不登校対応の通信教育おすすめ8選!出席扱いの条件と各社の特徴を紹介【一覧比較表つき】

「通信教育を利用すると出席扱いになるって本当?」
「おすすめの通信教育サービスはなに?」
お子さんが不登校となったとき、出席日数や学力などを心配されて、通信教育の利用を検討される親御さんもいらっしゃることと存じます。
特にお子さんが中学生のとき、公立高校では出席日数が30日以上あると合格が難しくなるケースが多いです。そのため自宅学習で出席扱いにしてくれる通信教育について知りたいと思っている親御さんもいるはずです。
こちらの記事では、不登校のお子さんが高校進学を見据え前に進むためのきっかけとなる通信教育8選と、選び方のコツを紹介します。
息子の不登校を根本解決してきた私の経験を通し、不登校解決につなげる方法も踏まえながら、以下のトピックをお話しさせていただきます。
- 不登校でも出席扱いになる自宅学習
- 不登校対応の通信教育の選び方
- 不登校のお子さんにおすすめの通信教育8選
- 不登校のお子さんにおすすめの勉強方法
- 不登校のお子さんが学習する上での注意点
お子さんに最適な通信教育サービスを選び、不登校を解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。
ちなみに、私は平均3週間で不登校を解決する支援を提供する『スダチ』を利用して息子の不登校を解決しました。
2024年1月時点で800名以上のお子さんを平均3週間で再登校に導いてきた実績があるようです。
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1. 不登校で通信教育を利用するときは出席扱いになる教材がおすすめ|ICTを利用した学習サービスとは
出席日数とは、学校へ登校し授業を受けた日数のことを表します。不登校自体は悪いことではありませんが、中学生の場合、出席日数が不足してしまうと高校進学に影響します。
地域によって異なりますが、全日制の公立高校では1年間に30日以上の欠席があると、合格が難しくなるケースが多いので、将来の選択肢が減ってしまいます。
そこで注目されているのが通信教育。特に、ICTを利用した学習は出席扱いになるため、出席日数を確保したいと考えているお子さんにおすすめです。
ここでは、不登校の生徒におすすめの通信教育について、実際に出席扱いになった事例を含めて詳しく紹介します。
1-1. 文部科学省が自宅学習を出席扱いに認定
文部科学省では、学校以外の学習であっても出席扱いとすると定めています。
不登校児童生徒の中には,学校外の施設において相談・指導を受け,社会的な自立に向け懸命の努力を続けている者もおり,このような児童生徒の努力を学校として評価し支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たす場合に,これらの施設において相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができることとする。
特に、近年ではインターネットを介したオンライン授業や、課題をコツコツと進める通信教育も増えています。学校に行けず不登校であっても、ICTのような通信教育を利用し学習を進めている生徒に対して「指導を受けた日数を出席扱い」とすることができます。
ICTとは「Information and Communication Technology」の略で、「情報通信技術」という意味です。特定の情報通信技術を使った通信教育が現在増加しています。
1-2. 文部科学省が設定する「出席扱い」の条件
通信教育を利用した学習が出席扱いになる条件として一番大きいポイントが「学校と連携していること」です。
最終的に決定権を持つのは学校であり、現在利用している通信教育教材が教育課程とマッチしていること、学校と同じくらいの学習ができていることが前提となります。
最終的に学校長が総合的に判断して、出席扱いとなります。
文部科学省から出ている、ICTを利用した通信教育が出席扱いになる条件は、以下の通りです。
- 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること
- ICT(コンピュータやインターネット、遠隔教育システムなど)や郵送、FAXなどを活用して提供される学習活動であること
- 訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること
- 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
- 校長は対面指導や学習活動の状況等について、十分に把握すること
- 基本的に学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること。
- 学習の計画や内容がその学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること
一見条件が多いように見えますが、学校と連携して行けばさほど難しいことはありません。実際に出席扱いとなった実例を元に、より詳しく解説していきます。
1-3. 【実例1】教育支援センターを利用して出席扱いになったケース
教育支援センターを利用して出席扱いになったケースについて紹介します。
教育支援センターでは、不登校のお子さんの学習サポートをするためにICT学習教材が入ったパソコンの貸し出しを行っています。お子さんはそのパソコンを使って学習を進め、教育支援センターでその結果をリアルタイムで確認することができるのです。
実際に、教育支援センターを利用して出席扱いになった実例は、以下のような流れです。
(1)教育支援センターからパソコンを支給される
(2)お子さんがICTを利用した学習を行う
(3)結果のデータをもとに支援員と保護者が面談をする
(4)支援員が家庭訪問しお子さんと話ができる
(5)月に1度結果や学習状況をまとめた報告書が提出される
(6)親御さんが報告書を校長先生に提出
(7)学校の会議で出席扱いと認定される
お子さんの出席を確保するためには、教育支援センターの支援員と親御さんの連携は不可欠です。
面談を繰り返し、お子さんの学習状況を親御さんがしっかり把握していること、また支援員から報告書を受け取り、その結果を元に学校がお子さんの学習状況を把握します。学校相当の学習ができていると判断されれば、出席として扱ってくれます。
また、報告書の内容によっては通知表の成績にも反映されるので、成績が向上することもあるようです。
1-4. 【実例2】通信教育教材を利用して出席扱いになったケース
通信教育教材を利用して出席扱いになったケースについて紹介します。
通信教育教材は、学校の教科書に準拠したものを利用し、自分で学習計画を立てて学習を進める必要があります。お子さんとの対面指導は学校の担任の先生やソーシャルワーカーにお願いする必要があります。
実際に、通信教育教材を利用して出席扱いになった実例は、以下のような流れです。
(1)通信教育教材でお子さんが学習を始める
(2)お子さんが学習している内容などについて親御さんが担任と連携
(3)お子さんと学校の先生が面談をする
(4)学校の先生が総合的に判断し、校長の報告
(5)学校の会議にて出席扱いに認定される
通信教育教材を利用する場合は、必ず学校の先生との連携が必要になります。親御さんが学校の先生と面談してもいいですし、こまめに電話で話をすることも大切です。
学校がお子さんの学習状況を把握できるように連携すると、通信教育教材で不足している部分があれば補助プリントなどを用意してもらえます。学校側も出席日数を確保させてあげたいと考えているため協力してくれます。
1-5. 出席扱いになれば将来の選択肢が増える
不登校のお子さんは出席日数が少なくなってしまうため、進学先に影響することがあります。特に中学生のお子さんの場合は欠席が多いと受験ができない高校もあるので、通信教育教材を利用して出席日数を確保することでお子さんの将来の選択肢を増やすことができます。
2. 不登校対応の通信教育の選び方
不登校対応の通信教育を実際に選ぶポイントは以下の4つです。
- タブレット学習が選べる
- 出席扱いになった実績があるところを選ぶ
- お子さんに合ったレベルを選べる
- 続けられる料金のものを選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
2-1. タブレット学習が選べる
通信教育はパソコンやタブレットを使って学習します。机に座ってパソコンを見ながら学習をするよりも、タブレットに直接文字を書いたり、タブレットをタッチしてゲーム感覚で学習する方がお子さんの興味関心を得ることができます。
最近の通信教育教材は高性能な内部AIがお子さんの苦手なところ、躓いているところを見極めてくれて、効率よく学習させてくれます。お子さんが飽きないようにイラストやキャラクターなどを使った解説動画などが用意されているので、タブレットで無理なく学習することができます。
タブレット学習の方がお子さんが気軽に取り組みやすいというメリットがあります。
ただ1点注意していただきたいのは、毎日勉強のためにタブレットに触れることが習慣となり、そのままデジタル依存とならないようにすることです。
「勉強はちゃんと終わらせたのだからあとは自分の好きに使っていいでしょ」という気持ちからお子さんのデジタル依存につながる場合もあります。
- 学習以外ではタブレットを利用しない
- 趣味で使う場合は利用時間を制限する
上記などのルール作りが欠かせません。
2-2. 出席扱いにできた実績があるところを選ぶ
通信教育サービスを利用して出席日数を確保したい場合には、実際に出席扱いにできた実績がある教材を選びましょう。
ICTを利用した通信教育であっても、出席扱いにできないケースも少なくありません。
過去に出席扱いにした実績があるかどうか、学校との連携にはどのように対応してくれるのかなど事前の調べが必要です。
2-3. お子さんに合ったレベルを選べる
不登校のお子さんが勉強する場合、学校に行っていなかった部分の学習に遅れが出てしまっています。学習塾のようにカリキュラムが決まっていてそれしか学習できないとなるとお子さんにとってつらいものになってしまいます。
通信教育サービスを選ぶ際には、お子さんのレベルにあったコースや講座を受講できるかどうかチェックしましょう。多くの場合が学年をまたいで学習・解説を見ることができるようになっていますが、料金が追加でかかる場合などもあるので細かい部分ですがしっかりと確認しましょう。
2-4. 続けられる料金のものを選ぶ
通信教育サービスは、続けられる料金のものを選びましょう。基本的には月謝がかかるものですが、それ以外にも以下のような料金がかかる場合があります。
- 入会金
- サポート料
- 初期費用
入会金は加入する際にかかる金額で、それに加えてタブレット購入などの初期費用がかかります。インターネットの回線を新たに契約しなければならない場合もあります。サポート料金は毎月の月謝と合わせて請求されることがあるので必ず確認しましょう。
3. 不登校のお子さんにおすすめの通信教育8選
本章では、中学生向け不登校対応の学習塾おすすめ8選を一覧比較表付きで紹介します。
サービス・団体名 | 利用がおすすめのお子さん | 対象年齢 | 費用 | 通学かオンラインか |
スダチ | 今の学校への再登校を目指しているお子さん | 小学生 中学生 高校生 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 | オンライン ※親御さんを介してお子さんへ支援を提供 |
すらら | 出席扱い認定を受けたい人 | 小学生 中学生 高校生 | 入会金:7,700~11,000円(税込) 月額:3教科8,228円(税込)/月~ | オンライン |
サブスタ | 計画的に学習したい方 | 小学生 中学生 | 7,900円/月 | オンライン |
進研ゼミ | 勉強を好きになって欲しい方 | 小学生 中学生 高校生 | チャレンジパッドサポートサービス:360円/月 ハイブリッド(タブレット+紙教材):4,990円〜 オリジナル(紙教材):4,400円〜 | オンライン |
Z会 | 効率よく受験勉強をしたい方 | 小学生 中学生 高校生 | 専用タブレット費:24,900円~ 専用タブレット補償サービス200円/月 セット受講:9,084円〜 単科受講:2,023円〜 | オンライン |
スマイルゼミ | 学校内容の復習をしたい方 | 小学生 中学生 高校生 | 専用タブレット代:10,978円 タブレットあんしんサポートパック:3,960円/年 標準クラス:7,480円〜/月 | オンライン |
スタディサプリ | お手頃価格で学習を始めたい方 | 小学生 中学生 高校生 | 月額1,815円〜 | オンライン |
デキタス | ゲーム感覚で手軽に学習したい方 | 小学生 中学生 高校生 | 4,400円/月 | オンライン |
3-1. スダチ
【スダチがおすすめの人】
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 今の学校へ再登校してほしい方
不登校を解決させたい方に、特におすすめのサービスです。
通信教育とは異なりますが、息子が不登校だった時に一番効果があったところなので紹介します。
3-1-1. スダチの基本情報
対象年齢 |
小学校 中学校 高校 |
授業料 |
親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-1-2. スダチの特徴
スダチは、不登校の問題を解決するための専門サービスです。オンラインで親御さんから現在のお子さんの状況や様子を聞きながら、不登校の根本的な問題の解決に導いてくれます。私も実際に利用して、不登校の息子と会話をしながら親子で変わっていけたように思います。息子の様子が目に見えて改善していって、最終的には自分で学校に行くと言い出したので、本当に相談してよかったなと思っている場所です。
子どもが不登校になってしまう根底には、様々な問題があります。親子関係、お子さんの自己肯定感、学校での問題など、そういった問題を対話を通して改善していくのがスダチのサポート。また、スダチは基本的には親御さんとしかやりとりせず、子どもに直接アプローチはしません。子どもと対話をして解決に導くのは親、という考え方を持っているので、親御さんを通じて支援をするというのが大きな特徴です。
毎日お子さんの様子を聞き取り、それに対して具体的なアドバイスと接し方をフィードバックしてくれ、それを繰り返すことで親自身が変わっていきます。子どもと一番長く過ごしている親が直接サポートすることで、子どももどんどん変化していくのです。
スダチを利用した結果、多くのお子さんが平均3週間で学校に戻ることができているようです。2024年1月時点で、800名以上のお子さんが再登校に成功しているとのこと。
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3-2. すらら
【すららがおすすめの人】
- 自分のペースで学習したい人
- 出席扱い認定を受けたい人
無学年式オンライン教材なので、自分の苦手から着手することができるサービスです。
3-2-1. すららの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
入会金:7,700~11,000円(税込) 月額:3教科8,228円(税込)/月~ |
通学かオンラインか |
オンライン オフライン(関東・関西エリア) |
公式HP |
3-2-2. すららの特徴
すららはタブレット学習型の通信教育サービスです。1単元15分で終わるように設定されており、授業を受け終わるとポイントがたまるシステムでお子さんの達成感や自己肯定感を育む設計になっています。テストや演習をするとポイントがもらえ、そのポイントで景品と交換できるというシステムがあり、お子さんは楽しみながら学習することができます。
すららコーチという担当から、お子さんの学習の様子や改善点などが毎日メールで届くので、お子さんの学習サポートをしっかりと行ってくれます。すららでは、すでに1200人以上の不登校生徒の出席扱い認定を受けているため、出席日数を確保したいと考えている中学生のお子さんにおすすめです。
3-3. サブスタ
【サブスタがおすすめの人】
- 計画的な学習をしたい方
- 固定の金額で効率よく学習をしたい方
サブスタでは学習計画に力を入れており、お子さんに無理のない計画を提案。実施していくことでお子さんの自己肯定感が上がっていきます。
3-3-1. サブスタの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 |
授業料 |
7,900円/月 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-3-2. サブスタの特徴
サブスタは、PC、スマホ、タブレットなど映像が見られるものであれば自由に学習できます。基本固定の授業料で中1から中3までの内容を総復習できるので、勉強の遅れを取り戻しやすいです。
学習アドバイザーがお子さんの学習スケジュールを組んでくれるので、計画的で効率の良い学習が叶います。また、学習アドバイザーからお子さんの学習状況や理解度をまとめたレポートが貰えるので、出席日数を確保に利用できる教材です。
3-4. 進研ゼミ
【進研ゼミがおすすめの人】
- 勉強が好きになって欲しい方
- タブレットだけでなく紙教材も利用したい方
人気のキャラクターや勉強に特化したゲームを提供してくれているのが進研ゼミ。勉強が楽しくなる工夫をしてくれているのが特徴です。
3-4-1. 進研ゼミの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
チャレンジパッドサポートサービス:360円/月 ハイブリッド(タブレット+紙教材):4,990円〜 オリジナル(紙教材):4,400円〜 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-4-2. 進研ゼミの特徴
進研ゼミでは、タブレットと紙教材のハイブリッドでの学習サポートをしてくれます。基本的な授業はタブレットを使い、定着するために紙教材も合わせて利用できます。
子どもたちが楽しみながら勉強できるゲーム型の暗記ツールも豊富なので、勉強があまり好きではないお子さんでも楽しんで勉強に取り組めるのが良いところ。
ただ一般的なタブレットではなく進研ゼミ専用の「チャレンジパッド」をレンタルする必要があります。
3-5. Z会
【Z会がおすすめの人】
- 効率よく受験勉強をしたい方
- 苦手なところや躓いているところの対策をしたい方
AIを利用した独自の技術で、2023年度イード・アワードの中学生部門最優秀賞・優秀賞を受賞。中学生タブレット部門最優秀賞も受賞しています。
3-5-1. Z会の基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
専用タブレット費:24,900円~ 専用タブレット補償サービス200円/月 セット受講:9,084円〜 単科受講:2,023円〜 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-5-2. Z会の特徴
Z会の通信教育サービスは、AIを利用した独自のサービスを展開しています。お子さんがタブレットで解いた内容をAIが分析し、「どこから間違っていたのか」「どうして間違ったのか」を具体的に解説してくれます。解説後は類題で演習することができるので、お子さんの学力定着のための最短ルートを提示してくれます。
効率の良い勉強ができるので、学力が心配な不登校のお子さんや、受験を控えたお子さんにおすすめのサービスです。
3-6. スマイルゼミ
【スマイルゼミがおすすめの人】
- 学校内容の復習をしたい方
- 少しでも学習に取り組んで欲しい方
学校内容の総復習に使える通信教育サービスです。
演習、暗記サポートなど多彩な学習方法で、お子さんの学習をサポートしてくれます。
3-6-1. スマイルゼミの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
専用タブレット代:10,978円 タブレットあんしんサポートパック:3,960円/年 標準クラス:7,480円〜/月 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-6-2. スマイルゼミの特徴
スマイルゼミでは、タブレットを使った学習を提供してくれます。解説動画は3分、演習やテスト、ゲーム性の高い暗記クイズなどがあり、お子さんを飽きさせずに学習へ取組ませることができます。勉強をすればポイントがたまるシステムがあるので、お子さんの自己肯定感を高めながら楽しく勉強することができます。
お子さんの学習状況を親御さんがリアルタイムでチェックできる「みまもりネット」や、学習状況報告書なども送られてくるので、学校と連携すれば出席日数の確保も可能です。
3-7. スタディサプリ
【スタディサプリがおすすめの人】
- お手頃価格で学習をしたい方
- 1万問以上の演習で定着を目指したい方
通信教育サービスの中でも最安値のスタディサプリ。
解説授業を見ながら、紙教材を使って演習を繰り返して知識の定着を目指します。
3-7-1. スタディサプリの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
月額1,815円〜 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-7-2. スタディサプリの特徴
スタディサプリは1単元5分の授業を通して、学習を深めていくスタイル。演習は紙教材を使用してわからなければ解説動画を見ることができます。契約すれば学年をまたいで動画を見ることができるので、受験勉強にもおすすめの教材です。
値段も非常に安く、気軽に始められるのがスタディサプリのメリットです。また、ミッション機能があり、週にどこまで進めるかを決定してアラームをつけることもできますし、週単位の学習の進捗の把握がしやすいです。
3-8. デキタス
【デキタスがおすすめの人】
- ゲーム感覚で気軽に勉強したい方
- わからないところまでじっくりと学習したい方
ゲーム感覚で気軽に勉強したい方におすすめのサービスです。
タブレットを使って、お子さんの気を引くようなキャラクターやゲーム性の高い学習を受けられます。
3-8-1. デキタスの基本情報
対象年齢 |
小学生 中学生 高校生 |
授業料 |
4,400円/月 |
通学かオンラインか |
オンライン |
公式HP |
3-8-2. デキタスの特徴
自分そっくりのキャラクターを育てながら学習できるのがデキタスの通信教育サービス。勉強があまり好きではないお子さんでも楽しみながら取り組めるのが魅力です。
振り返り学習ができるようになっていたり、オンライン授業を受けたりすることもできるので、わからないところがそのままにならないのも、良い点でしょう。
以下の記事では、中学生の不登校のお子さんにおすすめの通信教育サービスを紹介しています。合わせてご確認ください。
不登校の中学生向け通信教育のおすすめ6選|不登校対応サービスの選び方と利用する際の注意点も解説
4. 不登校のお子さんにおすすめの勉強方法
不登校のお子さんが勉強する方法は以下の通りです。
- 市販教材や教科書で自主学習
- タブレット学習を中心とした通信教育
- 家庭経を利用する
- オンライン学習サービスを利用する
- 教育支援センターを利用する
それぞれのメリット、デメリットについて詳しく解説します。
4-1. 市販教材や教科書で自主学習
市販教材や教科書を使って学習するのは、一番リーズナブルで初期費用もかけずに行える学習方法です。お手軽ではありますが、自分で勉強しなければいけないので躓いた時の解決方法がないこと、学びが深められないというデメリットがあります。
4-2. タブレット学習を中心とした通信教育
タブレットを使った通信教育を利用する学習方法は、ネット環境さえあればどこにいても学習できるのがメリットです。
映像授業は5分から10分程度がほとんどで、解かなければいけない問題数もさほど多くありません。1単元にかける時間が長くないので、お子さんが気軽に始めやすいでしょう。
わからない部分や質問がある場合はメールなどで問い合わせることができるところが多いです。ただ、すぐに返事が返ってくるわけではないので、どのくらいで質問が返ってくるのかは事前に調べておくとよいでしょう。
4-3. 自宅で家庭教師を利用する
自宅に家庭教師を呼び、学習する方法もあります。家庭教師は月謝が高くなりやすいのですが、マンツーマンでじっくりと教えてくれます。教師と信頼関係を築きやすいのも良い点です。
家庭教師の場合、お子さんの苦手やできない部分のサポートに手厚く安心です。
ただ、受験という面で考えると高校情報や受験情報は家庭教師の先生の力量に寄ってしまうのはデメリットです。
4-4. オンライン学習サービスを利用する
オンライン学習サービスとは、パソコンやタブレットを使ってオンライン上で個別指導の学習を受けたり、集団塾などに通うことができるものです。
すべてオンライン上で行うので、お子さんは周りの目を気にせずに学習することができます。わからないところはすぐに質問ができるところが多く、オンラインで24時間質問できるサービスなども行っています。
不登校対応のオンライン学習サービスでは、お子さんのメンタルサポートやこまめな面談を行ってくれる場合もあります。
おすすめのタブレット学習サービスは、次の記事で解説しています。
不登校の子どもへおすすめできるタブレット学習7選を紹介!選び方・メリットを徹底解説します
4-5. 教育支援センターを利用する
市町村に教育支援センターと呼ばれる、教育委員会が設置した不登校者向けの機関があります。無料で利用できること、不登校に理解のある支援員がサポートしてくれるのでお子さんに寄り添った学習を行ってくれます。
教育委員会が設置している機関なので、出席扱いになりやすい傾向にあり、親御さん・お子さんの両方の相談とカウンセリングも行ってくれます。
デメリットは自宅から近い位置にない場合、通うことがお子さんにとって大きな負担となってしまうことです。
5. 不登校のお子さんが学習する上での注意点
不登校のお子さんが学習する上で、気を付けて欲しい注意点をまとめました。
お子さんが不登校だと、親御さんのほうが不安になってしまって
「このまま不登校のままだったらどうしよう」
「高校進学もできないかもしれない」
と思ってしまう方もいるでしょう。
不登校になったからといって、お子さんの人生が終わってしまうわけではありません。不登校というお休みは、お子さんにとって必要なものであったと考えるようにしましょう。
勉強も大切です。進学も大切です。ですが、一番大切なのはお子さんがまた社会復帰することです。今通っている学校に復学できるように親御さんがサポートしてあげましょう。
5-1. お子さんが「勉強したい」というまで待つ
「学校に行きたくない」と「勉強したくない」は別なので、お子さんが勉強をしたいと自ら言っている場合は、学習できる環境を整えてあげることが大切です。
逆に、お子さんが勉強したいというまでは、勉強をすることを押し付けないようにしましょう。
「学校に行けないのだから、せめて家で勉強してほしい」
そう思う親御さんの気持ちも理解できますが、その気持ちでお子さんに勉強をさせてしまうことはお子さんの意志を尊重しておらず、親御さんの気持ちを押し付けているだけに過ぎません。
親御さんが押し付けて塾や通信教育を始めると、お子さんは「親が望むことをしているから、やるべきことはやっている」という気持ちになってしまいます。今ある学校へ再登校しなくてもよいと、1番の目的を見失ってしまうのです。
また、無理矢理勉強させている場合「親がやれといってるから、通信教育をやっている」という他責志向にもなりやすいです。学校で感じたストレスや問題から目をそらして、学校に行けないのは周りのせいだと短絡的な考え方をするようになってしまう恐れもあります。
本人の意思ではなく親御さんが無理矢理勉強させてしまうと、お子さんは通信教育をやったりやらなかったりが続いてしまって、そこから親子関係が乱れてしまうリスクも高まります。
もし、自分の意志で勉強したいと思っているのならば、自分で決めたことだからと最後までやり遂げる力が身につきますし、自分の為にやっているのだと自覚することもできます。
一番重要なのはお子さんの気持ちです。
勉強させたい気持ちは分かりますが、お子さんが自分自身で決めるまでは待つようにしましょう。
5-2. 通信教育を受けただけでは不登校の根本的解決にならない
「通信教育を受けさせれば、不登校が改善して高校に進学できるかもしれない」
「高校に進学すれば、子どもは不登校が改善されるかもしれない」
そう願っている親御さんは少なくありません。
通信教育を利用することで学力が向上することや、高校に進学することでお子さんの周りの環境が変わることは、お子さんにとっていい変化が見られる可能性は高いです。
しかし、周りの環境が変わっても、お子さんが不登校になった「根本的な原因」の改善にはならないのです。不登校改善の可能性は高くなりますが、本当の意味での不登校の解決にはならないのが現状です。
通信教育を利用して勉強をすることでお子さんの将来の選択肢が広がりますが、そのまま復学できずにひきこもりになってしまう可能性もあります。学力を高めて、出席日数を確保してせっかく入学した高校にもほとんどいけなかったというお子さんもいます。
私の息子もオンラインの学習塾で週に2度授業を受けていましたが、それと並行して「不登校改善」を目的としたスダチを利用していました。
5-3. フリースクールや通信制中学などに入学すると「復学」が遠のく
お子さんが学校に行けない時に、なんとか学校に行って欲しいと通信制の学校に入学させたり、フリースクールに行かせるのは、根本的な解決にはつながりません。
むしろ、一般的な中学校とは違うシステムの通信制の学校やフリースクールの生活に慣れてしまうと、元の学校への復学が難しくなってしまいます。
不登校は悪いことではないですが、最終的にはお子さんが「今の学校に復学」することが一番だと考えています。まずはお子さんを休ませてあげて、その間に親御さんがお子さんの不登校改善に向けて、スダチさんなどの専門機関に相談するようにしましょう。
6. 不登校対応の通信教育についてよくある質問
ここでは、不登校対応の通信教育についてよくある質問に回答しました。
中学生におすすめの不登校対応の通信教育は?
中学生におすすめの不登校対応の通信教育は、以下の3つです。
- 出席扱いの実績がある「すらら」
- 9教科すべてをカバーできる「スマイルゼミ」
- わからないところをAIが判別してくれて効率よく学習できる「Z会」
通信教育サービス・すららは、出席扱いの実績が多数あります。ゲーム性の高いお子さんが楽しく勉強できるタブレット学習なので、お子さんが飽きずに取組むことができます。
スマイルゼミは、受験に必要な5教科だけでなく、副教科も合わせた9教科の学習ができるので、学校を休んでいる間の学習の遅れが気になる方におすすめです。
高校入試を見据えるなら効率よく学習することが求められます。Z会の通信教育ならAIがお子さんの苦手、躓いている部分を把握してくれて適切な課題、適切な解説を行ってくれるので根本的な学習の躓きを解消することができます。
小学生におすすめの不登校対応の通信教育は?
小学生におすすめの不登校対応の通信教育は以下の2つです。
- すらら
- デキタス
すらら、デキタスのどちらもタブレットを使ってゲーム感覚で学習できることがメリットです。小学生は集中力がなかったり、自分で勉強できなかったりするのですが、ゲーム感覚で学習を進められるので楽しく学習することができます。毎日ログインするとログインボーナスがもらえたり、課題を実施するとポイントがもらえるなど、子どもが楽しく学習できるような工夫がされています。
小学生向けの不登校対応通信教育おすすめ5選!不登校の子どもが勉強しない原因と勉強方法比較
通信制中学校とはなんですか?
通信制中学校とは、学校に行かずに学習ができる通信制の学校のことを指します。
月に数万円の学費を支払う代わりに、通信教育によって中学生に必要な学習を促します。勉強以外にもプログラミング学習やその他のスキル学習などがあり、高校進学とお子さんの成長につながる学習を行えます。
通信制中学校に通ってしまうと、そのまま通信制の高校に通うことになったり、フリースクールのように自分のやりたいことをできる代わりに社会復帰や復学は難しくなります。
不登校は親のせいですか?
結論から言うと、不登校は親のせいではありません。
お子さんが不登校になってしまうと親である自分を責めてしまいそうになりますが、親御さん自身も自分自身を責めないように気を付けてくださいね。
お子さんが不登校になったことは、様々な原因・要因・問題が重なって起きてしまったことです。それをひとくくりに「親のせい」とは言えません。
ただし、不登校を解決するには正しい親子関係の構築は必須です。
- 結果ではなく、お子さんの行動の過程をたくさん褒める
- 親子の立場を逆転させない、ダメなことはダメだと毅然とした態度で教える
- 子どもが親の顔色を伺うような関係ではなく、なんでも話せる関係に
- 日々の何気ない会話やスキンシップを大切にする
正しい親子関係を構築すると、お子さんは親御さんを信頼してくれます。
いつも自分の行動をしっかりと見てくれていて、結果ではなく過程を褒めてくれる。感情的にならず、毅然とした態度でダメなことはダメだと教えてくれる、そんな親御さんになら、信頼してお子さんは自分の中で悩んでいることなどを素直に話してくれるようになります。
信頼できる親御さんから褒められることで、お子さんの自己肯定感が育っていき、最終的に不登校の解決につながるのです。
不登校は親のせいではないですが、解決するためには親御さんの協力は不可欠です。
不登校でも出席扱いにしてくれる学校はありますか?
不登校でも出席扱いにしてくれる学校はあります。文部科学省から通信教育などのサービスで学校同等の学習ができていれば出席扱いとすると定められているので、公立中学・私立中学どちらも柔軟に対応してくれます。
ただし、出席扱いにするためには学校と密な連絡・連携をしていることが前提になりますので、お子さんが不登校になったときは学校を責めるのではなく冷静に、今後の事を相談しましょう。
不登校の子どもはなぜ勉強しないのですか?
「子どもが不登校なのに勉強をしません」という意見をよく貰いますが、不登校のお子さんは勉強しないのではなくできない状態です。お子さんは不登校になる前になにか大きな問題や悩みがあり、それを解決できずに悩んでいる状態で、活動するエネルギーを失ってしまって休んでいる状態です。不登校になりながら、自分の回復を行っている状態なので無理に勉強をさせようとするのは逆効果です。
まずはお子さんが休みたいという気持ちを受け止め、休ませてあげましょう。
しかし、そのまま放置してしまうと不登校が長引いたり、ひきこもりになってしまう可能性もあるので、親御さんは不登校改善の為に動く必要があります。
お子さんが回復していき、活動するエネルギーが増えると「勉強したい」というようになります。
「勉強をさせないと」と不安になる気持ちも理解できますが、まずはお子さんの気持ちを大切にしましょう。お子さんが自分から勉強したいと言ったときには、通信教育などを利用して勉強ができる環境を整えましょう。
不登校から回復するのに何カ月かかる?
不登校から何日で回復するかは、お子さんによって変わってきます。1週間で学校に戻れる子もいれば、1年以上不登校のお子さんも少なくありません。急に学校に行くようになるのは非常にまれで、不登校になった原因や問題を解決しないとずっと不登校のままです。
私が利用したスダチでは、平均3週間で不登校を解決して復学を実現しているようです。スダチでは正しい親子関係の構築を最優先にします。子どもからの信頼が得られたら、親子の会話を通して、子どもの悩みや不安、問題解決に導いてくれます。お子さんがどれくらいで不登校を改善できるかは、親御さんにかかっています。
まとめ
不登校のお子さんに起こりえる学習の遅れをサポートしてくれるのが通信教育サービスです。個別指導の塾よりもリーズナブルな金額で利用でき、タブレットを使ってお子さんの学習をサポートしてくれます。通信教育サービスを利用して出席日数を確保するというご家庭が増えており、お子さんの将来の選択肢を広げることができます。
不登校であっても勉強をすることができる通信教育サービスを利用することで、出席日数を確保することもできるので、ぜひ利用したいサービスのひとつです。
しかし、不登校対応の通信教育は、お子さんの学力向上が目的であるため不登校の根本解決は目指せません。出席日数を確保して高校に合格しても不登校が改善されず、高校も不登校になってしまうお子さんは少なくありません。
お子さんと親御さんの心に少しでも「今の学校への再登校を目指したい」という考えがある場合は、不登校の問題に特化した支援先の利用をおすすめしたいです。
実際に私もスダチさんのサービスを利用して、子どもの不登校を解決し、再登校することができました。現在息子は自ら楽しんで学校へ通い、自分で目標を立てて日々勉強を頑張っています。
不登校になる前の息子と比較しても、とても前向きな考え方になっていて、勉強にも今まで以上に意欲的になっています。親としては本当に嬉しい限りです。
「この先どうすればいいのか」「本当に再登校できるのか?」といった不安を抱えている親御さんは、復学を目標とする支援先への相談も検討しましょう。
スダチでは、初回相談は無料で具体的なアドバイスをもらえました。
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