不登校の子どもが海外留学するメリット・デメリット|留学エージェントを利用する前に知っておくべきこと

不登校の子どもが海外留学するメリット・デメリット|留学エージェントを利用する前に知っておくべきこと フリースクール

「不登校の子どもが海外留学するメリット・デメリットは?」

「不登校向けの留学エージェントはどのように選べばいい?」

 

近年、小学生や中学生、高校生の不登校の子どもたちが増えています。この問題に対処するため、環境を変える目的で海外留学を選ぶ家庭も増えてきています。

 

海外留学は、不登校だった子どもたちの環境に大きな変化をもたらすのが魅力です。留学経験を通じて、子どもたちが自信を取り戻し、日本の学校に復帰する例や、海外で新たな進路を見つけるケースも報告されてきました。

 

ただし海外留学したからといってお子さんの不登校が必ず解決するわけではないため、今のお子さんにとって本当に必要な選択かは見極めなくてはなりません。

 

本記事では、小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。

  • 不登校の子どもでも留学できる?
  • 不登校の子どもが留学するメリット
  • 不登校の子どもが留学するデメリット・注意点
  • 不登校の子ども向けの留学エージェント選びのポイント
  • 不登校の子どもが留学した後の進路
  • 不登校の子どもにおすすめの支援先

ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。2024年1月時点で800名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。

 

子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、接し方、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。

 

親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には主体的に再登校を果たしてくれました。また、親子関係がよくなり、今では子どもと過ごす時間が前よりもっと幸せなものとなっています。

 

オンライン無料相談にて子どもの現状を伝えると、再登校に向けた具体的な道標やアプローチ方法を教えてもらえて、これから何をすれば良いのかが明確になります。

 

\スダチの公式ホームページを確認してみる/

1. 不登校の子どもでも留学できる?

結論からお伝えすると、不登校のお子さんでも留学は可能です。

一般的に、不登校のお子さんが留学する場合は、以下のケースに分類できます。

  • 今まで通っていた学校に在籍しているケース
  • 通信制高校に在籍しているケース
  • すでに高校を中退しているケース

それぞれのケースについて順番に詳しく解説します。

1-1. 今まで通っていた学校に在籍しているケース

不登校となった学校に今も在籍しているケースです。この場合、学校をやめなくても留学できます。例えば高校生の場合、籍を置きながら短期または最長で1年間留学できる制度があります。

 

その際、在学留学と休学留学の2パターンとなり、以下の違いがあります。

 

在学留学 留学期間の学習は、帰国後に学校での単位として認められる。
単位として認められるかの判断は、在籍している日本の高校による。
休学留学 日本の高校を1年間休学して留学する。
単位として認められず、帰国後は日本の高校で合計3年間学ぶ。

 

留学をきっかけに帰国後、以前通っていた学校に復学するお子さんも中にはいます。留学の条件や単位認定は学校によって異なるため、留学を計画する前に学校に確認しましょう。

1-2. 通信制高校に在籍しているケース

不登校となったことを機に学校をやめて通信制高校に在籍しているケースです。登校日数が少なく自宅にいることがほとんどのため、「通信制高校卒業後に社会復帰できるのだろうか」という不安から留学を検討されているかもしれません。

 

日本の通信制高校では海外での学習も年間30単位まで認められているため、通信制高校に在籍しながら海外留学を選ぶお子さんが増えています。

 

通信制高校の中には、海外留学を積極的に支援する学校や、海外の姉妹校と提携している学校もあります。このような学校では、留学中もスムーズに学べる環境が整っており、初めて海外に留学するお子さんでも安心して挑戦できるでしょう。

1-3. すでに高校を中退しているケース

現在、多くのお子さんがさまざまな理由で学校を辞めることがありますが、もちろん高校を中退しても海外留学は可能ですし、実際に海外留学を選ぶ人もいるのが現状です。

 

特にオーストラリアやニュージーランドの高校に留学し、日本に帰国した後は帰国子女枠を利用して大学受験するお子さんが増えています。日本の多くの大学では帰国子女枠を設けており、これを利用することで一流大学への入学のチャンスを広げられるでしょう。

 

このため、高校を中退したからといって将来を悲観する必要はありません。

2. 不登校の子どもが留学するメリット

現在不登校となっているお子さんが留学するメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。

  • 視野・価値観を広げられる
  • 語学力を養える
  • 自主性・自信を身につけられる

それぞれのメリットについて順番に詳しく解説します。

2-1. 視野・価値観を広げられる

海外留学によって異なる価値観や文化に触れられれば、お子さんにとって新しい刺激となります。お子さんの視野を広げ、不登校の悩みを以前ほど重く感じなくなるかもしれません。

 

日本とは異なる環境で生活することで、貴重な体験ができ、自分の意見や感情をはっきり伝えることの重要性を学べることもあります。その結果、自然と積極的なコミュニケーション能力が向上する可能性があるでしょう。

2-2. 語学力を養える

早い段階で海外留学することは、語学力を向上させるうえでも大いに効果的です。留学中、日常的に現地の言語に触れることで、ネイティブレベルに近い語学力を身につけられます。

 

この語学力は、帰国後の学校への復学や将来のキャリアにおいて大きな強みとなるでしょう。

2-3. 自主性・自信を身につけられる

日本人は島国で育つことから、しばしば消極的で自主性が足りないと指摘されることがあります。海外では直接的に意見を述べたり、自己主張をしたりするのが一般的です。これに対して、日本では周囲に合わせる傾向が強く、自分の意見を控えることが多いです。

 

しかし、グローバル化が進む現代社会では、積極性や自主性も重要です。海外留学は、さまざまな国の人々と接する機会を提供してくれます。留学先では多国籍の学生が集まるため、日々異なる文化の人々と交流する中で、自然と積極的な姿勢や自立心が育つでしょう。

 

海外で消極的なままでは友だちを作るのが難しいため、新しい環境への適応を通じて、自分自身が大きく変わることもあり得ます。この経験は、帰国後の人生にも大きな影響を与える可能性があるでしょう。

 

日本人が周りにいない海外の環境で自分だけの力で生活することは、大きな自信につながります。特に留学初期は自分自身のみが頼りですから、自分で問題を解決しようとする姿勢が身につきやすいです。うまくいくと、「自分は大丈夫」という強い自信を持てるようになるでしょう。

3. 不登校の子どもが留学するデメリット・注意点

不登校のお子さんが海外留学することには、メリットだけでなくデメリット・注意点もあります。双方を知ったうえで、留学するかどうか検討しましょう。

 

代表的なデメリット・注意点は以下のとおりです。

  • 数百万円程度のまとまった費用が求められる
  • 文化・習慣の違いからストレスを感じやすい
  • 日本とは教育システム・卒業資格が異なる
  • 語学力が低いと授業についていくのが難しい
  • 不登校の根本的な解決策にはならない

それぞれ順番に詳しく解説しますので、しっかり把握しておきましょう。

3-1. 数百万円程度のまとまった費用が求められる

海外留学は安くはなく費用がかかります。数週間〜1ヶ月程度の短期間の留学であれば、約30万円から50万円の予算でも可能ですが、数ヶ月〜1年間の長期間の留学や留学先の国によっては、費用が数百万円程度に上ります。

 

現実的に短期間の留学で、不登校を解決してしまうほど、お子さんの価値観を変えることは難しいでしょう。「不登校解決のきっかけになるかも」と長期間の留学を選択したとしても、留学先で不登校となるケースも大いにあり得ます。

 

留学に費用をかけたとしても、期待していたような効果は得られない可能性が高いと理解しておくべきです。再登校やこの先の社会復帰を目指すのであれば、数十万円で利用できるような不登校の解決を目的とした支援先を検討した方が良いでしょう。

 

ちなみに海外留学では、入学金、授業料、滞在費、食費、交通費、交際費、保険料、パスポート取得料などに費用がかかります。これらは基本的な出費であり、実際にはその他にも様々な経費が発生します。

3-2. 文化・習慣の違いからストレスを感じやすい

不登校の問題を解決するために海外留学を選ぶことには、リスクも伴います。特に日本でコミュニケーション面で困難を感じているお子さんが、言語の壁や異なる文化や価値観を持つ海外で人と関わるのは難しいです。

 

留学を通じて自己変革を目指すものの、新しい環境のストレスにより挫折してしまうケースも少なくありません。

3-3. 日本とは教育システム・卒業資格が異なる

日本と海外の国々では教育制度が異なるため、海外留学を考える際には注意しましょう。

 

例えば、日本では小学校が6年間、中学校が3年間の義務教育がありますが、他の国では義務教育の期間がこれより短かったり長かったりします。留学する国の教育制度を事前に調査することが大切です。

 

また、海外の高校を卒業しても、それが日本の高校卒業資格と同等に扱われるとは限りません。海外での高校卒業資格が、日本の大学の受験資格として直接認められない場合もあります。

 

帰国子女枠を利用して受験する方法もありますが、その条件を満たしているかを確認することが重要です。

3-4. 語学力が低いと授業についていくのが難しい

英語が全く話せない状態で海外留学すると、挫折する可能性があります。単に海外に行けばすべてがうまくいくと考えるのは間違いです。基本的な英語能力がないと、留学を早期に断念せざるを得なくなることも考えられます。

 

そのため、基本的な文法知識や語彙力など、留学先での授業についていける程度の英語力を事前に身につけておくことが大切です。英語力をある程度まで向上させてから留学することをおすすめします。

 

学校の勉強がきっかけで不登校となった場合には、留学先で授業についていけず再び不登校となってしまう恐れもあります。

3-5. 不登校の根本的な解決策にはならない

海外へ留学したからといって不登校は根本解決しません。

 

親御さんの中には「留学すれば環境が変わるし、不登校が解消されるかも」と考えているかもしれませんが、「集団生活がつらい」とお子さんが感じた根本的な原因を解決できるわけではありません。実際に、留学先でも結局不登校になるケースはとても多いです。

 

また、留学先での学校生活や周囲の人間関係は、日本の一般的な学校生活・社会生活と大きな違いがあることも理解しておかなくてはなりません。留学先の環境がお子さんと合っていて学校へ通えていたとしても、日本での集団生活が合わずに再び通えなくなることもあります。

 

再登校や社会復帰を目指すために留学を検討しているのならば、まずは不登校の根本的な解決を目指す必要があります。留学は、不登校を根本解決してからお子さんが望む場合に、はじめて検討すべきでしょう。

4. 不登校の子ども向けの留学エージェント選びのポイント

海外留学する際、留学エージェントを利用すれば、留学プランが本当にお子さんにマッチしているのか客観的に判断できます。また、留学のプロからアドバイスを受けられる点もメリットです。

 

特に留学経験がないケースにおいて、留学に関する不明点や不安点がある場合には留学エージェントの活用も一つの手です。

 

不登校のお子さん向けの留学エージェントを選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 留学生用のカリキュラム・環境が整っているか
  • 不登校向けのサポート体制が充実しているか

それぞれのポイントを順番に詳しく解説します。

4-1. 留学生用のカリキュラム・環境が整っているか

海外留学が成功するかどうかは、その環境がお子さんに適しているかどうかが大きく関わってきます。

 

お子さんの個性やストレスの原因を理解し、それに合わせたプランを提案できる留学エージェントを選ぶことが重要です。適切なサポートを提供するエージェントを選ぶことで、お子さんの留学生活がよりスムーズに進むでしょう。

4-2. 不登校向けのサポート体制が充実しているか

留学エージェントの中には、お子さんの生活・学習・メンタルサポートを専門に行うカウンセラーを配置しているところもあります。

 

お子さんの状況や能力に応じて、適切なサポート体制が用意されているかどうかを確認するのが大切です。これにより、お子さんが留学中に必要なサポートを受けられるかどうかを把握できます。

5. 不登校の子どもが留学した後の進路

不登校のお子さんが海外留学した後は、以下のような進路を選ぶのが一般的です。

  • 日本に帰国して進学・就職する
  • 留学先で進学・就職する

それぞれ順番に詳しく解説します。

5-1. 日本に帰国して進学・就職する

日本の多くの大学では、帰国子女枠やAO入試といった海外での留学経験者を対象とする入試枠を設けています。これらの特別枠を利用することで日本の大学への受験が可能です。

 

ただし海外の学校生活がお子さんに合って登校できていたとしても、日本の学校で再び不登校となるケースがあることは理解しておきましょう。また語学力のおかげで難関大学に入学したとしても、他の教科の学力が伴っておらず授業についていけなくなることもあります。

 

海外留学の経験は、日本での就職活動にも有利に働くことがあります。特に英語力や国際的な経験を重視する外資系企業では、留学経験のある人材が求められています。そのため、外資系企業をターゲットにした就職活動も考えてみる価値があるでしょう。

5-2. 留学先で進学・就職する

海外の高校を卒業した場合、そのまま現地の大学に進学するお子さんも多いです。この場合、留学中に習得した言語能力や文化への理解をそのまま生かせて、ネイティブに近い感覚を持ち続けられるでしょう。

 

大学だけでなく、短期大学や専門学校に進学し、その後に現地で就職するお子さんもいます。海外で長く生活する意志がある場合には、現地の企業に就職することが一般的です。

6. 不登校の子どもにおすすめの支援先は『スダチ』

【スダチがおすすめの人】

  • 今の学校へ再登校することを目指している方
  • 将来的に社会へ復帰して欲しいと望んでいる方
対象年齢 小学生
中学生
高校生
特性 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供
費用 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中


無料相談後の有料サービスへの移行は必須ではありません。無料のアドバイスを試したり、その後のお子さんの状況に合わせて利用を選択できます。
公式HP https://sudachi.support/
事例・実績 https://sudachi.support/case

 

海外留学は、お子さんの将来の選択肢を広げる手段にはなりますが、お子さんの不登校を解決する手段ではありません。またお子さんが前向きではないのに留学させてしまうと、不登校が解決するどころか、留学先で再び不登校になってしまう可能性が高いです。

 

その際、親御さんにも「子どものためを思いせっかくお金をかけたのに…」という思いが生まれてしまいます。その気持ちは、お子さんを前向きにサポートしたり、正しい親子関係を築いたりするうえで障壁となることもあるでしょう。

 

再登校を目指しているのであれば、不登校の解決を目的とした支援先の利用をおすすめします。海外留学は、お子さんが再登校を果たした後、お子さんが自ら望んだときに、将来の選択肢を広げる手段として検討しましょう。

 

スダチは、様々な背景を持つ不登校のお子さんとその家族を支援するサービスです。いじめや発達障害などさまざまなきっかけで学校に行けなくなったお子さんを多くサポートし、平均3週間で9割以上のお子さんを再登校へと導いています。

 

スダチの特色は、親子の信頼関係を強化し、お子さんの自尊心を育てることにより不登校問題を根本から解決していく点にあります。スダチはお子さんに直接ではなく、保護者に対して日々のお子さんの様子を聞き取り、その上で適切な声掛けや接し方をアドバイスしています。

 

スダチでは今のお子さんに必要なサポートや最適な進路についての無料相談も提供しているので、興味がある方はぜひ利用を検討してみてください。

 

\スダチの公式ホームページを確認してみる/

7. 不登校からの留学を検討している親御さんからよくある質問

最後に、不登校からの留学を検討している親御さんからよくある質問と回答をまとめました。

不登校の子どもでも留学できる?

不登校のお子さんでも、学校への在籍有無を問わずに留学が可能です。特に大きな問題なく留学へ進むことができるので、心配する必要はありません。

 

学校によっては、日本の高等学校に籍を置いたまま短期から1年程度の留学を行い、その期間の学習を履修の一部として認めてくれる場合もあります。

英語をほとんど話せなくても留学はできる?

留学先にもよりますが、英語力は最低限のコミュニケーションを取るのに必要となることが多いです。留学する前に2~3ヵ月ほど語学学校へ通い、基礎英語力を高めておくことをおすすめします。

留学するために必要な手続きは?

基本的に必要となる手続きは、以下のとおりです。

  • 留学先と留学エージェントを選ぶ
  • 出願・申し込み手続きを行う
  • 渡航の準備をする

まずは、お子さんの留学したい国・地域を選びましょう。その上で、その国・地域の留学プランを取り扱っているエージェントを選ぶとスムーズです。

留学での滞在先は寮?ホームステイ?

プランによって決められますが、海外留学での滞在先は寮とホームステイの選択肢があります。下表に、それぞれの主なメリット・デメリットをまとめました。

 

滞在先 メリット デメリット
・現地の学生とかかわる機会を増やせる
・交通費を抑えられる
・Wi-Fi環境が整っている
・食費や日用品など滞在費用がかさみやすい
・寝具の準備が求められる
ホームステイ ・留学先の生活文化を体験できる
・少ない準備で留学できる
・幅広い年代の現地の人と交流できる
・ホストファミリーと相性が合わないこともある
・ホームステイ先から学校までの移動に時間がかかる
・家庭ごとのルールを守る必要がある

 

それぞれ特徴が異なるので、自分に合った滞在先を選ぶことが大切です。

8. まとめ

海外留学は、不登校になっているお子さんの視野・価値観を広げられたり、語学力を養ったり、自主性・自信を身につけるうえで効果的な選択肢ですが、不登校の根本的な解決には至りません。

 

もし「元の学校に戻ってほしい」「社会復帰してほしい」と考えているなら、不登校の根本的な解決と再登校を目指す支援先の利用がおすすめです。

 

我が家のケースでは、スダチのおかげで不登校を克服しました。「こういう時どんな声かけをすればいいのか」という疑問に対して、いつも明確なフィードバックをもらえて、前向きにサポートしていくことができました。

 

無料相談では、子どもの状況を詳細に聞いてもらえて、再登校に向けてこれから何をしなくてはならないのかが明確になりました。

無料相談だけでも利用する価値がありますので、この機会に一歩踏み出しましょう。

 

\スダチの公式ホームページを確認してみる/