通信制高校の失敗しない8つの選び方!通信制高校の利用で後悔しないためのポイント・不登校支援のおすすめサービスも紹介

通信制高校の失敗しない8つの選び方 高校の不登校

「通信制高校はどんな観点から選べばいいの?」
「通信制高校へ行って後悔しないためのポイントを教えてほしい」

 

通信制高校は、自由な学習スタイルや多様なカリキュラムが魅力の一方で、学校によって学習サポートや進路実績、学費などが異なり、選ぶときは慎重な検討が必要です。

 

とくに、自分の目標や生活スタイルに合わない学校を選んでしまうと、やる気を継続させることが難しくなり、卒業できない場合もあります。

 

そこでこの記事では、お子さんに合った通信制高校を選ぶ方法を解説します。

 

息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。

 

・通信制高校の失敗しない8つの選び方

・通信制高校選びの手順

・通信制高校選びで後悔しないためのポイント

・通信制高校の選び方でお悩みのご家庭からよくある質問

 

お子さんに最適な学びの場を選びたいとき、不登校の問題を根本的に解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。

 

ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決に導く支援を提供している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。

 

2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。

 

子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、接し方、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。

 

親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には主体的に再登校を果たしてくれました。また、親子関係がよくなり、今では子どもと過ごす時間が前よりもっと幸せなものとなっています。

 

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1. 通信制高校の失敗しない8つの選び方

 

通信制高校選びで失敗しないためには、以下8つの選び方を実践しましょう。

 

  • 公立・私立で選ぶ
  • 学費で選ぶ
  • 通学できる区域で選ぶ
  • スクーリングの頻度で選ぶ
  • 利用目的・学習コースで選ぶ
  • 進学・進路実績で選ぶ
  • サポート体制の充実度で選ぶ
  • 入学・転籍可能な時期で選ぶ

 

それぞれの選び方を順番に詳しく解説します。

1-1. 通信制高校の選び方①公立・私立で選ぶ

通信制高校は、大きく「公立」と「私立」に分類されます。公立は都道府県によって設立・運営されている一方で、私立は学校法人や企業が設立し、運営を行っています。

 

下表に、公立と私立の通信制高校の主な特徴をまとめました。

通信制高校の種類 主な特徴
公立

・各都道府県に1~3校設置されている
・学費が安い
・入学できるのは、その都道府県内に住んでいるか勤務している人に限られる
・基本的に自宅で学習を進め、スクーリング(登校)は年間数日から20日程度で済む
・部活動や行事が少ないため、学校生活はシンプル

私立

・多くの候補校から、学区に縛られず選べる(特に広域通信制の場合)
・週1〜5日の登校を選べるコースや、年4回の登校となるコースなど、登校日数をお子さんに合わせて選べる
・学費は高めなものの、通学可能なコースや手厚いサポートが用意されている
・部活動や学校行事も豊富で、多彩な学校生活を送れる

公立の通信制高校は選択肢が限られており、学費が抑えられ、通学日数も少ない点が魅力です。しかし、サポート体制は最小限で、自分で学習計画を立て、着実に進められるお子さんに向いています。

 

一方、私立は学校ごとの特色が豊かで、個別サポートや多彩な行事があり、幅広い経験を積みたいお子さんに適しています。

1-2. 通信制高校の選び方②学費で選ぶ

通信制高校の学費は学校によってかなり異なります。通信制高校を選ぶ際は必ず学費を確認しておきましょう。

 

下表に、公立と私立の通信制高校の学費の内訳と大まかな金額の目安をまとめました。

学費の内訳 公立の学費相場 私立の学費相場
入学金 500円 2〜5万円
授業料

年間1〜3万円程度
※1単位300円〜1,000円

年間18万円〜
※1単位6,000円〜

その他の費用(例:教科書代、施設費) 年間3万円程度

通学型:年間10万円~
オンライン型:年間3万円~

合計 年間4〜6万円程度 年間25万円〜

なお、公立・私立を問わず、通信制高校に通う際には、世帯収入に応じて「高等学校等就学支援金」を受け取れます。

 

この支援金は授業料に充てられ、国から直接学校に支払われるのが特徴です。授業料の負担は大幅に軽減されます。

 

また、支給対象となるのは世帯年収が約910万円未満の家庭であり、多くの家庭が該当します。学費面での不安がある場合は、こうした支援制度を活用すると良いでしょう。

1-3. 通信制高校の選び方③通学できる区域で選ぶ

通信制高校は、生徒が通学できる区域によって「広域」と「狭域」という種類に分けられます。

 

  • 広域通信制高校⇒全国あるいは3つ以上の都道府県の生徒を募集対象
  • 狭域通信制高校⇒高校所在地ともう1つの都道府県の生徒を募集対象

 

多くの私立通信制高校では広域通信制を採用しており、県外からの生徒も受け入れるために、校舎とは別にスクーリング専用の会場を設けています。一般的に年間20日程度のスクーリングが必要とされるため、無理なく通える距離にある学校を選ぶのがポイントです。

 

また、普段の登校が難しい方でも、1週間程度の合宿に参加することで出席日数を確保できる「集中スクーリング」を実施している学校もあり、柔軟に対応できます。

1-4. 通信制高校の選び方④スクーリングの頻度で選ぶ

通信制高校には、スクーリングと呼ばれる登校日があります。スクーリングは、学校での対面指導と考えるとわかりやすいでしょう。

 

スクーリングの頻度は、公立と私立で次のとおり異なります。

  スクーリングの頻度
公立 年20日程度
私立 通学コース:週1〜5日の間で選べる
オンラインコース:年4回程度

公立の場合は、月1〜2回が多いです。

私立の場合は、毎日登校する形式の学校や、年1回の合宿で集中スクーリングを行う学校、インターネットを活用して登校を年数日に抑える学校など、さまざまです。

 

また、複数のコースを用意し、登校日数を選べる通信制高校もあります。お子さんの将来の状況が見通せない場合、コース変更が可能かどうか確認しておくと安心です。

1-5. 通信制高校の選び方⑤利用目的・学習コースで選ぶ

通信制高校に通う主な目的は、高校卒業資格の取得です。全日制高校に通わなかったお子さんや、不登校や中退で卒業を果たせなかったお子さんでも、通信制高校であれば、自宅学習とスクーリングを通じて単位を取得し、高校卒業資格を得られます。

 

このため、卒業資格の取得だけが目標であれば、公立の通信制高校でも十分な場合があります。

 

しかし、私立の通信制高校では多彩なコースが用意されており、目的に応じた選択が可能です。高校卒業以外に特定の学習目的がある場合は、あらかじめ各コースの内容をよく確認すると良いでしょう。

 

下表に、通信制高校の代表的なコースをまとめました。

コース例 コース内容の例
大学進学コース

・特進コース
・予備校講師によるサテライト授業コース

美容師・エステティシャンコース

・美容コース
・エステティシャンコース
・メイク、ネイルコース

調理師コース

・調理師コース
・パティシエコース
・製パンコース

芸能コース

・モデルコース
・タレントコース
・俳優コース
・ミュージシャンコース
・作詞・作曲コース

1-6. 通信制高校の選び方⑥進学・進路実績で選ぶ

進学を目指す場合は、志望する大学や専門学校への進学実績があるかを確認することが大切です。通信制高校には、大学進学に特化したコースや専門学校との提携プログラムを提供しているところもあります。進学実績が豊富な学校では、試験対策や学習方法の指導が手厚いことが多く、進学に向けて強力な支援が期待できます。

 

また、就職を考えている場合は、就職支援の体制も確認しておきましょう。通信制高校によっては、就職支援に特化したプログラムやインターンシップの機会を提供している場合もあり、ビジネスマナーや面接対策講座など、社会人としての準備に役立つサポートが整っています。

1-7. 通信制高校の選び方⑦サポート体制の充実度で選ぶ

通信制高校を選ぶ際に重要なポイントの一つに、サポート体制が整っているかどうかが挙げられます。通信制高校では基本的に自宅学習を行い、レポートを提出しますが、「〇年以内」「△月△日までに提出」といった厳密な期限が設定されていないため、自分で学習ペースやレポートの提出計画を管理しなければなりません。

 

期限がないと、つい後回しにしてしまいがちです。特に仕事(アルバイト)と学業を両立している場合には、学習時間を十分に確保できず、単位の取得が遅れて卒業が遠のくことがあります。

 

学習意欲が低下するケースもあるため、忙しいお子さんや自分でペースを作るのが難しいと感じるお子さんは、サポートが充実した学校を選ぶとよいでしょう。

 

私立の通信制高校では、個別相談を提供しているところが多く、生徒の生活スタイルや性格に合わせた学習プランを立ててくれるので安心して学べます。

1-8. 通信制高校の選び方⑧入学・転籍可能な時期で選ぶ

全日制や定時制と通信制が併設されている高校の中には、通信制から全日制へ転籍できる学校もあります。最初は毎日通学するのが難しいけれど、いずれ全日制に移りたいと考えているお子さんには、こうした制度を持つ通信制高校を検討してみるのも良いでしょう。

 

また、逆に全日制から通信制へ移りたい場合も、転入や編入を受け入れている通信制高校があり、学業の空白期間を作らずに学習を継続できます(新規入学は4月と10月の募集が一般的です)。

 

2. 通信制高校の選び方・決め方の手順

 

通信制高校を選択・決定する際は、以下の手順で進めるとスムーズです。

 

  • 通える範囲内で学校の候補を探す
  • 資料を取り寄せる
  • オープンキャンパスや見学会に参加する

 

それぞれの手順について、詳しく解説します。

2-1. 手順①通える範囲内で学校の候補を探す

通信制高校には、通学の頻度が異なる「通学型」「在宅型」「オンライン型」など、さまざまな学習スタイルがあります。お子さんに合った通学頻度やスタイルを事前に確認しておくことで、無理なく学習を続けられます。

 

通学が必要な場合、家から通える範囲の学校をリストアップしましょう。特に、通学型の通信制高校では、週に数回の登校が求められるため、通学の負担が少ない学校を選ぶと通いやすくなります。候補としている学校のアクセスが良いか、交通費や移動時間も考慮することがポイントです。

2-2. 手順②資料を取り寄せる

通信制高校の候補がいくつか決まったら、次に行うべきは各学校の資料を取り寄せることです。資料を通じて、学校の基本情報や特色、学費、サポート内容を比較することで、より具体的に自分に合った学校を見つけられます。資料はオンラインでの請求や郵送の申し込みができるため、気になる学校があれば複数取り寄せるのがおすすめです。

 

資料を取り寄せ、基本情報から学費、サポート体制、学校行事までを細かく比較することで、より具体的に学校の特色や違いが見えてきます。通学スタイルや学習サポートなど、事前にしっかり確認することで、お子さんに最適な学校を見つける手助けとなります。取り寄せた資料をもとにじっくり検討し、納得のいく通信制高校選びを進めましょう。

2-3. 手順③オープンキャンパスや見学会に参加する

通信制高校を実際に選ぶ際、オープンキャンパスや見学会に参加することも非常に重要です。パンフレットやWebサイトの情報だけでは、学校の雰囲気や実際のサポート体制を十分に知ることが難しいため、現地で実際の環境を見学し、直接質問できる機会を活用することで、より具体的な判断材料を得られます。

 

3. 通信制高校選びで後悔しないためのポイント

 

通信制高校に通う場合、全日制高校と比較して登校頻度が少なく、ほとんどを自宅で過ごすことになります。

 

そのため、自宅で過ごす時間が増えることで外出が減り、そのまま家から出られなくなってしまうこともあります。積極的に外出する機会を作らなくてはなりません。

 

また、通信制高校の生活は一般的な高校生活や専門学校生活、さらに卒業後の就職生活とも大きく異なります。

 

進学、就職時に環境変化に戸惑い、ストレスを必要以上に感じるケースも多いです。そのまま再び学校や仕事へ行けなくなってしまうお子さんもいます。

 

これを踏まえると、通信制高校を選択した場合も、不登校になった根本的な課題の解決に向けた支援の利用が必要です。

 

我が家は、スダチの支援を利用して、子どもの不登校を解決しました。スダチの支援は、親子関係と子どもの自己肯定感にアプローチしています。

 

スダチのアドバイスに基づき、私と夫は、子どもに対しての声かけ、接し方を変えていくと、日々子どもの様子が変化していきました。

 

以前より信頼関係が深まったうえで、スダチのアドバイスに合わせて子どもを適切に褒めていくことにより、子どもの自己肯定感もどんどん育ちました。

 

自己肯定感が育った子どもは、私たちが「学校へ行ってみたら?」と声をかけることもなく、自ら「明日から学校へ行くことにした」と言い出し再登校しています。

 

今では、不登校になる前の控えめだった息子の姿からは想像できないような、前向きな息子になりました。自分で考えて行動し、そして何か問題が起きたときにも、自ら周囲へ助けを求めて解決しています。

 

息子自身「不登校のときよりも、不登校になる前よりも、今は学校も家も楽しい」と言っています。

 

無料相談では、子どもの様子を伝えると、これから解決に向けて何をするべきか明確にしてもらえます。一度ご活用ください。

 

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4. 通信制高校の選び方でお悩みのご家庭からよくある質問

 

4-1. 通信制高校の利用を選んだきっかけは何ですか?

通信制高校を選ぶ理由として多いのは「自分に合った登校スタイルだから」や「自分のやりたいことに時間を使いたい」、「無理に集団での活動に参加する必要がなさそうだから」などです。

4-2. 通信制高校は誰でも受かりますか?

通信制高校は幅広い年齢層やさまざまなバックグラウンドを持つ生徒に対して開かれており、一般の高校入試とは異なる形式で選抜されます。しかし、定員がいっぱいの学校では、残念ながら不合格となるケースもあります。

4-3. 通信制高校は公立と私立のどちらを選ぶと良いですか?

お子さんの状況に応じて適した選択肢が変わります。例えば、自主的に登校でき、レポート学習も一人で進められる場合は、学費が比較的安価な公立の通信制高校が適しているでしょう。

 

一方で、外へ出られない状況の場合やオンライン学習を希望する場合には、学費がやや高めでも私立の通信制高校が推奨されます。

 

5. まとめ

 

通信制高校は、柔軟な学習スタイルや豊富なカリキュラムが魅力ですが、学習サポートの内容や進路実績、学費などが学校によって異なるため、選択時にはよく考えることが大切です。お子さんの目標やライフスタイルに合わない学校を選んでしまうと、後悔やストレスにつながる可能性があります。

 

インターネットや学校のWebサイトで調べてわからないことがあれば、資料請求や説明会に積極的に参加し、その通信制高校について詳しく知ることが大切です。精神面や生活スタイルに合った学校を見極めて、充実した通信制高校生活を目指しましょう。

 

ただし、通信制高校に通う場合、全日制高校と比較して登校頻度が少なく、ほとんどを自宅で過ごすことになります。そのまま家から出られなくなってしまう可能性があるため、不登校問題を根本的に解決していくことが大切です。

 

「元の学校へ戻れるように」「社会でまた元気に活動できるように」と願うなら、不登校の根本的な解決には専門機関の支援を受けるのがおすすめです。

 

我が家ではスダチの支援を受けて、不登校の問題に向き合い、解決へ進めました。子どもへの声かけの仕方など、困ったときに的確でわかりやすいアドバイスをもらえたので、前向きにサポートを続けられました。

 

無料相談では、子どもの状況を丁寧に聞いてもらい、再登校に向けた明確なステップを示してもらえたのが大きな助けとなりました。

 

まずは無料相談から始めるだけでも十分なサポートが得られるので、この機会にぜひ活用してみてください。

 

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