着いた行動を取れるようになっています。

 

今お子さんに必要な声かけや、お子さんにとっての最善の進路について、無料相談でアドバイスしてもらえるため、ぜひ一度利用してみてください。

 

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6. 起立性調節障害で不登校に悩む親御さんからよくある質問

6-1. 起立性調節障害は子どもの不登校に関係ある?

起立性調節障害の症状が、不登校のきっかけとなることもあります。実際に、不登校児の約3〜4割がこの病気の診断を受けているようです。

 

ただし、学校でストレスを抱えていたり、夜遅くまでゲームやスマホをする日が続いていたりすると、起立制調節障害と同じような症状がどうしても出てきます。

 

学校で抱えた問題を自ら乗り越えられるよう、自己肯定感を育てていったり、生活習慣を整えたりすることで、症状が改善して再登校できるケースが多いです。

6-2. 起立性調節障害の子どもにかけるべき言葉は?

まずは、「大丈夫だよ」など安心させる声掛けをしてあげてください。 焦ることなく、「大丈夫」と声をかけ、お子さんを安心させ、ストレスなくより良い治療環境を作ってみてください。 

 

お子さんの不安や様々な気持ちを受け入れ、共感し肯定的な言葉をかけてあげるのが理想的です。

6-3. 起立性調節障害は怠けですか?

「根性がない」や「怠けている」と思われがちですが、 決してそんなことはありません。病状が深刻な場合には、自分でコントロールできず1日を通して寝続けてしまいます。

 

また、学校のストレスなどが原因の場合にも、今まで学校で頑張ってきて、限界を迎えているサインです。

 

お子さんが頑張っていること、頑張ってきたことに目を向けてあげて、お子さんに合わせた解決方法に取り組んでいきましょう。

7. まとめ

起立性調節障害の治療でカウンセリングを受けること自体は効果的ですが、カウンセラーや相談先によっては改善の効果が期待できないため注意しましょう。

 

「元の学校に戻ってほしい」「社会復帰を目指してほしい」とお考えなら、起立性調節障害および不登校の根本解決と再登校をサポートする専門機関の利用をお勧めします。

 

我が家では、スダチのサポートで不登校を克服しました。「こういうときにどう声をかければいいのか」といった疑問にも、的確なフィードバックをもらえたので、前向きにサポートできました。

 

無料相談では、子どもの状況を詳しく聞いてもらい、再登校に向けて必要なことが明確になりました。

 

無料相談だけでも利用する価値があると思いますので、この機会にぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

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ちなみにスダチでは、『不登校診断テスト』の提供が始まったようです!私もやってみましたが、今の家庭環境や子どもの状態がよくわかりました。

 

ただの簡易テストではなく、しっかり現状をヒアリングしてくれるので、フィードバックがとても具体的なのが、最大の魅力です!それぞれの家庭ごとに、解決に向けて取り組むべきことがわかります。

 

オンラインで質問に答えていくだけのため、まずは気軽に活用してみると良いかもしれません。