全寮制のフリースクールおすすめ5選を紹介!費用やメリット・デメリットを徹底解説!
「全寮制のフリースクールってどんなところ?」
「費用やメリット・デメリットはある?」
不登校のお子さんが、ゲームやスマホなどのデジタル機器に依存し昼夜逆転していることに悩むご家庭は少なくありません。
そこで生活習慣を改善するため全寮制のフリースクールを検討されているのではないでしょうか?
この記事では検討時に知っておいた方が良い、全寮制フリースクールの特徴やメリットデメリットを解説しています。
おすすめの全寮制フリースクールも厳選紹介しているため、参考にしてください。
小学生の息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
- 全寮制のフリースクールは「自立支援」を目的としている
- 全寮制のフリースクールがおすすめのお子さん
- おすすめの全寮制フリースクール5選
- 全寮制のフリースクールにかかる費用
- 全寮制フリースクールのメリットとデメリット
- 全寮制のフリースクールを選ぶポイント
- 全寮制のフリースクールの入学の流れ
ちなみに、私は平均3週間で不登校を根本解決している『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しています。
子どもへ直接支援を提供せず、私たち親を介して子どもの様子を毎日ヒアリングして、接し方、具体的な声かけをフィードバックしてもらえました。
いくら言ってもゲームの時間を守れず、朝も起きれない状況だった息子を、私の接し方と声かけだけでどんどん変化させることができました。最終的に息子は、主体的に再登校しています。
オンライン無料相談にて、子どもの現状を伝えると、再登校に向けた具体的な道標やアプローチ方法を教えてもらえます。
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1. 全寮制のフリースクールは「自立支援」を目的としている
学校に行けなくなってしまった不登校のお子さんに支援を行うフリースクール。お子さんにとって居場所となるよう、お子さんのしたいことをさせてくれる事が多いです。
全寮制のフリースクールは、子どもたちが寮で共同生活を行いながら学習支援を受けるスタイルです。親元を離れるというハードルはありますが、同年代の子どもたちと集団生活を送ることで社会性が身に付き、生活リズムも整っていきます。
学習支援以外にも地域に密着した農業体験や職業体験などの課外学習が用意されているケースも多いです。お子さんが本当の意味で自立ができるように様々なサポートを受けられます。
ここで気を付けなければいけないのが、フリースクールは公的に認められている機関ではないということ。フリースクールには、設置要件などもありません。教員免許を持っていない人でも誰でも始められます。
そのため、不登校や教育に知見のない人が先生になっていることも少なくありません。
全寮制フリースクールの場合、長期間お子さんを預ける場所となるため、しっかりとした見極めが必要です。
2. 全寮制のフリースクールがおすすめのお子さん
全寮制のフリースクールがおすすめのお子さんは、以下の通りです。
- 生活リズムの乱れ、昼夜逆転などに悩んでいるお子さん
- 不登校が長期化しているお子さん
- 新しい環境で挑戦してみたいお子さん
全寮制のフリースクールはスマホやゲーム機の持ち込みを禁止しているところもあり、お子さんの生活はガラリと変わります。起床・消灯も時間が決まっているため、自然と生活リズムが整います。生活面での自立を目指したいお子さんにおすすめです。
不登校が長期化しているお子さんも、全寮制のフリースクールにいれて環境を変えてあげることで不登校が解決する場合もあります。ただし、転校と同様で環境が変わってもその先で不登校になってしまうリスクは十分にあるので注意しましょう。
不登校のお子さんの中には「今の学校には戻りにくいけど、新しい環境で挑戦してみたい」という意志を持っている子もいます。前向きなチャレンジをしたいお子さんにもおすすめです。
ただ、不登校のお子さんは自己肯定感を低さからすぐに達成感を得られたり、簡単に居場所をつくれるデジタル機器に依存している傾向です。全寮制フリースクールで一時的に改善できても、自己肯定感が低いままだと家庭に戻ってから再びゲーム依存や昼夜逆転を繰り返すケースもあるでしょう。
他にも全寮制のフリースクールと一般的な学校生活は、授業内容も周囲の人も大きく異なります。フリースクールに通えたからと言ってその後お子さんが学校復帰できるわけではないことも理解しておきましょう。
3. おすすめの全寮制フリースクール5選
ここでは、おすすめの全寮制フリースクールを紹介します。
3-1. 【番外編】スダチ
対象年齢 |
小学生・中学生・高校生 |
費用・料金 |
オンライン無料相談を実施中 無料相談後は有料サービスへの移行は必須ではありません。 無料のアドバイス内容を実施し、その後のお子さんのご状況などに合わせてご自身で決められます。 |
公式HP |
デジタル依存などで昼夜逆転し、不登校が深刻化していることから、全寮制フリースクールを検討しているのならば、まずはご家庭で解決できるサービスを紹介させていただきます。
スダチは、不登校の早期解決・根本解決に向けて支援を提供する不登校専門機関です。
支援方法は、スダチが親御さんからお子さんの状況や様子を毎日丁寧にヒアリングし、具体的な声掛け、接し方をフィードバックするものです。親御さんからの声かけや接し方が変化していくことで、より良い親子関係に変化していきます。
正しい信頼関係が構築された親御さんから、毅然とした態度で正しいことダメなことをしっかり教えられることで、支援を通してデジタル依存や生活習慣の乱れも根本的に解決します。
また親御さんから正しいポイントで褒められると、お子さんの自己肯定感もどんどん育ち、みなさん平均3週間で主体的な再登校を果たしているようです。
昼夜逆転し不登校が深刻化しているときや、言うことを聞かず親子の会話もままならないときには、一度無料相談を活用してみてください。今のお子さんに必要な接し方や、不登校の根本解決に向けた道標を提示してもらえます。
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3-2. 一般社団法人 スイス村
対象年齢 |
小学生・中学生 |
費用・料金 |
入学金:10,000円 |
公式HP |
広島県にあるスイス村は、「よく動き、よく食べ、よく寝る」をモットーに、農作業やスポーツなどの共同作業を行います。
自然豊かな場所で体験授業が多いので、お子さんにとってかけがえのない時間になるでしょう。寮には犬やウサギといった動物たちも多く、命の大切さを学べます。学習は一人ひとりマンツーマンで対応してくれます。
3-3. NPO法人東北青少年自立援助センター 蔵王いこいの里
対象年齢 |
小学生・中学生・高校生・社会人 |
費用・料金 |
要問合せ |
公式HP |
山形県にある蔵王いこいの里は、掃除・洗濯・料理を自分たちで行い、就労支援を中心に行っている全寮制フリースクールです。『社会の荒波を生き抜くための「真の生きる力」を身に付ける』をモットーにしていて、学習支援も積極的に行っています。
地域医療や学校と連携しているため、カウンセリングにも力を入れています。
3-4. 新しい海
対象年齢 |
高校生・社会人 |
費用・料金 |
保証金:100,000円(卒業時に返金) |
公式HP |
新しい海は、昼間にアルバイトをして夜に学習をするという新しいスタイルの大学入試をサポートする全寮制のサポート校です。
保証金のみでお子さんを預けられ、基本はお子さんが寮費や生活費を自分で稼ぐので親御さんの負担が非常に少ないのが特徴。社会経験を通して自分で生き抜く力を身につけます。
3-5. フリースクール玄海
対象年齢 |
小学生・中学生・一般 |
費用・料金 |
740,000円/3ヶ月 |
公式HP |
フリースクール玄海は福岡市にある全寮制フリースクールで、一般的に学習する5教科に加えて、体育、音楽、演劇、プロレス、サーフィンというような様々な授業を展開しています。身体を動かすことや情操教育に力を入れています。最大の魅力はネイティブによる英会話で、英語に興味があるお子さんにおすすめです。
4. 全寮制のフリースクールにかかる費用
全寮制のフリースクールの費用は、以下の通りです。
入学金 |
200,000円 |
生活費(寮費・食費) |
150,000円前後/1ヶ月 |
授業料 |
50,000円~80,000円/1ヶ月 |
その他 |
修学旅行費、遠足費、お祭り費用など |
授業料だけでなく生活費も必要になるため、安くはありません。月に15万~30万、年間で180万〜360万円程度かかるとみておきましょう。
5. 全寮制フリースクールのメリットとデメリット
全寮制のフリースクールに通うメリットとデメリットを紹介します。
5-1. 全寮制のフリースクールのメリット
全寮制のフリースクールに通うメリットは以下の通りです。
- 時間や生活のルールが定められているので生活習慣が整う
- 新しい環境で社会性が身につく
- 24時間365日フリースクールのサポートが受けられる
全寮制フリースクールの一番大きなメリットは、生活リズムが整うことです。起床・消灯時間やその日の課外活動などが決まっているので、夜更かしなどもできません。
新しい環境で、新しい仲間と一緒に社会性を身につけられるようになります。
5-2. 全寮制のフリースクールのデメリット
全寮制フリースクールに通うデメリットは以下の通りです。
- 安い費用ではない
- お子さんにとってハードルが高い
- 親子関係が悪化する可能性がある
- フリースクールに慣れると元の学校への再登校は難しくなる
全寮制フリースクールでは1部屋2~4人の共同生活が基本です。親元を離れることへの不安や、未知の場所へ行くことへの心配もあり、お子さんにとってのハードルは高いと言えるでしょう。
それにも関わらず一般的な学校生活とは仕様が異なるため、全寮制フリースクールの生活に慣れてしまうと、学校復帰する際に再び大きなハードルを乗り越える必要が出てきます。まずは元通っていた学校への再登校を目指して、それからフリースクールを検討しても遅くはないでしょう。
また、お子さんが前向きではないのに無理矢理勧めると「自分が迷惑だから寮に入れられた」とさらに自己肯定感が下がる可能性もあります。親に見捨てられたような気持ちになるため、親子関係も悪化しやすいです。
不登校の根本解決には、正しい親子関係の構築が欠かせません。お子さんにとって、信頼できて尊敬できる存在になればなるほど、ダメなことを教えたとき素直に納得してくれるようになったり、褒めたときにはどんどんお子さんの自己肯定感が育ちます。
自己肯定感が育つと、現状の問題を乗り越えるために行動していくようになり、お子さんが主体的に再登校を果たします。
これらを踏まえると安い費用ではない割に不登校の根本解決を目指せないのが大きなデメリットです。費用をかけるのであれば、不登校の根本解決を目指せる支援を利用した方がよいかもしれません。
6. 全寮制のフリースクールを選ぶポイント
ここでは、全寮制のフリースクールを選ぶポイントを紹介します。
6-1. お子さんが行きたいと思っているか
重要なのは「お子さんが行きたいと思えるか」です。子どものうちから家を出るというのは、お子さんにとって大きな負担です。
ましてや県外であったり、複数の子どもと同じ部屋であることを嫌だと思うかもしれません。無理に連れて行っても意味がないので、お子さん自らが「行きたい」と言い出したときに検討しましょう。
6-2. フリースクールの考え方と家庭の考え方があっているか
お子さんへの接し方、教育理念などが納得できるところを選びましょう。フリースクールは民間企業が運営しており、教育方針などもさまざまです。
フリースクールによって定めている方針が異なるため、ご家庭で目指している方向性と合致したスクールを選びましょう。
6-3. 出席日数をカウントしてくれるか
フリースクールへ通っている期間を、今通っている学校の出席日数としてカウントしてくれることがあります。出席日数をどうしても確保したいときには、検討中のフリースクールへの出席が学校の出席扱いになるかを学校の先生に相談してみましょう。
出席日数については、高校受験を控える中学生の親御さんが特に気にされているはずです。公立の全日制高校では、欠席日数が1年間で30日以上あると、審議の対象となるとされているためです。そこでフリースクールで出席日数を確保するのを検討されているかもしれません。
しかし公立高校受験では、「出席日数」「内申点」「当日のテストの点」の合計点で合否が決まります。出席日数だけ確保しても、学校の授業やテストを受けられていないと内申点は0点となり、合格が難しい場合がほとんどです。
実際に、中3から学校復帰して公立高校の受験に挑戦していた、不登校YouTuberのゆたぼんさんも、フリースクールで出席日数を確保していましたが、不合格という結果でした。
6-4. 親子の連絡手段・スタッフのサポート
全寮制のフリースクールでは、親子の連絡手段が限られていることがあります。連絡手段の取り方や、家庭への報告の体制など確認が必要です。
また、授業時間以外の生活でスタッフがどの程度関わってくれるのか、勉強以外でどんなサポートをしてくれるのかなども、あわせて確認することでお子さんを安心して預けられるようになります。
7. 全寮制のフリースクールの入学の流れ
全寮制のフリースクールに入学するまでの流れは、以下の通りです。
- お問合せ・資料請求
- 保護者との電話相談
- 保護者面談・施設見学
- 本人へのコンタクト・体験入学
- 入学・入寮
まずは親御さんが面談や施設見学を行います。お子さんを預けてもよいと思える全寮制フリースクールが見つかったら、そこからお子さんが体験入学し、行きたいと思えたら入学・入寮となります。
フリースクール側もお子さんにとって挑戦であることは理解していますので、失敗しないように体験入学を勧めてくれます。
8. 全寮制のフリースクールについてよくある質問
全寮制のフリースクールについてよくある質問について、回答します。
全寮制のフリースクールにかかる費用は?
全寮制のフリースクールの費用相場は「1ヶ月15万~30万」「180万~360万」です。
また、フリースクールは学校ではないので就学支援金制度の対象外となっています。
全寮制のフリースクールとはどのような施設ですか?
1部屋2~4人で共同生活を行いながら、学習・スポーツ・農業体験・職業体験など、課外学習を多く取り入れ、お子さんの社会性を伸ばし、自立支援を行っているところです。
フリースクールの欠点は何ですか?
フリースクールの欠点は大きく分けて2つ。
1つは費用は決して安くないこと。学校ではないので就学支援制度も受けられません。全額自己負担となります。しっかり費用をかけるのであれば、お子さんの不登校を根本解決できる支援先の利用を検討した方が良いでしょう。
2つめは、今通っている学校への「再登校」は目指せないことです。フリースクールでの生活や、授業内容、周囲の人は、一般的な学校生活と異なります。
全寮制フリースクールでの生活に慣れたとしても、再登校を目指す場合には、さらにそこから一般的が学校での生活に慣れる必要があります。
フリースクールはどんな子が通うのですか?
学校に行けなくなってしまったお子さんたちが、居場所をつくるために通うことが多いです。
好きな時に行って好きなことをして過ごせるケースが多いため、フリースクールでの生活に慣れてしまうと、学校復帰が遠のいてしまう懸念点があります。
通信制高校の寮ってどんなところですか?
通信制高校でも寮生活を行えるところがあります。新しい環境でやり直したい、地元を離れたい、親元を離れたいというお子さんが通っていることが多いです。
寮では集団行動が求められるため、時間や生活のルールが決まっているケースがほとんどです。他にも、通信制高校を3年間で卒業するには、自分で計画的に学習を進める必要があるため、自習スペースが完備されています。
また、通信制高校の近くに寮があるので、年に数回登校のオンラインコースではなく、週1~5日から登校日数を選べる通学コースを利用しているお子さんが多いでしょう。
全寮制フリースクールとの大きな違いは、通信制高校では高卒資格を取得できることです。卒業に向けた学習の補助として高校生のフリースクールである通信制サポート校を併用するケースもあります。
また、通信制サポート校の寮は、学習のためにタブレットやスマホなどを自由に持ち込める環境です。親御さんの監視がなくなる分、デジタル依存に陥らないよう注意しておかなくてはなりません。
10. まとめ
全寮制のフリースクールは、通常の学校では体験できないことを体験でき、集団生活によって生活リズムの改善や社会性の定着を目指せます。
しかし、お子さんが難色を示したり、反発したりするケースも多いです。環境を変えることで不登校のお子さんが変化するのではないかと考えている親御さんも多いかもしれませんが、無理に進めると親子関係の悪化につながる恐れもあります。
そうなると本来目指すべき、学校への再登校はどんどん遠のいてしまいます。
まずは、今通っている学校への再登校を目指し、それからフリースクールを検討しても遅くはありません。
我が家ではスダチを利用して、子どもの不登校を根本的に解決し、再登校が叶いました。現在息子は自ら楽しんで学校へ通い、自分で将来に向けた目標を立てて日々勉強や習い事に励んでいます。
昔の私のようにお子さんの不登校に悩まれている親御さんは、一度スダチをはじめとする復学支援サービスへの相談をおすすめいたします。
初回の無料相談では、子どもの状況を詳細に聞いてもらい、再登校に向けてこれから何をしなくてはならないのかが明確になりました。
悩みを聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなりますし、どんなに長期化していても不登校は解決できます。お子さんを信じて、一歩を踏み出してみませんか?
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