通信制高校にかかる学費の相場はいくら?費用負担を軽減する方法・おすすめの不登校サポート機関も紹介
「通信制高校の学費の相場はいくら?私立、公立でどのくらい違うの?」
「学費の負担を軽減する方法はある?」
全日制高校と同じように、通信制高校にも公立・私立の区分が存在し、学費に大きな差があります。そして、選ぶコースによっても学費は異なります。
学費をなるべく抑えたい場合は、公立高校と私立高校それぞれの学費の相場、そしてその学費の違いの理由について知っておきましょう。
本記事では、小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
・通信制高校にかかる学費の相場
・通信制高校とサポート校、全日制、定時制高校の学費を比較
・通信制高校の学費を抑える制度
・通信制高校を選ぶポイント
・通信制高校に通う前に知っておくべき注意点
・不登校の根本解決を目指す場合のおすすめの支援先
お子さんに最適な学びの場を選びたいとき、不登校の問題を根本的に解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。
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1.通信制高校にかかる学費の相場【入学金・授業料・教材費】
通信制高校で求められる学費には、主に入学金・授業料・教材費があります。それぞれの学費相場について、公立・私立の通信制高校に分けて紹介します。
1-1.公立の通信制高校にかかる学費
公立の通信制高校で求められる、学費の相場は、以下のとおりです。
学費の種類 | 学費の相場 |
入学金 | 500円 |
授業料 |
年間1〜3万円程度 ※1単位300円〜1,000円 |
その他の費用(例:教科書代、施設費) | 年間3万円程度 |
合計 | 年間4〜6万円程度 |
1-2.私立の通信制高校にかかる学費【通学型・オンライン型別に解説】
前提として、私立の通信制高校には、通学型とオンライン型の2つがあります。下表に、これら2つの主な特徴・違いをまとめました。
タイプ | 特徴・違い |
通学型 |
週に1~5日の間で好きな頻度の登校日数を選べるケースが多いです。 多くの場合、登校日数が多いほど、サポートが手厚くなり、学習進度をしっかり管理できます。 学校に通うため、対面での授業が基本となります。教室での授業を通じて、他の生徒との交流や教師との直接的なコミュニケーションが取りやすい環境が整っています。 また、クラブ活動や課外活動も充実している学校が多く、生徒の社会性やコミュニケーション能力の向上が期待できます。 |
オンライン型 |
基本的に登校が不要です。年度の始めや終わりに、スクーリングという登校を求められることがありますが、年に2、3回程度です。 ほとんどの学習は自宅で行います。 インターネットを利用して、ビデオ講義やオンライン授業を受講します。生徒は自分のペースで授業を視聴できるため、学習時間を自由に設定することが可能です。 リアルタイムでのオンライン授業に参加でき、教師や他の生徒とコミュニケーションを取ることも可能です。 |
これら2つのタイプの違いを踏まえて、以下に私立の通信制高校で求められる学費の相場の大まかな目安をまとめました。
学費の種類 | 学費の相場 |
入学金 | 2〜5万円 |
授業料 |
年間18万円〜 ※1単位6,000円〜 |
その他の費用(例:教科書代、施設費) |
通学型:年間10万円~ オンライン型:年間3万円~ |
合計 | 年間25万円〜 |
2.通信制高校へ通うときに併用する通信制サポート校の学費
通信制高校へ通う場合、通信制サポート校を併用するケースが多くなっています。通信制サポート校で求められる学費や、通信制サポート校の併用に注目が集まる理由を紹介します。
2-1.通信制サポート校の利用にかかる学費
通信制サポート校で求められる学費の相場の大まかな目安は、以下のとおりです。
学費の種類 | 学費の相場 |
入学金 | 5万円〜20万円程度 |
授業料・施設料・行事費 | 35万円〜80万円程度 |
初年度納入金の合計 | 50万円〜100万円程度 |
2-2.通信制高校と通信制サポート校を併用するケースが多い理由
通信制サポート校は、通信制高校の生徒であるお子さんを学習面・生活面・精神面で支え、3年間での卒業を目指してサポートしてくれる学校です。
学費の負担は増えますが、レポートや認定試験対策、スクーリング指導など、細やかなサポートを提供します。特に、学習にブランクがあるお子さんや、自学自習に自信がないお子さんにとって心強い存在です。
また、不登校で悩んでいるお子さんにはカウンセラーによる心のケアを重視するサポート校、在学中に特技を伸ばしたいお子さんにはダンス・芸術・美容などの資格取得や職業体験に力を入れているサポート校も人気です。
通信制高校への進学を希望するものの、卒業できるか不安を感じているお子さんや、在学中に将来に役立つ資格取得を目指したいお子さんは、サポート校の学費もしっかり確認しておくと良いでしょう。
3.通信制高校と全日制高校・定時制高校の学費を比較
ここまで通信制高校の学費相場を紹介してきましたが、全日制高校・定時制高校に通う場合の費用とどれほどの違いがあるのでしょうか。以下に、全日制高校・定時制高校の学費をまとめました。
学校の種類 | 全日制高校 | 定時制高校 |
入学金 | 5,000~6,000円程度 | 2,000円程度 |
授業料 | 年間10万〜12万円程度 | 年間3~4万円程度 |
その他の費用(例:教科書代、施設費) | 2万円〜 | 2万円〜 |
4.通信制高校の学費を抑える制度
家計の負担を抑えられる制度についてまとめました。参考にしてください。
4-1.高等学校等就学支援金
高等学校等就学支援金とは、高校やそれに準じた学校に通う生徒の授業料を、国が部分的または全額負担する制度です。
この制度の対象となるのは、世帯年収が910万円未満の家庭です。
例えば、公立の通信制高校に通う場合は、1単位あたり336円の授業料が国から支給されます。私立の通信制高校の場合は、世帯年収が590万円未満であれば1単位あたり12,030円、年収が590万円から910万円の範囲にある場合は1単位あたり4,812円が支給されます。
ただし、支給額を超える授業料は自己負担となる点には注意しましょう。
参照・参考:文部科学省「高等学校等就学支援金制度」
4-2.上乗せ学費免除(無償化)措置
母子家庭や父子家庭、あるいは生活保護を受けている家庭では、就学支援金だけでは十分でない場合があります。しかし、国の支援に加えて、各都道府県でも授業料の減免制度が設けられていることがありますので、確認することをおすすめします。
例えば、東京都の場合には以下の条件と助成額があります。
都内に住んでいて私立高校に通うお子さんの親御さんで、令和4年度の区市町村民税課税標準額が一定額以下(世帯年収がおおよそ910万円未満)の方は、国の就学支援金に加えて、都が認可する通信制課程で年間最大258,000円が助成されます。
また、上記の基準を超える家庭でも、23歳未満の扶養する子が3人以上いる場合には、生徒一人あたり年間59,400円が助成されます。
この制度が自分の家庭に適用されるかどうかを確認するには、「都道府県名 高等学校等授業料軽減制度」で検索するか、通学予定の学校に相談してみると良いでしょう。
参照・参考:東京都「私立高等学校等の学費負担軽減に係る支援について」
4-3.奨学金制度
奨学金制度には、国や都道府県、学校、民間の支援団体などが提供するものがあります。
それぞれの制度内容は運営元によって異なるため、利用を検討している方は、「高校生等奨学給付金(都道府県名)」や「奨学金(都道府県名)」と検索して、詳細を調べてみることをおすすめします。
奨学金には、「給付型」と「貸与型」の2種類があります。「給付型」は返済が不要ですが、「貸与型」は将来的に返済が必要となります。「貸与型」を利用する際は、利息の有無を確認し、無理なく返済できる範囲内で利用するように注意してください。
4-4.特待生制度
学業やスポーツ、資格取得などで優れた成果を上げた場合、特待生制度を利用して学費を軽減できる可能性があります。
この制度の内容は学校によって異なるため、特待生制度に関心がある方は、進学を検討している高校に直接問い合わせて、詳しい情報を確認することをおすすめします。
5.通信制高校に通う前に知っておくべき注意点
文部科学省の調査によると、通信制高校の卒業後の進路において、4割ほどが進路未決定(ニート、フリーター)というデータがあります。
通信制高校に通ったとしても、結局は家で過ごすことが多くなります。明確な目標を持たずに漠然と通っていると、どうしても自立は難しいのが現状です。
本章では、この問題を克服するための注意点を紹介します。
参照・参考:文部科学省「平成30年度学校基本調査:Ⅱ.調査結果の概要」
5-1.規則正しい生活リズムで過ごす
通学がないため早起きする必要がなくなり、その結果として生活リズムが乱れるお子さんが多いです。
生活リズムが乱れると、心身が不安定になったり、昼夜逆転につながったりします。この状況をそのままにすると、ひきこもりにもつながる可能性があります。
まずは、毎日の起床と就寝時間をしっかりと決めましょう。
5-2.スマホ・ゲームに依存しない環境を作る
スマホやゲームへの依存を防ぐ環境作りも重要です。
毎日授業がない通信制高校では、スマホやゲームに夢中になりやすく、周りから注意されないため、依存しやすい状況が生まれます。
デジタル機器への依存に陥ると、時間を忘れて没頭するようになり、昼夜逆転するお子さんも少なくありません。
日中、学習に取り組むのが難しくなり、そのまま卒業できない状況になることもあるため、注意しましょう。
5-3.運動習慣を身につける
成長期のお子さんには運動習慣が非常に重要です。
しかし、通信制高校では、毎日体育の授業があるわけではありません。自主的に運動することが必要です。外へ出る機会をつくるためにも、散歩の時間を設けたり、スポーツクラブやジムに通ったりなど、意識して体を動かしましょう。
5-4.第三者とコミュニケーションを取る機会を作る
お子さんにとって第三者とのコミュニケーションは成長に重要ですが、その機会が少ないことがあります。第三者と交流できる場に積極的に参加することが大切です。
6.不登校の根本解決を目指す場合のおすすめの支援先は「スダチ」
通信制高校を利用したからといって、必ずしも元の学校や社会に復帰できるわけではありません。むしろ、自由度の高い通信制高校に慣れることで、学校や社会に戻ることが難しくなる場合もあります。
再登校を目指しているのであれば、不登校の解決を専門にした支援機関を利用するのが良いでしょう。その中でも、私も実際に利用した、不登校になっているお子さんへのカウンセリングに特化している支援団体「スダチ」についてご紹介します。
スダチの利用がおすすめの人は以下のとおりです。
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 小学校、中学校、高校への再登校を目指したい方
6-1-1. スダチの基本情報
対象年齢 |
小学生 |
特性 | 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供 |
費用 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
公式HP | https://sudachi.support/ |
事例・実績 | https://sudachi.support/case |
6-1-2. スダチの特徴
スダチは、不登校のお子さんとその家族を支援するサービスで、いじめや発達障害など様々なきっかけから学校に行けなくなったお子さんをサポートし、平均3週間で9割以上の再登校を実現しています。
スダチの特徴は、親子の信頼関係を強化し、お子さんの自尊心を育てることで不登校問題を根本から解決することにあります。お子さんに直接働きかけるのではなく、親御さんに対してお子さんの日々の様子を聞き取り、その上で適切な声掛けや接し方をアドバイスしています。
無料相談では、現在のお子さんに必要なサポートや今後の具体的な対応方法についてアドバイスがもらえます。
再登校するために、何をしなければいけないのか明確になるため、この機会にご活用ください。
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7.通信制高校の学費相場に関するよくある質問
7-1.通信制高校は、公立と私立どちらの方が選ばれていますか?
通信制高校では、私立を選ぶ生徒が多いです。
私立の通信制高校は、公立に比べて学習サポートが充実しており、レポート提出もWEBやメールで簡単に行えます。また、テストやスクーリングの日程、転入や編入の時期にも柔軟に対応してくれるため、多くの生徒が自分に合った環境を求めて私立を選んでいます。
7-2.通信制高校の学費は無償ですか?
公立の通信制高校の授業料は、ほとんどの都道府県で1単位336円以下に設定されており、就学支援金制度を利用することで無償化が可能です。一方、私立の通信制高校では、授業料は世帯収入に応じて支給される金額が異なります。
7-3.通信制高校の学費は平均していくら?
通信制高校の学費は、公立では年間4〜6万円程度、私立では年間約25万円程度かかります。
8.まとめ
通信制高校を利用したからといって、必ずしも元の学校や社会に復帰できるわけではありません。
自学自習で進める側面が多いため卒業するためには、自己管理が求められます。うまく進めることができず、中退してしまうお子さんもいるのが現状です。
また、オンラインコースを選択した場合には、ほとんどを自宅で過ごすことになります。その生活は、一般的な学校、社会生活とは大きく異なります。いざ社会へ復帰する際、大きなギャップを感じ、結局ひきこもりになる場合もあるでしょう。
「元の学校に戻ってほしい」「社会復帰を目指してほしい」とお考えなら、不登校の根本解決をサポートする専門機関の利用をおすすめします。
我が家では、スダチのサポートで不登校を克服しました。「こういうときにどう声をかければいいのか」といった疑問にも、的確なフィードバックをもらえたので、前向きにサポートできました。
無料相談では、子どもの状況を詳しく聞いてもらい、再登校に向けて必要なことが明確になりました。
無料相談だけでも利用する価値があると思いますので、この機会にぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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ちなみにスダチでは、『不登校診断テスト』の提供が始まったようです!私もやってみましたが、今の家庭環境や子どもの状態がよくわかりました。
ただの簡易テストではなく、しっかり現状をヒアリングしてくれるので、フィードバックがとても具体的なのが、最大の魅力です!それぞれの家庭ごとに、解決に向けて取り組むべきことがわかります。
オンラインで質問に答えていくだけのため、まずは気軽に活用してみると良いかもしれません。