スダチの不登校支援は怪しい?詐欺?利用したからこそわかる怪しいと言われる理由と全貌を解説
「スダチの不登校支援のアプローチ方法は怪しいの?」
「スダチの不登校支援は詐欺?本当に再登校を目指せるの?」
お子さんが不登校となり、解決方法を調べていると、スダチの支援を目にすることがあります。
「支援したお子さんの90%が再登校を果たしている」「平均3週間で再登校を果たすお子さんが多い」という文言を見て、「本当なのだろうか?」「子どもの気持ちを無視して無理矢理再登校させているのではないか?」と怪しく感じるかもしれません。
実際にSNSやWEBメディアでも、「スダチの支援は怪しい」と主張している記事を目にします。
そこで今回は、実際にスダチを利用して息子の不登校を解決してきた経験も踏まえながら、スダチが怪しいと感じる理由とその見解を解説します。
利用したからこそわかるリアルな感想も掲載しているため、参考にしてください。
スダチでは、1対1で顔出し不要のオンライン無料相談を用意しているため、気になる方は、相談だけでも利用してみてください。
私も実際に利用したとき、子どもの様子を丁寧に聞いてもらったうえで、解決に向けてやらなくてはならないことを教えてもらえました。道が開けて気持ちが軽くなったことを覚えています。
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1. スダチの不登校支援が「怪しい」「問題」だと言われる理由
スダチの不登校支援が「怪しい」と言われる理由と、利用したからこそわかるスダチの全貌を解説します。
1-1. 理念があり宗教のように感じる
スダチはYouTubeなどのメディアをとおして、不登校を解決するために必要なアプローチ方法に関する、スダチ独自の考え方や理念を発信しています。
不登校支援団体のなかには「こういう考えや理念のもと支援しています」と、明確に発信する団体が少ないかもしれません。
そのため、特にスダチの支援は、「考え方に共感できたから」という理由で依頼するご家庭も多いです。
それにより「賛同できる親だけが熱心に取り組んでいて、まるで宗教みたいだ」と感じる方がいて、怪しいと思われることがあります。
1-1-1. 本当に宗教のように怪しいのか【利用者による全貌を解説】
多くの不登校支援は、「今はお子さんがつらい状況だから見守ってあげましょう」「お子さんが無理なく過ごせる居場所を用意しましょう」という方針の支援となります。
たしかにこの支援は、親御さんも大きく行動することがなく、負担も少なく感じ、納得を得られやすいです。
一方スダチの支援は、毎日子どもの様子をスダチへ伝えたり、スダチからのフィードバックに基づいて親が行動していく必要があります。
毎日となるため、親の意思も固くないと続けていくのが難しいです。支援方針について深く理解し、賛同していない状態だと「こんなに接し方を変えないといけないの?」と納得できない場合もあるかもしれません。
他の支援とは大きく異なるスタイルであり、親御さんの決意も必要となるため、スダチは不登校解決に向けた考え方をメディアで発信していると考えられます。
我が家も当初は、スクールカウンセラーなどによる「見守り」を重視する支援を受けていました。
「専門家がそう言うなら」と思い、寄り添ってつらい気持ちが和らいだら、また学校へ行けるのではないかと感じていました。
ただ、子どもがストレスを感じないよう、優しく接していても、状況は何も変わりません。見守り続けた結果、息子の不登校は、半年以上続いてしまったのです。
むしろ不登校になったばかりのときよりも、抱えているつらい気持ちや不安がどんどん大きくなっているように思えました。
そこで民間の支援先を探すようになり、スダチのYouTubeにたどり着きます。
スダチでは、たしかに他社にはない、明確な考え方を発信していました。
ただその情報は、「本当に解決できるのだろうか」という、私たちが抱えていた不安を払拭してくれ、気持ちが前向きになったことを覚えています。そして支援を受ける決め手にもなりました。
スダチの実際の支援は私たち親に行動が求められます。子どもの出方によっては、大変だと感じることもありましたが、支援方針に十分納得していたため、最後まで前向きな気持ちで行動できました。
1-2. 利用料が高く詐欺なのではないか
スダチの利用料を見て、「高い。詐欺なのではないか?」と思われる方もいます。
実際に、スダチの初回無料相談後にかかる利用料は次のとおりです。
※執筆時現在
支援内容 |
利用料 |
詳細 |
再登校面談(1時間) |
4万9,500円 |
・再度悩みをヒアリングしてもらえる ・各家庭に合わせて再登校までの計画書を作成 ・80ページにも及ぶ子育てマニュアルを提供 ・5本(約2時間)の子育てマニュアル動画の提供 |
その後毎日の支援 |
30〜50万円 |
・毎日子どもの様子と家庭の対応をサポーターに伝える ・それに対し具体的な声かけや接し方のアドバイスをもらえる ・再登校して継続的に学校へ通えるようになるまで支援してもらえる ・再登校できるまでの期間によって費用が異なる |
一時的に決して安くはない費用がかかるため、「詐欺なのではないか?」「不登校に困っているからこそ、多少高くても払ってくれると思われているのでは?」と考え、怪しいと感じる方もいます。
スダチが提供している支援の料金は、以下の記事でより詳しく解説しました。
スダチの不登校支援の料金は高い?実際に利用してわかった費用と効果を公開
1-2-1. スダチの利用料と他の不登校支援の料金を比較【利用者による全貌を解説】
たしかに一時的に支払う費用は決して安くはありません。
ただ、他の不登校支援を利用したケースと比較をしてみると、スダチへ支払う総額は非常に安いです。
【1年間でかかる費用の総額】※執筆時現在
スダチ |
フリースクール |
通信制高校(※) |
総額30〜50万円 |
総額:133万円前後 ▼内訳 フリースクール総額:53万円 学習支援総額:80万円 |
総額:138万円前後 ▼内訳 通信制高校総額:41万円 通信制サポート校総額:97万円 |
(※)不登校のお子さんが選択することの多い、私立の通信制高校費用を算出
不登校の解決を目指さない場合、小中学生のお子さんは、無理なく過ごせる居場所のフリースクールを利用するケースが多いです。
高校生になると、多くのお子さんは、毎日通う必要がなく高卒資格の取得を目指せる通信制高校を選択します。
また、どちらもこれだけでの利用だと学習を補うことが難しいため、塾などの学習支援や通信制サポート校を併用します。
他の支援は、スダチのように再登校を目指さず、お子さんを永続的に支援する形式です。そうとは謳っていなくても、実際に見守り続けても不登校は解決できません。
またフリースクールや通信制高校の、毎日通う必要がない自由な生活に慣れてしまうと、再登校が難しくなります。
一見、月々の支払額は、スダチより少ないと感じるかもしれませんが、将来的に支払う金額は何百万円にも及ぶため注意が必要です。
1-2-2. スダチの料金形態の裏側!ビジネスモデルについて【利用者による全貌を解説】
PRESIDENTに掲載された、スダチ代表へのインタビューでは、「スダチは、持続可能な支援を成り立たせるために、現状の支援費用でビジネスとしてスダチが成り立つようにしている」と語っています。
NPO(非営利組織)という選択肢も検討したようです。ただ、最終的に社会問題の解決を目的にすると考えた時に、持続可能であることが必要条件でした。
寄付やボランティア頼みで規模を拡大するのは非常に難しいものです。そもそも資金が回らなくなり、お子さんに支援を提供し続けることすら難しくなってしまう可能性もあります。
お金が回る仕組みを作り、中でサポーターとして働く社員も増やしていく方が、最終的にはより多くのお子さんを救えると考え現状のシステムとなりました。
我が家も利用していましたが、月に数回の支援ではなく、スダチの支援は毎日繰り返されます。
サポーターから毎日ヒアリングしてもらえる項目も多く、それに対しての回答とフィードバックもかなりの量でした。また、2024年6月時点で1,000名以上が再登校しているため、利用者の数も非常に多いと推測できます。
これを踏まえると、スダチの内部では多くのサポーターが長時間稼働しているため、それに見合う人件費は必要だとわかります。
また、他の支援と比較したらむしろ安い点や、毎日伴走型でサポートしてもらえることを踏まえると、費用は決して詐欺ではなく妥当だといえるでしょう。
1-3. 「スダチのアプローチが逆効果だった」という利用者への取材記事がある
2024年10月に集英社オンラインにて「<不登校支援業者の闇>「平均3週間で不登校を解決」「再登校率は90%以上」をうたう業者を利用した母親の懺悔。息子は泣きながら「僕をいじめるお母さんなんて大嫌い」と反発し…」というスダチの利用者を取材した記事が公開されました。
この利用者は、2022年秋にスダチを利用したとのことです。
その際、スダチのアドバイスに合わせて行動していくと、お子さんの様子が悪化し「僕をいじめるお母さんなんて大嫌い」と何回も泣き叫び、家のあらゆるものを破壊して大暴れしたようです。
スダチへその様子を伝えても、アドバイスは、「子どもが抵抗するのはどの家庭にもあることで、お母さんの努力が足りない」という内容でした。
この親御さんは、突然お子さんへの対応を過度に厳しくしたことに対し負い目を感じながらも、アドバイス通りに行動しないといけない義務感もあり、つらい思いをしたようです。
「再登校率90%以上」という数字もプレッシャーになってしまい、自己嫌悪に陥り2週間で利用をやめたようです。この記事を目にして「スダチのプログラムは怪しい」と感じた人も少なくありません。
1-3-1. スダチのアプローチは逆効果なのか【利用者による全貌を解説】
スダチでは、集英社の記事に対し、事実とは異なり批判を生じうる内容が含まれているとされ、声明を発表しています。
画像引用元:https://sudachi.support/corp/news/673/
取材を受けた女性が利用していたとされる時期の顧客情報、ご相談内容、毎日の支援内容を調査した結果、整合性が取れる家庭はありませんでした。
またその当時、スダチが提供していたサービス内容と合致しないことも複数含まれているとして、現在、集英社にたいし、事実関係の確認をおこなっているようです。
事実ではないことが誇張された状態で掲載されている可能性が高く、この記事だけで「スダチは怪しい」と判断することはできません。
また、我が家も利用者として言えることは、フィードバックのもと行動し、私の接し方が変化することで一時的に子どもが大きく反抗したり暴れたりは、確かにありました。
ただそのような状況をスダチへ相談したときに、ネガティブなフィードバックをもらったことは1回もありません。
そのため、「お母さんの努力が足りない」といった内容に疑問を感じています。どんなときでもスダチからもらうアドバイスは、前向きな内容で、私たち親に寄り添ってくれていました。
こちらの気持ちを汲み取ったうえで、うまくいかないと感じるときも親の行動もしっかり褒めてくれて、今後も子どものために行動しようと前向きに思える内容だったことを覚えています。
スダチの支援が失敗だった!という事例は、次の記事でも解説しているため、合わせてご確認ください。
スダチの不登校支援を利用して失敗した事例はある?不登校を解決するために大切なこと
1-4. 「自傷行為を過小評価している」といった医師による見解がある
「「不登校を3週間で解決」うたう民間業者に医師が警鐘。運営元の代表を直撃すると“まさかの返答”」では、精神科医がスダチが不登校のお子さんに見られる自傷行為を過小評価していると取り上げていました。
スダチのサポーターによるXのアカウントも引用しながら、ベランダに足をかけ非常に危険な状態だったのに支援していたことや、過敏性腸症候群を医療関係者でないのに「大義名分(疾病利得)」としていた発言を問題視しています。
また、「『自殺で亡くなってしまった不登校経験者のうち、約75%が学校に再登校していた』という研究結果も取り上げていることから、記事を見た人は怪しいと感じているかもしれません。
1-4-1. スダチは自傷行為を過小評価しているのか【利用者による全貌を解説】
スダチでは、重いメンタルの疾患にかかっていて、明らかに医師による治療が必要なお子さんへは支援を提供していません。
初回の無料相談でお子さんの状況をヒアリングしたうえで、医療の力を借りるべきお子さんには、医療機関での治療を勧めます。そして、症状が和らいでから再度無料相談を検討いただいているようです。
Xは限られた文字数の中で多くの人に支援の存在を知ってもらう必要があります。そのため、どうしても説明が足りなかったり、少し過激なワードになったりしたことで、自傷行為について過小評価しているように見えてしまったのかもしれません。
ただ、医療の力が必要なお子さんはそもそも支援できないため、親に反発するために「死んでやる」という自傷行為を見せていたり、過敏性腸症候群と診断を受けているものの投薬までは必要がなかったりするケースではないかと推測できます。
実際に私の息子も、不登校になる前、徐々に頭痛や腹痛を訴えて、学校へ行けなくなりました。
複数の医療機関を受診したところ、同じように過敏性腸症候群と診断を受けたり、他のクリニックでは何も診断されなかったりで、明確な理由がわからない状況でした。
毎日学校へ行けず、不調を訴え、あきらかに普段とは異なる状況なので、どうしても何かしらの診断を受けてしまうことがあるかもしれません。
ただ、息子の場合、スダチの支援の中で、気持ちが前向きに変化していくことで、頭痛や腹痛といった不調は訴えなくなっていきました。
またスマホゲームに依存気味だったため、「学校へ行けるまでゲームはやめるという約束だったよ」と声をかけたところ、反発するために「もう死んでやる!」といって暴れるような自傷行為が見られたこともあります。ただ、本気で死のうとしているというより、親を困らせたり、試したりが狙いなことも、親だからこそわかりました。
他にも記事で取り上げている自殺の研究結果は、以下などにおいて、調査が不足している部分があります。
- 不登校経験者8名のうち再登校経験者6名という数を75%と表記している
- 自殺された方20名に実施した調査でサンプルが少なすぎる
- 調査対象者は不登校・再登校だけでなく他の自殺要因も経験している、しかも学生が対象者ではない
この研究については、次のスダチのサイトにて詳細が解説されています。あわせてご確認ください。
「自殺した不登校児の“75%は再登校”していた」8人のうち6人で75%と表記|学校復帰が本当に自殺につながるのかを不登校支援の専門家が解説
1-5. プレスリリースによる騒動があった
2024年8月13日にスダチが「板橋区と株式会社スダチが連携し不登校支援を強化」というプレスリリースを発表したことで炎上した騒動がありました。
SNSなどで「登校をさせれば解決するわけではない」「無理に再登校をさせるのは逆効果」といった批判の声が集まり、板橋区も同日公式サイトにて、スダチとの連携を否定する声明を発表しています。
この騒動により、スダチへの不信感を持った親御さんもいることでしょう。
1-5-1. スダチは板橋区と全く連携しないままプレスリリースを公表したのか
炎上を機に、もともとスダチの支援に賛同していなかった方が、SNSでさまざまな発言をしています。ただ、板橋区と全く連携もないままにスダチが準備を進め、勝手にリリースを出したという事実はないとされています。
実際スダチは、板橋区教育委員会へ二度訪問し、不登校支援について説明をしていたようです。
板橋区の教育委員会は、不登校のお子さんへどのようにアプローチすべきか模索しているなか、「スダチのアプローチをしたらどんな効果があるか知ってみたい」ということになり、検証できるところがあれば、実施し効果を見るという方向になりました。
そして、教育委員会が事前に各学校へ説明し、選定した2校をスダチへ紹介したとされています。スダチは、2校の校長先生たちと話をしている段階だったようです。
ただここで、板橋区とプレスリリースの内容と表現、リリース日などを詳細に詰め切れてないなか、スダチがプレスリリースを発表してしまいました。
板橋区としてはまだ完全に「連携」はしていなかったことと、「板橋区が不登校についてスダチの方針を採用し、不登校児童を再登校させようとしている」と誤解されたことで、連携を否定する内容の発表をした経緯があるようです。
プレスリリースを打ち出すことについて、区と詳細を詰めきれなかったことが原因となった騒動でした。
1-6. 過度なデジタル機器の制限
スダチでは、不登校解決に向けてデジタル機器の利用制限をすることの大切さを発信しています。
このデジタル機器の利用制限について、精神科医が次のとおり問題視しています。
「この方法で成功する例もあるとは思うのですが、親子関係がそもそも安定した関係を築けていないケースにおいては、極めて危険な方法だと思います。ゲームやネットの世界にハマる子どもたちの中に、その世界が唯一の心が安心できる場所となっている子どももいます。
「この方法で成功する例もあるとは思うのですが、親子関係がそもそも安定した関係を築けていないケースにおいては、極めて危険な方法だと思います。ゲームやネットの世界にハマる子どもたちの中に、その世界が唯一の心が安心できる場所となっている子どももいます。
もしも、家庭内が心の安全基地となれていない場合に、唯一の心の居場所までも奪うことになってしまうのです。前の記事でも述べたように、子どもは大人よりも先の見通しを立てることが難しく、現実がうまくいかないときに、心理的に追い込まれやすいのです。追い詰められた子どもが死ぬしかないという発想になるリスクがあることを知ってほしいです」
引用元:「不登校を3週間で解決」うたう民間業者に医師が警鐘。運営元の代表を直撃すると“まさかの返答”
これを読んだ親御さんは、スダチに不信感を抱くかもしれません。
1-6-1. スダチが実施するデジタル機器の制限は危険なのか【利用者による全貌を解説】
スダチでも、不登校解決に向けデジタル機器の利用制限はするものの、「いきなりゲームを取り上げるのはいけない」とし、実際にYouTube動画も発信しています。
スダチでも、支援を開始したからといって「今日から徹底的にゲームを制限しましょう」とはなりません。
現状のご家庭とお子さんの状況をヒアリングしたうえで、段階を踏んでデジタル制限のルールをつくります。
まず親子関係の改善が必要であれば、親御さんがお子さんへ必要な立ち振る舞いをしてもらい、改善を目指します。そのうえでデジタル機器への制限も設ける流れです。
また、ゲームをいきなり取り上げるようなこともしません。ルールをつくったうえで、以下などを事前にお子さんへ共有します。
- ルールをはじめる日
- ルールが必要な理由(学校に行かないでゲームばかりしている状況は、明らかにお子さんに取ってよくないということを伝える)
お子さんと親御さんどちらも冷静な状況で話をして、ルールを決めることになります。
ゲームはたしかに不登校のお子さんにとって居場所となっているかもしれません。ただ、もしもゲームに依存して時間を忘れて取り組み、朝も起きれない状況であれば、その状況をそのままにしていいとは言えないでしょう。
お子さんにとっての本来の居場所はゲームのなかではなく、学校や社会のなかに幸せに生きられる居場所があります。
スダチのサポートでは、適切な方法をゲームの制限をとおして、お子さんの本来の居場所で、お子さんらしく幸せに生きていくための支援を提供しています。
2. 「怪しい」と批判されてもスダチが不登校支援を続ける理由
「不登校を解決して再登校を目指す」という、他の支援先と異なる方針のスダチは、方針に賛同していない方からSNSなどで怪しいと批判されることがよくあります。
それでもスダチは、「根本的な課題にアプローチしながら不登校を解決していくことは大切」としています。
その理由について解説します。
2-1.解決できなかったとき最終的に親が子どもに恨まれるケースがあるため
スダチには、アメリカでひきこもりについて研究していたスタッフがいます。
研究をとおし、さまざまなひきこもり経験者からヒアリングしたとき、次の回答が多かったようです。
- 「親が何もしてくれなかった」
- 「自分がこうなってしまったのは親のせいだ」
親御さんは、お子さんをひきこもりにしたかったわけではなく、むしろ救ってあげたいと思い行動されていたことでしょう。
「今は見守ってあげましょう」というアドバイスに基づき、見守り続けた結果、恨まれてしまうのは非常につらいものです。
今の日本にある多くの支援では「見守ること」が主流となります。ただ、それが正解とは言えません。
実際に、不登校という問題を抱えながら大人になり、社会の中でも過ごせる居場所が限られる方もいます。不登校の中にある根本的な課題を乗り越えられず、トラウマのようにつらい気持ちを抱え続け、大人になってしまう方も多いです。
見守り続けることで、お子さんは自分自身が抱えていた課題とは認識できず、「何もしてくれなかった親のせいだ」と感じてしまいます。
学校で課題を抱えたのは親御さんではなく、お子さんご本人のため、お子さんが乗り越えられるよう親御さんが適切にサポートしていく必要があります。
スダチでは、見守り続けることで、つらい思いを抱え続ける親御さん、お子さんを少しでも減らすために支援を提供し続けているようです。
2-2. 子育てについて教えてくれる機関が現状の日本にはないため
現状の日本は、子育て方法について学ぶ機会がなく、親御さん方は手探りで日々お子さんと向き合います。
そのため、お子さんのことを思い、どんなときも優しく接してきたことで、親御さんのことをお子さんが下に見ていたり、主体的に行動する力がなかったりするお子さんも中にはいます。
本来は、正しい親子関係を築き、親が主導権をにぎったうえで子育てすることが大切です。この主導権というのは、決して子どもが親の言いなりな状況ではなく、「尊敬できる親がいる」という状態です。
尊敬できる人から、いつも自分の行動を見ていてもらえて、正しいことをしたときにたくさん褒めてもらえることでお子さんの自己肯定感がどんどん育ちます。
自己肯定感が適切に育つことで、お子さんは社会のなかで主体的に行動できるようになります。
学校で何か課題を抱えても、それを問題としてとらえず、「どうやって解決していこうかな」と前向きに考えられるようにもなるでしょう。
正しい親子関係を築くには、単に褒めたり、厳しくしたりすればいいというわけではありません。適切なポイントで適切な声掛けや行動をしていくことで、正しい親子関係が構築されます。
この、適切な子育て方法について教えてくれる機関は、現状の日本にはどこにもありません。
そのため、スダチでは、サポートをとおして、子育てのやり方を提供しています。
スダチでは、不登校のお子さんだけでなく、子育てについて悩む親御さんへもアドバイスを提供しています。お子さんへの対応で悩むことがあれば、一度無料相談の活用もおすすめです。
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2-3. 日本人の幸福度を上げたいと考えているため
スダチの代表には、社会のなかで幸せに生きていく方を増やしたいという思いがあります。
そのために会社や職場環境をよくしたいと考え、コンサルティング会社で3年ほど人事のコンサルをしていた経験もあります。
ただ、うつになってしまう人、幸せに楽しく働いている人など、同じ職場でもその人により幸せを感じるかどうかはさまざまです。
職場環境も、もちろん大切ですが、個人が受けてきた教育、触れてきた思想や考え方、親の存在といったものの方がよっぽど重要であることに気づきます。
スダチは、お子さんにとって最も身近な存在の親御さんからの声かけや接し方をとおして、お子さんにどのような環境でも幸せに生きていける力が身に付くという考えのもと支援を提供しています。
実際に我が家も、支援をとおし、子どもへの接し方、声掛けを変化させることで、子どもの考え方と行動が前向きに変化していきました。
昔は控えめな性格で何事もこちらから促さないと行動していなかった息子が、今では学校で主体的に行動していると先生から伺います。
困ったことがあっても周囲へ声をかけて、助けてもらいながら、仲間と明るく乗り越えているようです。問題としてネガティブに捉えず、どうすればこなせるかという考えで行動していることがよくわかります。
そんな息子の姿を見ると、この先どこへ行っても、この子なら幸せに生きていけると思えます。
スダチの代表「小川涼太郎さん」の評判は、次の記事でまとめました。
スダチの代表「小川涼太郎」さんの評判や口コミは?炎上し批判されているが信頼できる?不登校支援内容を徹底解説
3. スダチの不登校支援が「怪しい」と感じたら…知ってほしい不登校解決のために大切なこと
3-1. 現状は不登校の子どもへの公的なケアは行き届いていない
現状の日本では不登校のお子さんに対して十分な支援が用意されていません。
文部科学省でも、不登校のお子さんを積極的に学校へ戻そうとはしておらず、将来的な社会復帰を目指していくとしています。
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
引用元:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
実際に板橋区も、不登校児へのアプローチ方法に悩んでいたからこそ、スダチのアプローチでどんな効果があるのか検証する方向性でした。
お子さんが不登校となったとき、もちろん学校に相談することも大切です。ただ現状の学校では積極的に学校復帰するような支援はしてくれないことを知っておきましょう。
3-2. スダチ以外の支援先に相談も試してみる|スクールカウンセラーなど
「スダチの支援が怪しい。大丈夫なのか?」と感じているときには、もちろん最初からスダチを利用せず、他の支援先を利用してみることもできます。
- スクールカウンセラー
- 教育支援センター
- その他カウンセリング
など
利用してみて「状況がかわらない」「不登校を解決していきたい」そう思ってからスダチを選択することもできるでしょう。
我が家も実際子どもが不登校になってから、半年ほどはスクールカウンセラーや小児科で相談していました。
ただ状況が変わらず、息子がどんどん暗くなっていったことから、スダチの支援を受けることに決めました。
3-3. 不登校の解決には親からのアプローチが欠かせない
もしも不登校を解決したいと考えているときには、親から子どもへのアプローチが欠かせません。
不登校の根本をたどると、子どもの自己肯定感が低く、学校で抱えたさまざまな課題を乗り越えられず、つらい気持ちが限界に達して不登校となることが多いです。
自己肯定感を育てていくことで、子ども自ら抱えている問題と向き合うようになり、「自分なら乗り越えられる」「意外と大した問題ではないかも」と捉えて乗り越えられるようになります。
お子さんの自己肯定感をどんどん育てていけるのは、子どもにとってもっとも身近な大人の親である私たちです。
親からの接し方、声掛けをとおし、自己肯定感をどんどん育てられます。
実際にスダチの支援をとおし、毎日親から子どもへアプローチしていくことで、日に日に自己肯定感が育ち、平均3週間で再登校を果たしているお子さんが多いです。
3-4. 学校へ行っていなくても、もちろん価値がある!だからこそ再登校も大切
スダチを怪しいと批判している記事のなかには、
「スダチは不登校の解決を大切にしている=再登校しないとダメ=学校へ行けない子どもはダメ」
とスダチが考えているかのように記載されていることがあります。
ただ、スダチは、社会のなかで幸せに過ごすお子さんを増やしたいと考えているだけで、「再登校できないお子さんはダメ」という主張をしたことは一度もありません。
どんなお子さんも、社会のなかでそのお子さんらしく幸せに生きていくことができます。そのきっかけを提供したいだけであり、「再登校できないとダメ」なわけではありません。
ただ、不登校という状況が続き、つらい気持ちを抱えながら大人になっていくお子さんがいたり、フリースクールを利用したことで社会のなかで過ごせる居場所が限られてしまうお子さんがいたりすることから、再登校を目指すことは大切としています。
また、スダチも、不登校は問題やダメなことではないと主張しています。不登校は、お子さんがこれから社会のなかで幸せに生きるための通過点に過ぎません。
不登校という成長の通過点を親子の関係をとおし、乗り越えていくことで、その経験がお子さんの自信につながります。また親子の信頼関係もさらに深まっていきます。
スダチは、一つの成長の通過点を穏やかに乗り越えるためのサポートを提供しています。
4. スダチの不登校支援が怪しいと感じた人からのよくある質問
ここでは、スダチが怪しいと感じている人からのよくある質問を解説します。
4-1. スダチの不登校支援はどんなことをするのですか?
スダチの支援は、スダチからもらうヒアリングシートに沿って、毎日子どもの様子と家庭での接し方をスダチへ伝えます。
その内容に基づき、スダチから、接し方と声掛けのフィードバックがもらえるため、それに基づき親が行動していきます。これを毎日繰り返す支援となります。
詳しい支援内容は、我が家が実際に利用したときの体験談を記事にしたので参考にしてください。
スダチの口コミは本当なの?不登校支援を実際に利用した実体験と評判!我が家の再登校までの道のりを公開!
4-2. スダチの再登校率は?
2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきたようです。
支援したお子さんの9割が再登校を果たしていると公表しています。
4-3. スダチの不登校支援が炎上した理由は?
本記事でも紹介した板橋区と連携したことについてのプレスリリースにて炎上しました。
炎上に関しては、次の記事で取り上げているため参考にしてください。
不登校支援のスダチが炎上|板橋区との連携をめぐる騒動と本当に効果のある不登校支援とは
4-4. スダチの不登校支援はルールが厳しいの?
スダチの不登校支援は、親御さんからお子さんへの積極的なアプローチが必要となります。
親御さんはお子さんを思っているからこそ、お子さんへ優しく接しているご家庭が多く、親御さんが主導権を握れていない(親子の立場が逆転し、子どもが親を下に見ている)ケースも多いです。
不登校を解決するには、親御さんが子育ての主導権を握る必要があります。
そのため、スダチのサポートのもと、ご家庭でルールをつくっていくことが求められる場合もあります。
ただ、「親に口答えしない」などの明らかにおかしいルールではなく、以下のように当たり前のルールです。
- 夜〜時には寝て朝〜時には起きる
- 学校へ通えるようになるまでゲームをしない(ゲーム依存の場合)
また、誰にでも同じルールを設けるだけでなく、上記は一例であり、そのお子さんそれぞれに必要なルールを設けます。
5. まとめ
スダチの支援が怪しいと言われている理由や、全貌を利用したからこそわかる実体験も含めながら解説しました。
スダチは他の不登校支援とは異なり、再登校を目指してアプローチしていきます。
それにより、「不登校で苦しんでいる子どもを再登校させるのはよくないのでは?」と考える方にとって、怪しいと感じてしまうかもしれません。
たしかにスダチの支援では再登校を目指したアプローチとなりますが、我が家は子どものこの先の将来にとって必要なことだったと感じています。
スダチのサポートをとおし、私たち親子の関係も前よりももっと良くなりました。
そして何より息子は、再登校しただけでなく、不登校になる前よりも、主体的に行動し学校生活を楽しんでいます。
学校で楽しく過ごす姿が、昔の子どもからは想像できなくて、利用してよかったと感じています。
もしも今、不登校に悩み、何をどうしたらいいかわからないときには、一度スダチへ相談してみませんか?
初回は、無料相談ですし、それだけでも、解決に向けてどんな行動をしていけばいいのか具体的なアドバイスをもらえます。
気持ちが明るくなり、親御さん自身が前向きな気持ちで、お子さんの不登校と向き合えるようになります。是非一度検討してみてください。
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