スクーリングが少ない通信制高校おすすめ5選!卒業までに必要な登校日数は?
「スクーリングが少ない通信制高校は、どこ?」
「スクーリングの少ない通信制高校で卒業までに必要な登校日数は?」
不登校というつらい経験をしたお子さんにとって、より負担の少ない環境を整えたいと考えていらっしゃるかもしれません。
スクーリングと呼ばれる通学の少ない通信制高校を選べば、お子さんはほぼ自宅にいながら、高卒資格の取得を目指せます。
オンラインコースを設けている通信制高校ならば、卒業までに必要なスクーリングの日数は、年に4回程度となるでしょう。
今回は、卒業までに必要なスクーリングの少ない通信制高校をご紹介します。
他にも、最低限必要な通学日数や、通えない場合はどうなるのか、スクーリングの少ない通信制高校を選ぶメリットデメリットも解説します。
息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
- 通信制高校のスクーリングとは|目的・メリット・デメリット
- スクーリングが少ないおすすめの通信制高校
- スクーリング回数を減らす方法
- スクーリングが少ない通信制高校を選ぶメリット
- スクーリングが少ない通信制高校を選ぶデメリットや注意点
我が家では、平均3週間で不登校を解決する『スダチ』を利用し、子どもが再登校しています。
子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、子どもへの接し方について、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。
親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化し、最終的には自ら再登校を果たしてくれました。
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1. 通信制高校のスクーリングとは|目的・メリット・デメリット
通信制高校では毎日通学する必要がなく、通信教育・インターネットを介した教育を受けられます。文部科学省では「高等学校通信制課程」と定義されています。
基本的には単位制となっており、単位を取得できれば高卒資格を取得できます。単位を取得できない場合は卒業ができません。
高等学校通信制課程は、以下の4つによって単位を取得します。
- ICTやテキストを使った学習指導
- 面接指導(スクーリング)
- 添削指導
- 試験
毎日通学する必要はありませんが、スクーリングと呼ばれる面接指導や試験のために、年間何日かは通学が必要です。
ここでは、スクーリングについて詳しく解説します。
1-1. スクーリングとは「学校へ行く登校日」のこと
通信制高校には「スクーリング」と呼ばれる、登校日が存在します。文部科学省のガイドラインでは「面接指導(スクーリング)」と記載されていて、学校に行って直接先生から授業を受けたり、面接指導を受けたりする必要があるとされています。
基本的にスクーリングは、必修単位となっていることが多く、スクーリングに行かないと単位が取得できず卒業できないこともあります。
不登校を経験したお子さんの場合、通信制高校のスクーリングが大きなハードルとなる場合も多いです。
1-2. 通信制高校で卒業までに必要なスクーリング日数
卒業までに必要なスクーリングの日数や、スクーリングの内容は、各通信制高校と、選ぶコースによって異なります。
スクーリングを少しでも減らしたいと考えているご家庭は、ICTを使ったWEB中心の学習コースを選びましょう。
1-2-1. 一般的なスクーリングの回数|通学コース・WEBコース比較
通信制高校には、以下の2つのコースがあります。
- 登校と兼用で学習を進める「通学コース」
- ほとんどの学習をWEBで行う「WEBコース」
通学コースは、週1〜5日の間で自分の好きな登校日数を選び、自宅と学校で学習します。
WEBコースはほとんど自宅で学習を進めることになります。
それぞれのコースで最低限必要になるスクーリング回数は以下の通りです。
通学コース | 最低月2回のスクーリング、年20日程度 |
WEBコース | 年間4~6日のスクーリング |
1-3. スクーリングに行けない場合は特別措置がある
通信制高校のスクーリングは、参加できない場合の特別措置を用意していることが多いです。
通信制高校側もできる限り単位を取らせようと動いてくれるため、体調が悪い時や入院をしているときなどは、融通を効かせてくれる可能性があります。
特別措置の内容としては、スクーリングの内容を動画化したものを見て、レポート課題を提出するというのが一般的です。
不安があるときには特別な措置をとってくれる可能性が高いため、事前に相談しておきましょう。
1-4. 通信制高校でスクーリングを受けるメリット・デメリット
通信制高校のスクーリングは悪いことだけではありません。ここでは、スクーリングのメリット・デメリットを紹介します。
スクーリングのメリットは、以下の3つです。
- 学習のわからないところを質問できる
- 試験のポイントを教えてもらえる
- 社会性が身に着く
通信制高校の場合、先生と会えるのはスクーリングの時だけです。自宅学習でわからないところを質問するチャンスでもあります。また、試験前のスクーリングでは、試験に出やすいところなどを教えてくれることもあるでしょう。
毎日通学する必要がないため、人との関わりが少なくなりがちな通信制高校において、コミュニケーション能力を育むチャンスでもあり、社会性が身につきます。
スクーリングのデメリットは、以下の通りです。
- 「通学」自体が負担になってしまう
- 人と関わる事が苦手な子にとってハードルが高い
- 交通費がかかる
通信制高校の場合、登校日数が少ないからこそ、登校する日に大きな負担を感じてしまいます。
特に不登校を機に通信制高校を選択したお子さんは、人と接することに抵抗が強い場合もあります。学校に行くこと自体のハードルが上がってしまっているため、通信制高校に通ってもスクーリングに参加できない可能性があります。
2. スクーリングが少ない通信制高校5選
ここでは、スクーリングが少ない通信制高校を厳選して5つ紹介します。
2-1. スダチ【番外編】
おすすめの子ども | 不登校を早期解決したいお子さん |
スクーリング回数 | 不要 親御さんへオンライン支援 |
費用・料金 | オンライン無料相談を実施中 |
公式HP | https://sudachi.support/ |
スダチは通信制高校ではありませんが、我が子の不登校を解決できたサービスのため紹介させていただきます。
スダチは、不登校の早期解決・根本解決に向けた支援を行っている不登校専門機関です。
お子さんに直接支援するのではなく、毎日親御さんからお子さんの状況や様子を丁寧にヒアリングし、具体的な声掛け、接し方をフィードバックしていきます。お子さんにとって最も身近な存在の親御さんが支援することで、お子さんの様子は日々変化し平均3週間で再登校を目指せるのが大きな魅力です。
親子の信頼関係をより強いものとし、お子さんの自己肯定感を育てることに焦点を当てているため、お子さんは主体的に再登校を果たし、その後の学校生活の問題も自ら乗り越えられるようになります。
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2-2. N高等学校・S高等学校
おすすめの子ども | 自分に合ったコースを選びたいお子さん |
スクーリング回数 | 年7~8回 |
費用・料金 | 入学金:22,000円~ オンラインコース:456,000~/年 |
公式HP | https://nnn.ed.jp/ |
2016年から通信制高校として人気なのがN高等学校・S高等学校です。
沖縄にあるのがN高等学校で、茨城県にあるのがS高等学校と呼ばれており、全国から参加できるオンラインコースが存在します。
スクーリング会場も全国に支店があります。県をまたいでのスクーリングはありませんので安心してください。
大学受験を目指すコース、個別学習コース、全てオンラインでスクーリングが少ないオンラインコースなど、複数のコースがあり、お子さんのやりたいことに合わせてコース選択をできるのが魅力です。
2-3. 第一学院高等学校
おすすめの子ども | スクーリングを極力減らしたいお子さん |
スクーリング回数 | 年1回 |
費用・料金 | 要問合せ |
公式HP | https://www.daiichigakuin.ed.jp/ |
第一学院高等学校は、通学・オンラインと選べる高校です。オンラインコースのスクーリング回数は年1回と非常に少ないです。
毎朝オンラインホームルームがあり、映像授業を受けながら卒業に向けて単位取得を目指します。友人と会話ができるオンラインランチタイムなども導入しており、お子さんが通学しているのと変わらない生活を送れるようになっています。大学進学・就職など幅広いサポートも受けられます。
2-4. 一ツ葉高等学校
おすすめの子ども | 卒業だけしたい、大学受験まで見据えた学習がしたいなど目的に合わせて選択できる |
スクーリング回数 | 年4回 |
費用・料金 | 入学金:50,000円 教育充実費:50,000円 1単位:9,000円 |
公式HP | https://www.hitotsuba.ed.jp/ |
一ッ葉高等学校は、すべてオンラインで完結できる「通学ゼロコース」を用意しています。
通学ゼロコースならスクーリング回数は年4回だけでよく、とりあえず卒業を目指す「ゼロ・ライトコース」、全日制同様の学習ができる「ゼロ・スタディコース」、難関大学の受験合格を目指す「ゼロ・トッパコース」など、お子さんに合わせたコースを選択できます。途中でコース変更もできるので安心ですね。
卒業率99%と言われているため、3年間で高校卒業の資格が取れることも魅力です。
2-5. 勇志国際高等学校
おすすめの子ども | 自由時間を大切にしたいお子さん |
スクーリング回数 | 年1回(4泊5日) |
費用・料金 | 入学金:30,000円 授業料:300,000円 施設設備費:150,000円 視聴覚授業料:30,000円 教育充実費:50,000円 |
公式HP | https://www.yushi-kokusai.jp/ |
授業の録画、授業動画によって学習をしていくため、授業の時間やホームルームなど時間の拘束がないのがポイントです。自由時間を大切にしていて、自分のやりたいことをしながら卒業を目指せます。
スクーリング回数は年1回で、熊本市の勇志国際高等学校本校へ4泊5日するだけです。体験授業などを通して、経験を積むことができます。
2-6. 学思館高等学院
おすすめの子ども | 心のケアも一緒にして欲しいお子さん |
スクーリング回数 | 年5~7回 |
費用・料金 | 要問合せ |
公式HP | https://gakushikan-school.co.jp/ |
学思館高等学院は、不登校のお子さん向けの通信制高校です。友人とワイワイしたいお子さんへは通学コースを、人と関わることを避けているお子さんには通学ゼロコースがあります。
通学ゼロコースなら年5~7回のスクーリングで卒業が目指せますし、大学入試や専門学校への入学のサポートもしてくれます。心のケアを大切にする面談などもあります。
3. スクーリング回数を減らす方法
スクーリング回数を減らしたいご家庭は、「在宅コース」「オンラインコース」という名前のコースを選びましょう。
オンラインコースの場合は、iPadやパソコンを使って自宅での学習をメインとしているため、授業のために通学する必要がありません。テストを受けたり、面談を受けるときだけスクーリングが必要とされています。そのため、年に数回のスクーリングで済むケースがほとんどです。
4. スクーリングの少ない通信制高校を選ぶメリット
スクーリングの少ない通信制高校のメリットは、大きく分けて3つです。
- 登校日が少ないとお子さんへの負担が少ない
- 学費を抑えられる
- 自分の体調に合わせて勉強できる
不登校のお子さんは学校へ行くことにストレスを感じています。通わなくてもいい通信制高校を利用することで不登校のお子さんの負担を減らした状態で高校卒業を目指せます。
また、通信制高校は他の高校よりも費用が安いです。
一般的な1年の学費は以下の通り。
全日制高校 | 私立 | 720,000円程度 |
公立 | 280,000円程度 | |
通信制高校 | 私立 | 250,000円程度 |
公立 | 60,000円程度 |
また、通わなくていい通信制高校の場合、オンライン授業がほとんどです。映像授業を中心に学習を進められるので、お子さんの生活リズムに合わせて取り組めます。
費用相場は、以下の記事で詳しく解説しました。
通信制高校にかかる学費の相場はいくら?費用負担を軽減する方法・おすすめの不登校サポート機関も紹介
5. スクーリングの少ない通信制高校を選ぶ注意点
不登校のお子さんに「どうにか高校を卒業してほしい」と考え、スクーリングが少ない通信制高校を探している親御さんも多いかもしれません。
しかし、スクーリングが少ないということは、ほぼ毎日自宅で過ごすことになり、外出する機会を得られません。そのままひきこもりとなってしまうリスクもあります。
他にも、オンラインコースの場合は映像授業がメインです。ライブ配信ではなくオンデマンド型で好きなときに見られる場合もあります。
夜間に取り組むことが増えると、どんどん朝起きられなくなり、生活リズムが乱れ昼夜逆転につながってしまいます。
さらに授業後にタブレットやPCをそのまま触り続けてしまうこともあるでしょう。
不登校を経験したお子さんは自己肯定感が下がっている状況のため、簡単に達成感を得られるネットのゲームや、不特定多数と繋がっていつでも受け入れてもらえるネットの世界に依存しやすいです。
時間を忘れ夜中まで熱中し昼夜逆転することもあります。
また、通学が少ないということは社会との関わりも減ってしまいます。さまざまな人とうまく距離を保ちながら接する経験を得られないため、高校卒業後の大学や就職での生活に大きなギャップを感じ再び不登校・ひきこもりとなることも多いです。
上記を踏まえると、スクーリングの少ない通信制高校を選ぶと不登校やひきこもりが深刻化し、社会復帰までに乗り越えなくてはならないハードルが増えてしまう場合もあるとわかります。
「不登校で学校に行けないから、登校を減らす」のではなく、「不登校を解決して、学校に通えるようにする」ことがお子さんの未来につながる行動なのではないかと考えています。
お子さんにとって一番良い選択ができるよう、最終的に目指したいお子さんの未来を考えながらスクーリングが少ない通信制高校を検討していくと良いかもしれません。
6. スクーリングが少ない通信制高校についてよくある質問
スクーリングが少ない通信高校について、よくある質問に回答しました。
通信制高校でスクーリングに行かないとどうなる?
通信制高校の卒業の条件は、以下の3つとなっています。
- 3年間の在籍
- 74単位の修得
- 特別活動の30時間
スクーリングも通信高校の必修単位となっているため、スクーリングに行かないと卒業ができない場合もあります。
N高等学校はスクーリングなしですか?
N高等学校は、期末に1~2日のスクーリングがあり、テストや面接などを実施します。
合計で年7~8回のスクーリングが必要です。
通信制高校を卒業するにはスクーリングは必須ですか?
スクーリングは必修科目に設定されているため、必須です。
どんなにスクーリングが少ない通信高校であっても年数回のスクーリングが必要になります。
どうしても通えない場合には、特別措置が用意されている場合もあります。
通信制高校は学校へ行かなくてもいいの?
通信制高校には、週に数回通学が必要な「通学コース」と、学校への登校が少ない「WEBコース」があります。WEBコースなら通学は少ないですが、年に数回スクーリングが必要です。
まとめ
通信制高校の中でも、オンラインを主体としているコースを選択すると、スクーリング回数を減らせます。
今回紹介した通信制高校の中で、一番少ないスクーリングは年4日というものでした。オンラインの授業を通して、自分で学習を進められるのであれば、スクーリングが少ない高校でも卒業できるでしょう。
ただし、スクーリングが少ない通信制高校に通うことによって、ひきこもりや昼夜逆転につながるケースも多いです。不登校という問題が深刻化するリスクにつながるため、安易な選択は避けた方がよいでしょう。
不登校について相談すると「不登校は悪くないので休ませましょう」「お子さんが回復するまで待ちましょう」というような支援を行うところも少なくありません。
しかし、不登校が長期化すればするほど、復学や社会復帰のハードルも高くなってしまいます。
我が家ではスダチを利用して、子どもの不登校を根本的に解決し、再登校が叶いました。現在息子は自ら楽しんで学校へ通い、自分で将来に向けた目標を立てて日々勉強や習い事に励んでいます。
昔の私のようにお子さんの不登校に悩まれている親御さんは、一度スダチをはじめとする復学支援サービスへの相談をおすすめいたします。
初回の無料相談では、子どもの状況を詳細に聞いてもらい、再登校に向けた具体的な計画を立てられました。
悩みを聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなりますし、どんなに長期化していても不登校は解決できます。お子さんを信じて、一歩を踏み出してみませんか?
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