学費の安いフリースクールおすすめ5選!費用相場と補助金制度も紹介
「フリースクールはどのくらい費用がかかるの?」
「学費の安いフリースクールはある?」
フリースクールへ通うときには、もちろん費用がかかります。これはフリースクールがNPO法人やボランティアによる民間運営だからです。
学校のような公的な場所でないからこそ、そこにかかる費用はご家庭が全額自己負担しなければなりません。
そこで、学費の安いフリースクールを探すご家庭も多いです。今回は、フリースクールの費用相場や、学費の安いフリースクールについて解説します。
小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
- フリースクールの特徴・メリット
- フリースクールの費用・学費相場
- フリースクール利用者に対する補助金制度
- 学費の安いフリースクールおすすめ5選
- フリースクールの注意点
ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。
2024年4月時点で900名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。
子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもへアプローチする支援方法でした。子どもの様子を毎日丁寧にヒアリングしてくださり、接し方・具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。
親から子どもへ毎日アプローチできたので、息子の様子が日々変化していき、最終的には自分から「学校へいく」と言い出し再登校しています。
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1. フリースクールの特徴とメリット
フリースクールができたのは1980年代で、不登校の子どもたちに居場所を与えたいという考えのもと、民間ボランティアによって作られました。
現在はその名が広く知られ、民間の教育機関として、不登校のお子さんへ居場所の提供や、学習サポートをしています。
ここでは、フリースクールの特徴・通うメリットをまとめています。
1-1. 不登校の子どもをサポートすることが目的
フリースクールは、学校へ通えないお子さんの気持ちに寄り添い、サポートすることを目的としています。
民間の教育機関なので、文部科学省が提示している、学習指導要領を守る必要がありません。そのため、お子さんが好きなことをして無理なく過ごせるような支援を提供しています。
フリースクールにはそれぞれ教育理念があり、基本的には以下のような目的で運営されているところが多いです。
- 不登校のお子さんが自分の居場所を見つける
- 他者と関り、社会性の向上を目指す
- 学習サポートをして進学や将来の選択肢を広げる
ただ、フリースクールは「スクール」とついているため誤解されがちですが、公的な学校ではありません。教員免許や心理カウンセラーなどの資格がなくても経営できてしまいます。教育への知見や、不登校のお子さんの心理などに詳しくない人が運営していることもあるため、見極めが必要です。
1-2. 通学や学習内容の自由度が高い|学校との違い
フリースクールは民間施設なので学校教育法の範囲外です。カリキュラムにとらわれることなく自由度の高い教育を行えます。学習をメインにする必要もありませんし、スポーツ・プログラミング・芸術や音楽など勉強以外を重視しているフリースクールや、自然との触れ合いを重視して課外活動をメインにしているフリースクールもあります。
学校との違いは、大きく分けて以下の通りです。
学校 | フリースクール |
学校教育法によって、学習内容・学習時間が教科ごとに定められている | 学習内容・学習時間は自由 |
登校時間、授業時間が定められている | 学校と同様月曜から金曜まで開校しているが、自由登校でいつ行ってもいい |
教師は教員免許・採用試験合格が必須 研修なども行い自己研鑽機関も多い | 教員免許不要 資格がなくてもフリースクールを運営できる |
卒業すれば卒業資格が得られる | 卒業資格は得られない |
公立の場合学費はかからない | 通うのに学費・費用がかかる |
フリースクールは学校ではないため、通ったからといって何か卒業資格を得られるわけではありません。公立の小学校・中学校に在籍している場合は、フリースクールに通っても学校を辞めるわけではないので、在籍している学校の卒業資格を得られます。
ただし私立の小学校・中学校や、全日制高校の場合は、学校に通わないと単位を取得できないので、フリースクールを併用したとしても進級・卒業ができなくなってしまいます。
1-3. フリースクールは小学生・中学生向け|高校生は通信サポート校
一般的にフリースクールは「小学生」「中学生」を対象としているケースが多いです。フリースクールという居場所で学習や精神のサポートをしてもらいます。
不登校の高校生は通信制高校に入学するのが一般的です。高校生も対象にしているフリースクールは通信制高校を卒業できるようにサポートしてくれる「通信制サポート校」という位置づけになります。
数は少ないですが、中には高校生を対象として居場所を提供するようなフリースクールも存在しています。
1-4. フリースクールの入学制限は「年齢」のみ
フリースクールへ入学する際、特別な試験などはありません。各フリースクールが対象としている年齢に該当すればだれでも入学可能です。
フリースクールの募集要項に該当する年齢が記載されています。基本「小学生・中学生」と書かれていますが、一部「一般」を追記して、通信サポート校として高校生への支援を行っているところもあります。
1-5. 個別指導・少人数学習
学習内容はフリースクールによって定められています。進学を目指すフリースクールの場合は、1対1の個別学習が選べる・少人数学習で手厚く指導してもらえることが多いです。
1-6. 出席扱いになる可能性も
フリースクールへの出席が、在籍している学校の出席扱いとなる場合もあります。
- 文部科学省の要件を満たした活動をフリースクールで行っている
- 学校長の許可を得る
この2点を満たしているかどうかで判断されます。
最終的な判断は在籍している学校の校長先生が行うため、担任の先生への相談など学校との連携は欠かせません。
高校進学を考えている場合、特に公立高校受験では、出席日数が年間30日を超えると審議の対象になるとされているため、出席日数を確保したいと考えている親御さんも多いはずです。
しかし、実際の公立高校入試は「当日のテストの点数+内申書(内申点と出席日数)」が見られます。
内申点は授業のできや意欲感心を点数化したもので、授業に出ていなければ当然0点になってしまいます。高校受験を見据えて出席日数だけにこだわっても、学校に通っていなければ内申点は0点となり、進学先の選択肢は狭くなってしまいます。
実際に中3から学校へ復帰した不登校YouTuberのゆたぼんさんは、フリースクールで出席日数を一部確保し、公立高校の受験にチャレンジしましたが、不合格という結果でした。
受験勉強に励む様子もYouTubeで報告されていましたが、合格は難しかったようです。この結果を踏まえても、高校受験の選択肢を増やしたいときには、フリースクールで出席日数を確保することより、今いる学校への復帰を目指すことをおすすめします。
2. フリースクールの費用・学費相場|フリースクールは高い?安い?
フリースクールの学費相場は、以下のとおりです。
入学金 | 53,000円程度 |
会費・授業料 | 月33,000円程度 |
民間の教育機関のため、学習塾などと区分は同じです。そのため、全額ご家庭負担となります。
決して安くはない金額のため、「将来的には、学校復帰、社会復帰を目指したい」という場合には、不登校を解決し学校復帰を目指す支援先の利用が良いでしょう。
2-1. フリースクール別学費相場
フリースクールには、実際にフリースクールに通う「通塾型」、職員が自宅に来てくれる「在宅支援」、そしてお子さんを寮に入れる「全寮制」の3つがあります。
それぞれの学費の相場を、以下にまとめました。
種類 | 特徴 | 費用 |
通塾型フリースクール | 一般的なフリースクール。フリースクールに登校して支援を受ける。 | 入会費:53,000円 授業料:月33,000円 |
自宅支援フリースクール | 自宅へ職員が来て支援をしてくれるフリースクール。 | 授業料:月15,000~33,000円 |
全寮制フリースクール | お子さんを寮に入れ生活の見直し・学習支援を受けるフリースクール。 | 入会費:200,000円 生活費:月150,000円前後 授業料:月50,000円~80,000円 |
フリースクールの平均的が学費はこちらの記事でも解説しました。参考にしてください。
3. フリースクール利用者に対する補助金制度
フリースクールは民間の教育機関のため、文部科学省が定める就学支援金制度を利用できません。現状、フリースクールを対象とした補助金の制度はほとんどなく、全額自己負担となります。
ただ東京都のみ、2023年からフリースクールに通っているご家庭へ月2万円支援する制度が始まりました。年間24万円の支援が受けられますので、区役所等でご確認ください。
4. 学費の安いフリースクールおすすめ5選
ここでは、学費の安いフリースクールを厳選してご紹介します。
4-1.【番外編】スダチ
対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
費用・料金 | オンライン無料相談を実施中 ※ 無料相談後は有料サービスへの移行は必須ではありません。 無料のアドバイス内容を実施し、その後のお子さんのご状況などに合わせてご自身で決められます。 |
公式HP | https://sudachi.support/ |
「子どもの社会復帰に向けてフリースクールを利用したいが、この先かかる費用に不安がある」という場合には、お子さんの将来と費用を踏まえると、不登校を解決する支援先の利用をおすすめします。
フリースクールは、お子さんが無理なく過ごせる居場所になりますが、学校・社会復帰は目指せません。むしろ、自由度の高いフリースクールの生活に慣れてしまうと、一般的な学校・社会での生活が難しくなるケースが多いです。
そうなると、お子さんはずっとフリースクールを利用し続けることになります。社会復帰が難しい場合には、親御さんはこの先もずっとお子さんを金銭的にも支援していかなくてはなりません。
これを踏まえると、お子さんの社会復帰を目指していたり、金銭的にも不安があったりするときには、不登校の根本解決に向けた支援先の利用をおすすめします。
そこで、お子さんの不登校を根本解決できるスダチを紹介します。スダチは、不登校の早期解決・根本解決に向けて支援を提供する不登校専門機関です。
支援したお子さんの約9割が平均3週間で再登校を果たしています。
お子さんが不登校となるとき、根本原因をたどると、お子さんの自己肯定感の低さや、親子関係につながることが多いです。スダチの支援は、この根本原因の解決に向けて、親御さんを介してお子さんを支援していくことが特徴です。
親御さんから毎日お子さんの様子をヒアリングし、その時のお子さんにあった声かけ・接し方を具体的な内容でフィードバックしてもらえます。親から子どもへの接し方が変化していくことで、親子関係が今までよりさらに健全なものとなります。
そして今まで以上に信頼でき、尊敬できる親御さんから、正しいポイントで褒められていくことでお子さんの自己肯定感がどんどん育ちます。
自己肯定感の育ったお子さん方は、学校の問題も自ら向き合い、そして解決に向けて行動するようになり、みなさん主体的に再登校を果たしています。
無料相談ではスダチのメソッドをより詳しく知れるだけでなく、現状のお子さんの様子をヒアリングしてもらったうえで、これから解決に向けてやるべきことのアドバイスがもらえます。
お子さんに必要な声かけや対応方法に悩む時は、ぜひ一度無料相談を利用してみましょう。
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4-2. みんなの学園
対象年齢 | 小学生・中学生 |
費用・料金 | 入学金:8,800円 授業料: 個別指導(月4回):10,000円~ 基礎学力コース:20,000円~ |
公式HP | https://portal.minnanogakuen.com/ |
YouTuberゆたぼんさんが通っていたフリースクールです。プログラミングやメタバースといったIT系に強いフリースクールで、8つのコースがあり、お子さんのやりたいことをサポートしてくれます。オンライン登校もあるのでお子さんへのハードルも非常に低いです。
4-3. 松陰スタディ
対象年齢 | 小学生・中学生 |
費用・料金 | 入学金:22,000円 授業料 小学生(週3回):20,460円 中学生(週3回):23,100円 |
公式HP | https://www.showin.co.jp/net/lp/01/ |
オンライン学習でお子さんの学習を管理、見守りしてくれるサービスです。元々全国に300店舗ある松陰塾が運営しているため進学や学習に力を入れているフリースクールです。お子さんの学習状況などを、こまめにメール報告してくれるので、安心して預けられるのがポイント。
4-4. ぱいでぃあ
対象年齢 | 小学生・中学生 |
費用・料金 | 入学金:33,000円 教務維持費:38,500円 授業料: オンライン17,500円~ 通塾22,000円~ |
公式HP | http://freeschool-paidia.com/ |
ぱいでぃあは、学習や進学に力を入れたフリースクールです。ICTを利用した学習を取り入れており、出席日数の認定に必要な通学証明書の発行を行っています。お子さまの学習やカウンセリングなど幅広いサポートがあるのも特徴です。
4-5. かなで学園
対象年齢 | 小学生・中学生 |
費用・料金 | 入学金:25,000円 月額:20,000円 |
公式HP | https://www.kanade-gakuen.jp/ |
スマートフォンやタブレット、パソコンだけで参加できるオンラインフリースクールです。学習管理だけでなくカウンセリング等も行っており、同じフリースクールに通う子どもたちと会話やコミュニケーションを取る機会があるため社会性も身につきます。
5. フリースクールの注意点
ここでは、フリースクールに通う前に知っておいたほうがよい注意点を紹介します。
5-1. フリースクールは元の学校への「復学」が遠のく
フリースクールは基本的に「自由登校」です。行きたいと思ったときに通える自由な体制は、お子さんにとっての負担が少ない環境です。
その一方で、「行きたくなければ行かなくていい、やりたくないことはやらなくていい」という生活に慣れるのは、学校復帰を目指すうえでハードルとなります。
一般的な学校生活は、毎日決まった時間に通う必要があり、授業内容も定められているためです。今までの生活と大きなギャップを感じ、再び不登校を繰り返す恐れもあるでしょう。
フリースクールに通うと、復学が遠のいてしまうのは大きなリスクです。
5-2. 教師の質が悪いことがある
フリースクールを運営しているのは、NPO法人やボランティアの方々です。不登校に対する専門的な知見がない職員もいるため、注意が必要です。教員免許や特別な資格がない人が、勉強を教えているケースも多いです。
質の高い支援を提供しているかは、事前の見学や体験入学を通して見極める必要があります。
5-3. お子さんが「行きたい」と言っているか
フリースクールは、お子さん自らが「行きたい」と言い出したときに、はじめて一つの選択肢として検討することをおすすめします。
「学校に行ってないのだから、せめて無理なく過ごせるフリースクールに通って欲しい」という思いは、自分の息子が不登校だった時にも考えていたため大変よくわかります。ただ、不登校のお子さんに何かを無理強いしてしまうと不登校が深刻化することもあるのは知っておきましょう。
お子さんは「親に言われたことをやってる」という達成感から、本来目指すべき復学を見失ってしまうことがあります。
また無理に通わされたフリースクールで嫌なことがあったり、失敗したときには、「本当は行きたくないのに親が言うから行った。嫌な思いをしたのも親のせい。」と他責思考にもなりやすいです。
不登校を解決したり、この先社会へ出て活躍したりするには、自分の問題は自分のこととして捉え、自分で考え行動し解決していく自責思考が欠かせません。
無理強いすることはせず、お子さん自らが「フリースクールへ行きたい」と前向きに言い出したときに選択肢として検討してあげましょう。
6. 学費の安いフリースクールについてよくある質問
6-1. フリースクールの値段は平均していくらですか?
フリースクールの学費は、入会金が「53,000円」月額「33,000円」が相場です。入会金や月額以外にも、教育維持費などを求められることがありますので、入学前に確認しましょう。
6-2. フリースクールの欠点は何ですか?
1つは、費用が決して安くないこと。フリースクールは民間の教育機関なので就学支援制度も受けられず全額自己負担となります。
しっかり費用をかけるのであれば、不登校を解決できる支援先の利用を検討したほうがよいでしょう。
2つめは、今通っている学校への「再登校」が目指せなくなってしまうことです。フリースクールに通う生活環境は、一般的な学校生活と異なるため慣れてしまうと一般的な学校生活に戻りにくくなってしまいます。
6-3. フリースクールはお金がかかる?
かかります。フリースクールの学費相場は入会金「53,000円」月額「33,000円」です。
6-4. フリースクールはどんな子が通うのですか?
何らかの原因で学校に通えなくなってしまったお子さんが通います。不登校や発達障害が原因で学校に行けなくなったお子さんが多いようです。
7. まとめ
フリースクールに通う際にかかる学費は、全額自己負担です。決して安くはない金額のため、「フリースクールに通う目的は何か?」をご家庭で明確にしてみましょう。
「この先学校や社会への復帰は目指しておらず、子どもが無理なく過ごせる居場所がほしい」その場合はフリースクールの利用が適しています。
ただ「できれば学校復帰してほしい。将来的に社会復帰してほしい。」そのような気持ちがあるときには、フリースクールは学校復帰を遠ざけてしまうため、利用はおすすめできません。
お子さんの学校復帰や、将来の選択肢を広げることを考えているときには、不登校を根本解決し、復学を目指せる支援先を利用しましょう。
我が家ではスダチを利用して、子どもの不登校を根本的に解決しました。現在息子は自ら楽しんで学校へ通い、自分で将来に向けた目標を立てて日々勉強や習い事に励んでいます。そんな子どもの姿が見られて、親として非常に嬉しく思っています。
昔の私のようにお子さんの不登校に悩まれている親御さんは、一度スダチをはじめとする復学支援サービスへの相談をおすすめいたします。
初回の無料相談では、子どもの状況を詳しく聞いてもらえて、再登校に向けてこれから何をしなくてはならないのかを教えてもらえました。
悩みを聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなります。そして不登校は、どんなに長期化していても解決できます。お子さんを信じて、一歩を踏み出してみませんか?
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