スダチの不登校支援を利用して失敗した事例はある?不登校を解決するために大切なこと
「スダチの不登校支援を利用して失敗した人の事例を知りたい。」
「スダチの支援は本当に再登校できるの?支援を受けて逆効果だった事例を知りたい。」
お子さんの不登校に悩んでいるとき、対処方法や解決方法を探していると、スダチの支援を目にすることがあります。
「お子さんを再登校に導く」という特徴的な支援から、「本当にみんな再登校できるの?」「失敗した人もいるのでは?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで今回は、スダチの支援を受けて再登校に失敗した事例を紹介します。
我が家も実際にスダチの支援を利用していた経験があるため、実体験も含めながらリアルな情報をお伝えできたら幸いです。
ちなみに私の息子は、スダチの支援をとおして再登校に成功しました。息子は主体的に再登校しただけでなく、今では不登校になる前よりも、前向きになり、学校生活を楽しんでいます。
初回の無料相談で、現状の様子を詳しくヒアリングしてもらえて、これから解決に向けてやるべきことや、立ち振る舞い方を教えてもらえました。それを実施しただけでも、息子の気持ちに変化が見られ、前へ進めたことを覚えています。
信頼できるか、自分に合っているかは、実際に相談してみることで確かめられます。
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1. スダチの不登校支援の失敗事例は?実話を紹介
SNSやネットを見ると、スダチを利用して、再登校できなかった方々もいることがわかります。WEB上で投稿されている事例を紹介します。
1-1. スダチの失敗事例①支援を2週間でやめた事例
集英社オンラインにて、スダチの不登校支援を利用したものの、子どもの様子が悪化し大暴れし逆効果だったという方へ取材した記事が公開されています。
このご家庭では、2022年秋に、スダチの支援を利用したところ、プログラムを進めていくにつれてお子さんの状況が悪化し、2週間で支援をやめることにしたようです。
お子さんは、家具や壁などあらゆるものを破損して、『僕をいじめるお母さんなんて大嫌い』と、何回も泣き叫ぶような状態だったといいます。
スダチへ相談しても、「子どもが抵抗するのはどの家庭にもあることで、お母さんの努力が足りない」という旨のアドバイスだったようです。
この方は親子関係の悪化と、これ以上お子さんが荒れることを危惧し、2週間で支援をやめてしまいました。
参考記事:「<不登校支援業者の闇>「平均3週間で不登校を解決」「再登校率は90%以上」をうたう業者を利用した母親の懺悔。息子は泣きながら「僕をいじめるお母さんなんて大嫌い」と反発し…」
1-1-1. スダチを利用して失敗した理由
スダチでは、この記事には、事実とは異なる部分が多いとして、次の通り声明を発表しています。
引用元:https://sudachi.support/corp/news/673/
取材を受けた女性が利用されていた時期の、下記の情報を調査したところ、当てはまるご家庭がなかったようです。
- 顧客情報
- 相談内容
- 毎日の支援内容
また、インタビューの内容には、当時スダチがまだ提供していなかったサービスの内容なども含まれているといいます。
そのため、現状集英社に対して、事実確認をおこなっているようです。
ただ、たしかにこの事例のように、スダチの支援を受けるとお子さんが一時的に反発するケースは非常に多いです。
スダチの支援では、親子関係が逆転しているとき、正しい親子関係を構築するために、お子さんへの接し方を変えることが求められます。
ダメなことはダメだと毅然とした態度で親御さんが教えたり、「夜は◯時までに寝て朝◯時までに起きる」といった本来では当たり前のルールを設けたりします。
今まで何でも許してくれて、言いなりになってくれていた親御さんの態度が変化するため、大きく反発するお子さんが多いです。
ただ、我が家でもそうでしたが、スダチ側が事前に反発を予測したうえで、「お子さんがこのように出てきたら、こう返しましょう」といったアドバイスをもらえるケースが多いとされています。
また、スダチが予測できなかった反発であっても、「親御さんの努力が足りない」という親御さんを責めるかのようなフィードバックをすることはありません。
そのため利用した第三者から見ても、事実とは異なる内容が含まれている可能性が高いです。
お子さんの初めて反発する姿を見て「支援をうけて悪化した!」と感じたり、さらなる行動が求められてつらくなったりすることで、ここで支援を中断してしまうご家庭もいらっしゃいます。しかし実際には悪化しておらず、親子関係を構築しなおすための過程にすぎません。
このまま毅然とした態度でお子さんへの対応を続けていくことで、正しい親子関係が構築されます。そして、最終的に信頼できて尊敬できる親御さんから、適切に褒められていくことで、お子さんの自己肯定感が育ち再登校につながります。
1-2. スダチの失敗事例②再登校に成功したものの不登校気味になっている事例
スダチの支援を利用したことで、無事にお子さん自ら再登校を果たし、楽しく学校へ通えていたものの、夏休み明けから起立性調節障害の症状が見られているという事例もあります。
この事例では、夏休みの間自由を満喫し、家にいる機会が多かったことで、徐々に朝起きられなくなったようです。
参考記事:「スダチさんを紹介した友達続き」
1-2-1. スダチを利用して失敗した理由
大人でもそうですが、今まで生きてきた行動、考え方のクセをたった1ヶ月で変えるのは、非常に難しいです。
再登校を果たしてからも、自由度の高い長期休みに入ると、再び前の生活習慣に戻ってしまうことがあるでしょう。
そのため、支援の中で徹底してきた生活習慣や、お子さんへの声かけは、支援が終わってからも、親御さんが積極的におこなっていくことが大切です。
また、この事例の方は、支援終了後に利用できる、「相談サービス」を活用したようです。
活用したところ、思考がクリアになり解決に向かっていることがわかります。
もちろん、お子さんも人間のため、再登校できたからといっていつも楽しく学校へ通えるわけではありません。
新しいことへの挑戦に緊張を覚えたり、何か嫌なことが続いたりしたときには、再びメンタルが落ちるときもあるものです。
今まで伴走型でサポートしてもらっていたからこそ、「こういうときどうすればいいのか」と支援を終えたあとにちょっとした不安を抱える親御さんもいます。
そこで、再登校を果たしてからも、親御さんたちを支援し続けられるよう、スダチでは、「無料のオンラインサロン」を運営しているようです。
我が家も支援を終えてからも、オンラインサロンを活用しながらスダチに支えてもらっています。サロンで発信される内容に基づき、日々子どもと向き合うことで、毎日前向きに楽しく過ごせています。
1-3. スダチの失敗事例③支援内容がご家庭に合わなかった事例
スダチを利用したものの、お子さんの反発があまりにもひどく、支援を中断した事例がXに投稿されています。
この事例では、スダチの支援を開始してから、お子さんが泣き叫び、尋常ではない荒れ方をしていたため、お父様も仕事を休んで対応していたようです。
お子さんも、ご両親も毎日泣いて過ごす日々となり、スクールカウンセラーに相談したところ、やめたほうがいいと言われ、中断されました。
いま話題のスダチ、実は我が家もやりました。不登校になって2ヶ月の時。藁にもすがる思いだった。
— ウエノイ (@odu4fue8bo) August 12, 2024
自分と妻と、WEB面談で5万円。そこで教わったのは、
・スパルタで学校に行かない限りゲームも本も取り上げる。
・ルールとして紙に書き、子ども達に説明。
・反発しても学校に通うまで毅然と対応。
→
不要だと思います」と言って、そこまではしなかった。
— ウエノイ (@odu4fue8bo) August 12, 2024
さて、結果は、、、
やっぱり無理でした。
1週間前から、学校に行かない限りはゲームも本も禁止にする、とルールにして紙に張り出してカウントダウン。子供にしっかり説明して、着信させた(つもり)。
始まるまでの1週間は普通にゲーム。→
→休まざるを得なかった。
— ウエノイ (@odu4fue8bo) August 12, 2024
並の精神力では受け止めきれない。
毎日毎日、子供も妻も自分も、精神的にズタボロで、誰もがみな泣いていた。
結局、1ヶ月して、初めて学校のスクールカウンセラーさんと面談して、それはあまり望ましくないですね、と控えめに指定頂いて、やめることにした。→
→だって、小学校低学年で不登校になって、その後まともに社会に出られるんですかね?仕事を得て1人で食って行けるんですかね?
— ウエノイ (@odu4fue8bo) August 12, 2024
いや、違うな、、
もっと正直に言うけど、
人から尊敬されるような仕事につき、平均以上に稼ぎ、結婚して家族を持ち、(私が考える)幸せな人生を、不登校から→
皆さま、本当にありがとうございます。
— ウエノイ (@odu4fue8bo) August 13, 2024
いま会社のトイレで涙が止まりません。
お昼休憩に入ってみたら、、こんなにも沢山の方に、温かい励ましや共感の言葉を頂き、感謝で、、、本当に、、号泣しています。
そして勿論、叱咤のお声も頂き、ありがとうございます。
自分の浅薄で幼稚な人生観を→
ただ、この方は、スダチに対して恨みはないといいます。たくさん寄り添ってくれたことに、感謝しているようです。
ただ、ご家庭にとって、支援内容がスパルタに感じてしまい、合わなかったと発信されています。
たしかに合わなくてやめてしまいましたが、本当のことをいうと、また学校へ行ってほしい気持ちもあると語られています。
「この先子どもの将来がどうなるのか。不登校のまま社会に出れるのだろうか。1人で生きていけるのだろうか。」とお子さんのことが大切だからこそ、将来への不安を抱えていることがわかる事例です。
1-3-1. スダチを利用して失敗した理由
投稿からも非常に優しい親御さんであることがわかります。だからこそ、お子さんが荒れる姿を見て、その姿にショックを受け、続けることが難しくなったこともよくわかります。
スダチの支援では、なかには一時的に、物を壊したり、大声で泣き叫んだり、親の気を引くために自殺のような行動(※)を見せるお子さんがいるのも事実です。
ただ、それでも、親御さんには心を鬼にして毅然とした態度で接することが求められます。この期間をとおして、親子関係が構築され直していくためです。
スクールカウンセラーは基本的に積極的な学校復帰は促さず、見守ることを推奨するため、たしかにこの状況はよくないと判断される可能性が高いです。
ただ、我が家でもそうでしたが、カウンセラーのいうとおり見守っていても不登校は解決できず、この親御さんのように将来への不安を抱え続けることになります。
優しい性格の親御さんだからこそ、今までと接し方を変えたり、荒れるお子さんの姿を見て、つらくなってしまうことがあるかもしれません。
ただ、それを乗り越えることで、不登校というつらい状況からお子さんを救ってあげられます。これからの将来も、お子さんが自分の力で楽しく社会のなかで過ごせるようになります。
※スダチでは、明らかな自殺衝動が見られる時は、医師が監修した厳正な基準を元に支援を提供していません。適切な支援機関につないでいます。医師が監修している基準に当てはまらず、親御さんの気を引いたり、反抗することが目的の命に関わる危険性のない行為の場合のみ、親御さんに対し適切な対応方法を提供しています。
2. スダチは失敗を防ぐ対策として「ゆっくりサポート」の提供を開始
今までの支援では、1ヶ月〜3ヶ月で再登校を果たすお子さんが多いサポート内容でした。しかし、「1~3ヶ月でメソッドを習得し、実践に移すのは難しい」という声があったことも事実です。
本記事の事例からもわかるとおり、短期間でお子さんへの対応を変化させることが求められるため、それによりお子さんが一時的に激しく反発し、再登校に失敗してしまうこともありました。
そこで、スダチでは、「ゆっくりサポート」というサービスの提供を開始したようです。
このサービスでは、3ヶ月〜1年かけて、じっくりとお子さんへ支援を提供していきます。
親御さんに急激な変化を求めず、各家庭のペースに合わせて、家庭でのルールづくりや、デジタル機器の利用制限を緩やかに導入しているようです。
親御さんが感じるプレッシャーも少なく、より安心してサポートに取り組めます。
これにより、お子さんの反抗を最小限に抑え、より良い親子関係を築きながら再登校に導くことを目指します。
3. 失敗しない不登校の支援先の選び方
スダチの支援を利用して再登校に成功したお子さんももちろんたくさんいますが、中にはご家庭に合わず「失敗した」と感じてしまう方もいます。
そのため、支援先を選ぶときに、ご家庭の方針と合致しているか確かめることは大切です。
不登校の支援は大きく分けると、次の2タイプがあります。
- 「長期的支援(見守り)」
- 「再登校支援」
それぞれの支援の方針と、適しているご家庭を紹介します。
3-1. 長期的支援(見守り)
3-1-1. 適しているご家庭
ご家庭の方針として、次を定めている場合、見守る支援が適しているかもしれません。
- 学校復帰するつもりはない
- この先子どもに無理なく過ごせる居場所で過ごしてほしい
- 将来的に子どもをずっと支援し続けられる
3-1-2. 支援の内容
長期的支援は、お子さんを無理に学校復帰させず、見守ってあげるというものです。
見守ることでお子さんが元気を取り戻したときに、最終的な社会復帰を目指す方針となります。
現状、以下のようなほとんどの支援先でこの支援が提供されています。
- スクールカウンセラーなどの公的な支援先
- フリースクール
- カウンセラー
3-1-3. 支援の問題点
1番の問題点は、見守り続けていても不登校を解決できず、生きづらさを抱え続けたり、社会での居場所が限られてしまう方が多いことです。将来的な社会復帰を目指すとしていますが、実際は見守り続けるだけだと、社会復帰が難しいです。
中には、家から出られなくなり、ひきこもりになってしまう方もいます。
お子さんが不登校となるとき、その根本にあるのは「自己肯定感の低さ」です。
学校では、日々さまざまな問題に直面するものですが、自己肯定感が低いと、抱えた問題を乗り越えることができず抱え続けてしまいます。
そして、ストレスが限界に達したとき、学校へ行けなくなってしまいます。
親御さんから何かアプローチせず、お子さんを見守り続ける支援では、お子さんの自己肯定感を育てることが難しいです。
自己肯定感は、お子さんにとって最も身近な存在の親御さんが育てられるためです。ただ、このとき、お子さんにとって、信頼できて尊敬できる存在でなくてはなりません。そのため、親子関係の改善も大切とされています。
さらに、お子さんが無理なく過ごせる居場所は、この先ずっと親御さんが提供し続けることになります。そうなると、ご家庭へかかる経済的な負担が大きいことも問題点です。
3-2. 再登校支援
3-2-1. 適しているご家庭
親御さんに次の気持ちがあるときに適している支援です。
- 子どもにいつか学校復帰してほしい
- 将来、社会のなかでお子さんの力で生きてほしいと考えている
2-2-2. 支援の内容
現状この支援を提供している支援先のうち、最も知名度が高いのは「スダチ」です。
そのため、ここでは、スダチの支援内容を例として紹介します。
スダチでは、親子関係の改善と、お子さんの自己肯定感を育てることにアプローチしています。
もちろん、ただ親御さんがお子さんに偉そうにして「学校へ行きなさい!」と厳しく促す支援ではありません。親御さんからの声かけをとおし、最終的にお子さんが主体的に学校へ行くようになる支援です。
支援の方針を簡潔にまとめると次のとおりです。
詳細 |
|
①正しい親子関係を構築する |
・お子さんにとって、最も信頼、尊敬できる存在になることを目指す ・いつもお子さんの行動に目を向けて、考えや行動したことを褒めてあげたり、ダメなことはダメだと毅然とした態度で教えてあげる ・良いことをたくさん褒めてくれて、ダメなことをきちんと教えてくれ、そしていつも味方でいてくれる親をお子さんは信頼し尊敬するようになる ・頼りになる親の存在を感じると「何かあっても親がいるから大丈夫」と行動できるようになる |
②自己肯定感を育てる |
・信頼、尊敬できる親御さんから適切に褒められることで自己肯定感が育つ ・自己肯定感が育つと学校で抱えた問題と向き合い、乗り越えようという気持ちや勇気が生まれる |
親子関係の改善とお子さんの自己肯定感を育てるために、親御さんは毎日スダチへお子さんの様子を提供します。そして、スダチがその内容に基づき、毎日適切な声かけと接し方をアドバイスする支援内容です。
実際にスダチの支援では、お子さん自らが抱えていた課題を自ら乗り越え、再登校を果たしています。
また短期間で解決できるケースが多く、その後これまで通り学校へ通えるようになるため、結果として家庭にかかる負担額も少ないです。
1年間でかかる費用の総額を比較しても、長期的支援と次のとおり費用に違いがあります。
※執筆時現在
スダチ |
フリースクール |
通信制高校(※) |
総額30〜50万円 |
総額:133万円前後 ▼内訳 フリースクール総額:53万円 L入学金:5万円 L授業料:36万円 L施設維持費:12万円 学習支援総額:80万円 L入塾金:2万円 L授業料:78万円/週5日利用 |
総額:138万円前後 ▼内訳 通信制高校総額:41万円 L入学金:5万円 L授業料:25万円 L教育充実費:7万円 L施設維持費:4万円 通信制サポート校総額:97万円 L入学金:5万円 L授業料:80万円/週5日利用 L施設維持費:12万円 |
もしも、「学校復帰してほしい」という気持ちがあるときには、一度スダチへの相談をおすすめします。
初回は、無料相談ですし、それだけでも、解決に向けてどんな行動をしていけばいいのか具体的なアドバイスをもらえます。
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スダチのコース別利用料金は、次の記事でより詳しく解説しています。
スダチの不登校支援の料金は高い?実際に利用してわかった費用と効果を公開
3-2-3. 支援の問題点
この支援で最も大切なことは、親子関係の改善を通して自己肯定感を育てることです。
スダチとお子さんが直接関わり、いくらお子さんを褒めても、お子さんの自己肯定感を大きく育てることは難しいです。
信頼できて、尊敬できて、もっとも身近な存在の親御さんだからこそ、お子さんの自己肯定感を育てられます。
そのため、親御さんを介した支援が基本です。スダチに毎日お子さんの様子を伝え、それに合わせた接し方、声かけがアドバイスされるため、それを毎日実行します。
親御さんからの対応が変化することで、事例でもあるようにお子さんが荒れたり反発したりする場合も多いです。
お子さんがどんなに荒れて泣いても、心を鬼にして、実行しなくてはならない場面も、少なからずあります。
生半可な気持ちで取り組むと、途中で親御さんのモチベーションが続かず中断に至ることもあります。
そのため、問題点ではありませんが、親御さんに決心が必要な支援というのは、他の支援と大きく異なる点です。
4. 失敗しない!スダチ流の不登校解決に向けて親御さんができること
我が家は実際にスダチの支援を利用して、子どもの不登校を解決しました。支援のなかで教えてもらった考えに基づき、不登校を解決する方法を紹介します。
4-1. 子どもに挑戦する機会を与えて失敗を責めない
親御さんは、お子さんのことが大切だからこそ、お子さんが困らないよう先回りして行動してあげていたかもしれません。
我が家も「これはやらない方がいい」「こうやった方がいい」という声をついついかけていました。ただ、これだとお子さんが挑戦する機会を得られません。
挑戦したことがないと、何か失敗したときに大ごとに捉えてしまったり、自分で考えて行動することが怖く感じてしまったりします。
また、ついついお子さんを期待してしまい、何かうまくいかなかったとき、責めてしまうことがあるかもしれません。
失敗を責めてしまうと、結果を出せない自分には価値がないという考えとなり、お子さんの自己肯定感がどんどん下がってしまいます。
4-2. 子どもの気持ちを受け入れて認めてあげる
お子さんが学校へ行きたくないと言い出したとき、心配だからこそ、「少しでも行ってみたら?」「嫌なことなんてだれだってあるよ」といった声をかけてしまうことがあるかもしれません。
お子さんは、今まで我慢して学校へ通っていて限界を迎えている状況です。行きたくても、行けないのです。
そのお子さんが抱えるつらい気持ち、今まで頑張って学校へ通っていた頑張りは受け入れて認めてあげましょう。
自分の気持ちをわかってくれる親がいるとわかると、お子さんの気持ちが安定し、前へ進むための土台ができあがります。
4-3. 正しい親子関係を構築する
お子さんの自己肯定感を育てたり、親御さんの声をお子さんへ届けたりするには、正しい親子関係の構築が欠かせません。
- 親子の立場が逆転していない
- 子どもが親を信頼し尊敬し、何でも話してくれる
- 子どもが親の顔色をうかがっていない
上記の関係を目指しましょう。正しい親子関係を構築すると、親御さんが褒めたときにお子さんの自己肯定感が育ち、再登校につながります。
4-4. さまざまな角度から物事を考えられるように促す
不登校というつらい経験をとおして、今お子さんは何事もネガティブに捉えているかもしれません。また自己肯定感が低いとき、自分と相手を比較し、自分を卑下してしまうこともあります。
お子さんが物事をさまざまな角度から捉え、前向きに考えられるよう促すことも大切です。
- 失敗じゃなくて、挑戦したってことだし、次どうすればいいか考えられるからいいことだね!
- これは苦手かもしれないけど、こんな得意なこともあるよね!
お子さんにとって問題と感じる事柄に直面したとき、上記のようにポジティブに捉えられるような声かけをしていきましょう。
4-5. 子どもの自己肯定感を育てる
お子さんの自己肯定感を育てていくことは非常に大切です。
自己肯定感が育つと、お子さんに「自分なら乗り越えられる」という気持ちが生まれます。
何かうまくいかないときも、「自分がダメ」と捉えず、出来事と自分を切り離して考え、「どうすれば解決できるか?」と思えるようになっていきます。
実際にスダチの支援をとおして、自己肯定感が育ったお子さんは、親御さんが促さなくても、自ら不登校と向き合い、主体的に再登校を果たしているのが特徴です。
私の息子も、私が促さなくても「明日から学校へ行くよ」と言い出しました。
5. スダチの不登校支援が失敗したケースについてよくある質問
5-1. 不登校だった人の将来はどうなりますか?
見守る支援を受け続けた人のなかには、社会での居場所が限られる人が多いです。
また、スダチには、アメリカで引きこもりについて研究したスタッフがいますが、彼らにインタビューをすると、「つらかったのに親がなにもしてくれなかった」と親御さんを恨む回答が多いようです。
お子さんのためを思い、見守り続ける支援をしても、恨まれてしまうケースがあります。
5-2. スダチを利用するのにいくらかかりますか?
スダチの支援を利用したときにかかる費用は次のとおりです。
再登校面談で登校できる場合:4万9,500円
再登校するまで毎日の支援を受ける場合:総額で30〜50万円程度
※執筆時現在
スダチの利用にかかる費用は、4万9,500円(執筆時現在)からです。
ただこれは、無料相談後の「再登校面談」のアドバイスだけで、不登校を解決できた場合となります。
その後、毎日の伴走型支援を受けるときは、30〜50万円程度の費用がかかります。
5-3. 不登校支援サービスのスダチの社長は誰ですか?
スダチの社長は、小川涼太郎さんという方です。
不登校支援をとおし、社会のなかで幸せに生きる人を増やしたいという思いのもと、支援を提供しています。
小川涼太郎さんの評判については、次の記事で調査しまとめました。参考にしてください。
スダチの代表「小川涼太郎」さんの評判や口コミは?炎上し批判されているが信頼できる?不登校支援内容を徹底解説
5-4. 不登校になりやすい家庭の共通点は?
当てはまるからといってすべての家庭で不登校になるわけではありませんが、以下の共通点があるとされています。
- 過干渉・過保護
- 子どもに期待している
- 子どもを放置気味
- 感情的に子どもを怒る
など
6. まとめ
今回は、スダチの支援を受けて、失敗した事例を紹介しました。
近年、お子さんのことを大切に思っているからこそ、お子さんへ優しくするあまり、お子さんが無意識に親御さんを下に見ているご家庭が多いです。
「自分よりも下」「なんでもやってくれる人」から褒められたり、ダメなことを教えられたりしても、お子さんにはなかなか響きません。
そこでスダチのアプローチをとおして親子関係の改善を図る時、「いままでなんでもかんでもやってくれていたのに」とお子さんが激しく反抗することがあります。
再登校できなかったケースでは、ここで「続けるのが難しい」と親御さんが判断し、やめてしまいます。
ただ、ここで耐え続けることで、お子さんの考え方がどんどん変化していきます。正しいこと、ダメなことを毅然とした態度で教えてくれる親御さんを信頼し、尊敬するようになり、そんな親御さんから褒められることでお子さんの自己肯定感がどんどん育ちます。
もしも「学校復帰してほしい」という気持ちが少しでもある場合には、一度無料相談を活用してみてください。
現状の悩みやお子さんの様子をしっかりヒアリングしてもらったうえで、親子関係の改善や再登校に向けて何をしていくべきなのかアドバイスがもらえます。
是非一度検討してみてください。
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