発達障害の不登校児に向けたカウンセリング先はどこがおすすめ?選び方や利用するメリット・注意点を解説
「発達障害があり不登校になっている子ども向けのカウンセリング先はどこ?」
「発達障害があり不登校になっている子どもにカウンセリングは効果的?」
不登校や登校しぶりが見られるお子さんの中には、発達障害やグレーゾーンの特性を持つお子さんもいます。
不登校になるきっかけや、お子さんの気持ちを理解し、適切な対応をするうえで、カウンセリングの利用が効果的な場合があります。
この記事では、カウンセリングのメリットや、カウンセリング先の選び方、お子さんに合わせた方法で不登校を解決してくれるおすすめのカウンセリング先(支援先)をまとめました。
本記事では、小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
・発達障害の不登校児に向けたカウンセリングの内容や効果
・カウンセリング先の選択肢
・カウンセリングを受けるメリット
・子どもにあったカウンセリングを探すために親御さんができるサポート
・カウンセリングを利用するときの注意点
・カウンセリングの選び方
お子さんに合った方法で、不登校の解決につなげたいときの参考になりましたら幸いです。
ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。
2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。
子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、接し方、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。
親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には主体的に再登校を果たしてくれました。また、親子関係がよくなり、今では子どもと過ごす時間が前よりもっと幸せなものとなっています。
オンライン無料相談にて、子どもの現状を伝えると、再登校に向けた具体的な道標やアプローチ方法を教えてもらえます。
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1. 発達障害で不登校の子どもに提供されるカウンセリングの内容と効果とは
発達障害の特性がきっかけとなり、不登校になったお子さんに対するカウンセリングには、お子さんの心理的支援を行うだけでなく、日常生活の改善や社会適応のサポートも含まれます。
下表にて、発達障害で不登校のお子さんに提供されるカウンセリングの具体的な内容と、その効果について詳しく説明しました。
カウンセリング内容 | 補足 |
心理療法 | 発達障害のお子さんは、一般的な心理的問題とは異なる特有の課題を抱えることが多いです。心理療法では、子どもが感じる不安やストレス、感情のコントロールに対処します。 |
社会スキルトレーニング(SST) | 発達障害のお子さんは、対人関係において困難を抱えることが多いため、社会スキルトレーニングが行われます。これにより、友人や教師との関係構築がスムーズになります。 |
学習支援 | 不登校のお子さんは学習に対する意欲を失っていることが多いため、学習計画の作成や学習方法の指導など学習意欲を引き出すための支援も行われます。 |
家族支援 | 発達障害のお子さんを支えるためには、家族全体の協力が欠かせません。家族支援では、家族がどのようにサポートできるかを指導し、家庭内のコミュニケーションを改善する方法を教えます。 |
上記のようなカウンセリングで期待される主な効果は以下のとおりです。
主な効果 | 補足 |
不安やストレスの軽減 | カウンセリングを通じて、お子さんは自分の感情をコントロールしやすくなり、不安やストレスが軽減されます。心の安定が図られ、日常生活がスムーズに送れるようになります。 |
対人関係の改善 | 社会スキルトレーニングを通じて、お子さんはコミュニケーションスキルや対人関係のスキルを向上させられます。友人や教師との関係が改善し、学校生活に復帰しやすくなります。 |
学習に対するポジティブな態度 | カウンセリングを通じて、お子さんは学習に対するポジティブな態度を育めます。学習意欲が向上し、学業成績も改善されます。 |
家族全体の協力体制づくり | カウンセリングによって家庭内のコミュニケーションが改善されると、家族全体が協力しやすくなります。親子関係が良好になることで、お子さんも安心して家庭内で過ごせるようになります。 |
2. 発達障害の不登校児に向けたカウンセリング先の種類
不登校に悩んでいる親御さんやお子さんがカウンセリングを受けられる機関は、大きく4つあります。
- 学校
- 公的機関
- 医療機関
- 民間団体
それぞれのメリット、デメリットも解説しますので、ご家庭の状況に応じて選んでください。
2-1. 学校
学校関係の相談先は、主には以下の3つです。
- 担任の先生
- スクールカウンセラー
- 特別支援教育コーディネーター
メリット
学校での様子を把握したり、復帰に向けた具体的な対応を検討したりするためには、担任をはじめとした学校との連携が欠かせません。保健室や相談室での登校の可否、人間関係の対処、柔軟な授業の受け方など、実際的な解決策について相談できます。
スクールカウンセラーは、小・中・高校生のメンタルヘルスの専門家として、生徒の話にしっかり耳を傾け、適切なアドバイスを提供します。また、在籍校と連携しやすい点も大きなメリットです。
デメリット
教員の力量や学校の運営方法によっては、お子さんの状況を十分に把握できなかったり、効果的な対処ができなかったりする場合があります。
また、スクールカウンセラーが傾聴に重きを置く場合、相談が具体的な解決策につながらないこともあります。
2-2. 公的機関
主な公的機関の相談先は、主に以下のとおりです。
- 教育支援センター(適応指導教室)
- ひきこもり地域支援センター
教育相談センターは、教育相談員や発達相談員(心理・福祉)などの専門家が、教育や子育てに関する無料相談を提供する機関です。
お子さんの学校復帰を支援する、適応指導教室(教育支援センター)の利用窓口としても機能しています。
ひきこもり地域支援センターでは、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士などの専門家が在籍し、不登校やひきこもりに関する相談を無料で受け付けています。
メリット
それぞれの機関ごとに期待できるメリットは以下のとおりです。
ひきこもり地域支援センター | 地域でのひきこもり支援の連携拠点として機能しており、医療機関や民間の不登校支援施設の紹介も行っています。 |
教育相談センター | 適応指導教室への通所によって学習支援や集団活動の指導を受けた場合、これが学校の出席扱いとなることがあります。 |
デメリット
それぞれの機関ごとに、以下の点がデメリットとなることがあります。
ひきこもり地域支援センター | 発達障害がきっかけの不登校問題について、具体的な支援を直接提供していないセンターも存在します。 |
教育相談センター | 適応指導教室は在籍校への復帰を前提としているため、本人がプレッシャーを感じることがあります。 |
2-3. 医療機関
主な医療機関の相談先は、以下のとおりです。
- 病院
- 発達障害者支援センター
病院の中でも、「心療内科」「児童精神科」「小児精神保健科」「児童思春期精神科」などは、小学生の不登校のお子さんの診療が可能です。
発達障害者支援センターとは、発達障害の早期発見と早期支援を目的として、特性に悩む当事者や家族の生活をサポートする機関です。
メリット
医学的なアプローチによって、発達障害やうつ病、起立性調節障害といった心身の症状を治療してもらえます。
デメリット
担当医が不登校に関して十分な理解を持っているとは限りません。また、不登校のお子さんは、毎日自宅にいる状況で明らかに一般的なお子さんと異なる生活を送っています。
それにより心身がどうしても不安定になり、何かしらの病名を診断されるケースもあります。
本来であれば投薬治療を行わなくていい場合でも、投薬治療を促されてしまうケースがあることも知っておきましょう。
2-4. 民間団体
最近では、フリースクールが不登校向けのカウンセリングを提供しているほか、カウンセリングを専用に手掛ける機関も存在します。
その中でも、私も実際に利用した、発達障害がきっかけで不登校になっているお子さんへのカウンセリングに特化している支援団体「スダチ」についてご紹介します。
スダチの利用がおすすめの人は以下のとおりです。
- 発達障害および不登校の問題を根本的に解決したい方
- 小学校、中学校、高校への再登校を目指したい方
スダチは、さまざまな境遇から不登校となったお子さんとその家族をサポートしています。発達障害の特性がきっかけとなり、不登校となったお子さんも再登校に導いてきた実績が豊富にあるようです。
公式ホームページには、発達障害のお子さんを支援した事例が、数多く掲載されています。
スダチの大きな特徴は、親子の信頼関係をより深くし、お子さんの自己肯定感を育てていくことで不登校を根本解決していることです。そのためにお子さんへ直接支援を提供せず、親御さんから毎日お子さんの様子をヒアリングし、適した声かけや接し方をフィードバックしています。
お子さんの特性や、その時の状況に合わせた適切な声かけを実施したことで、支援の中で発達障害の症状が治まったり、症状が軽減したお子さんが多くいらっしゃることも、事例からわかります。
今お子さんに必要な声かけや、お子さんにとっての最善の進路について、無料相談でアドバイスしてもらえるため、ぜひ一度利用してみてください。
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メリット
それぞれの機関ごとに期待できるメリットは以下のとおりです。
フリースクール |
・必ずしも学校復帰を目的とせず、社会復帰に向けた幅広いサポートを提供している。 ・フリースクールでの学びを通じてお子さんの視野が広がり、居場所として機能する場合もある。 |
カウンセリング機関 |
・カウンセリングを通じて、お子さんの心のストレスを軽減し、前向きなエネルギーを取り戻すことが期待できる。 ・不登校の解決だけでなく、幅広い子どもの自立支援を行うこともある。 |
デメリット
それぞれの機関ごとに、以下の点がデメリットとなることがあります。
フリースクール |
・利用には費用がかかるうえに、元の学校への復帰は目指せないため、継続的に費用がかかる。 ・フリースクールの数が限られており、在籍校と連携できるケースが少ないこともある。 ・活動方針や運営方針がお子さんに合わない場合がある。 |
カウンセリング機関 | ・スダチの場合は親御さんが、スダチのフィードバックに基づき行動していくことが求められる。 |
発達障害のお子さんにあった家庭教師は、以下の記事で紹介しています。
発達障害の子どもが不登校に|対応する家庭教師5選を紹介!発達障害の特性別おすすめの学習法
3. 発達障害の不登校児に向けたカウンセリングを受けるメリット
発達障害の不登校児に向けたカウンセリングには、親御さんとお子さんともにメリットが期待できます。それぞれのメリットを順番に解説します。
3-1. 親がカウンセリングを受けるメリット
親御さんがカウンセリングを受けることには以下のようなメリットがあります。
- 親自身が子どもとの関わりで感じるつらさを吐き出せる
- 学校や社会からのプレッシャーを軽減できる
- 子どもの不登校に対して心の整理ができ、前向きな気持ちになれる
不登校のお子さんを持つ親御さんは、気後れして外出を控えることが多く、ママ友やパパ友達との交流も難しくなる場合があります。また、お子さんと常に二人きりで閉塞感を感じることもあります。
こうした状況で、カウンセリングを通じて他人と話す機会が得られること自体が大きなメリットです。カウンセラーに話を丁寧に聞いてもらうことで、新たな気づきを得て、お子さんとの関わり方を見直すきっかけになるかもしれません。
さらに、親御さんがお子さんのことで落ち込む姿を見せることが減れば、お子さんも「お母さんやお父さんを悲しませずに済んでいる」と安心し、家庭内でリラックスできるようになります。
3-2. 子どもがカウンセリングを受けるメリット
不登校のお子さんは、家の中で過ごす時間が長くなるため、視野が狭くなりがちです。そんな時、カウンセリングを受けることで親御さん以外の大人と信頼関係を築けることは、お子さんにとって大きなプラスとなります。
親御さん以外の人に相談することで、お子さんは自分や親とは異なる視点を得られ、より客観的に自分を見つめ直せます。カウンセラーは、学校の先生のように指導や評価をする立場ではなく、子どもに寄り添う存在です。
そのため、お子さんは「ありのままの自分」を出しやすく、思っていることを話しやすくなります。カウンセリングを重ねることで、お子さんは自分の気持ちを言葉にする力を少しずつ身につけていきます。
また、カウンセリングを通じて、「周りと違っても、自分はこれでいいんだ」という自己肯定感を育めます。カウンセラーのサポートを受けながら、自分自身を受け入れ、前向きな気持ちを持つようになるかもしれません。
4. 発達障害で不登校のお子さんに適したカウンセリングを活用するために親御さんができるサポート
発達障害で不登校になっているお子さんに対して、親御さんがどのようにサポートするかは非常に重要です。適切なカウンセリングを受けるためには、親御さんの理解と協力が欠かせません。以下に、具体的なサポート方法を紹介します。
4-1. 子どもに適した支援を見つけるために専門機関へ相談する
発達障害の不登校児に適切なカウンセリングを提供するためには、親御さんのサポートが欠かせません。特に、お子さんの状況にピッタリの支援を見つけるために専門機関へ相談することは、カウンセリングの効果を高めるために非常に重要です。
発達障害や不登校の問題に対して専門的なアドバイスを受けることは、お子さんに支援を見つけるための第一歩です。専門機関では、発達障害に関する深い知識と経験を持つ専門家が相談に応じてくれます。
スダチでは、発達障害で不登校になっているお子さんに対する今後の支援のあり方について、無料相談に対応しています。
今お子さんに必要な声かけや、お子さんにとっての最善の進路について、無料相談でアドバイスしてもらえるため、ぜひ一度利用してみてください。
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4-2. まずは親だけカウンセリングを受ける
多くの場合、お子さんは第三者の介入を嫌がることがあります。そこで、まず親御さんだけがカウンセリングを受けることを検討しましょう。
お子さんが第三者の介入を嫌がる場合、無理にカウンセリングに参加させることは逆効果になってしまいます。親御さんだけがカウンセリングを受けることで、お子さんの気持ちや状況を理解し、適切な接し方を学べるでしょう。
また、親御さん自身のストレスや不安も軽減されるため、家庭全体の雰囲気が良くなる可能性があります。
5. 発達障害の不登校児に向けたカウンセリングを受ける際の注意点
相性が良さそうなカウンセリング先を見つけたとしても、実際に利用する際には注意点を把握しておく必要があります。代表的な注意点を3つご紹介します。
5-1. 不登校問題と非指示的カウンセリングは相性が悪い
現在の日本では、「非指示的カウンセリング(来談者中心療法)」が主流です。
この方法は、カウンセラーが相談者の話をじっくり聞き、共感を示し、具体的な指示を出さないのが特徴です。かつてアメリカで広まった手法ですが、科学的根拠が乏しく、改善しないケースが多いため、現在のアメリカでは主流ではありません。
非指示的カウンセリングでは、「見守りましょう」「待ちましょう」「好きなことをやらせましょう」というアプローチを取りますが、これでは短期間での改善が難しいです。実際に現在のアメリカでは、短期間での問題解決を目指す「指示的カウンセリング」が主流となっています。
そのため、短期的な解決を求める場合は、指示的カウンセリングを行う機関、例えばスダチのようなところに相談することをおすすめします。
5-2. 無理に受けても効果は期待できない
カウンセリングは、受ける本人が「自分を変えたい」や「誰かに話を聞いてもらいたい」といった強い意欲を持っているときに初めて効果が発揮されます。
そのため、「特に話したいことはないけど、効果があると聞いたから受けてみようかな」「周りに勧められたから行ってみるか」というような理由でカウンセリングを受けるのはおすすめできません。
カウンセリングを検討する際は、親御さんやお子さん自身が本当に受けたいと思ったときにしましょう。
6. 発達障害で不登校の子どもに向けたカウンセリング先を選ぶときの注意ポイント
適切なカウンセリング先を選ぶためのポイントをまとめました。参考にしてください。
ポイント | 補足 |
初回面談の雰囲気で比較する |
初回面談では、お子さんの状況や背景を詳しく聞き取り、今後のカウンセリング方針を決めます。カウンセラーがどのような質問をするか、その内容が適切かを確認することが重要です。 発達障害の特性や不登校の原因に対する理解を示し、具体的な対応策を提示しているかも大切なポイントです。 |
カウンセリング方針が家庭の考えと合致しているか確認する |
カウンセラーがどのような理念や方法でカウンセリングを進めるのか、その方針が家庭の考え方と一致していると、お子さんに最適な支援が提供されやすくなります。 家庭が望むカウンセリングの内容を明確にしたうえで、初回面談ではカウンセラーに具体的な方針やアプローチについて質問し、発達障害や不登校に対する対応を確認しましょう。 |
7. まとめ
発達障害がきっかけの不登校問題についてカウンセリングを受けること自体は効果的ですが、カウンセラーや相談先によっては改善の効果が期待できないため注意しましょう。
「元の学校に戻ってほしい」「社会復帰を目指してほしい」とお考えなら、不登校の根本解決をサポートする専門機関の利用をおすすめします。
我が家では、スダチのサポートで不登校を克服しました。「こういうときにどう声をかければいいのか」といった疑問にも、的確なフィードバックをもらえたので、前向きにサポートできました。
無料相談では、子どもの状況を詳しく聞いてもらい、再登校に向けて必要なことが明確になりました。
無料相談だけでも利用する価値があると思いますので、この機会にぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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ちなみにスダチでは、『不登校診断テスト』の提供が始まったようです!私もやってみましたが、今の家庭環境や子どもの状態がよくわかりました。
ただの簡易テストではなく、しっかり現状をヒアリングしてくれるので、フィードバックがとても具体的なのが、最大の魅力です!それぞれの家庭ごとに、解決に向けて取り組むべきことがわかります。
オンラインで質問に答えていくだけのため、まずは気軽に活用してみると良いかもしれません。